IOTAが急騰その謎に迫る

世界的に人気にも関わらず、日本では売られていない仮想通貨はいくつかありますが、IOTA(アイオータ)はその代表格ともいえます。ざっと説明しますと、IOTAはその名の通りIOTで使用可能な仮想通貨となっていて、Tangle(タングル)という技術を採用し、送金を無料することを可能にしました。IOT(Internet of Things)の略称で、様々な物がインターネットに繋がるようになる仕組みのことをいい、将来的には800億ドルもの市場規模が予測されています。

例えばスマートフォンを使って部屋が寒いときに帰るまでにエアコンで部屋を暖めておくこと、お風呂を入れておくことなどが様々なことができるようになります。COINCAPという仮想通貨の時価総額を表示している、サイトではIOTAは4位にランキングをしています。時価総額は1兆2000億円ほどで1MIOTAあたり、380円くらいで売買されています。しかし、先月くらいまでは、15位くらいだったような気がします。では一体何があったのでしょうか。後程書きますが、某大手企業との提携を発表がきっかけのようです。

今日はIOTAという仮想通貨がどのようなもので、Tangleの特徴や現在購入できる取引所などをまとめていきます。

IOTAとは?

IOTAは2015年にプロジェクトが発足し、12月にICOで3億円を調達に成功したことで話題になりました。ICOというのは、ある企業が新規事業を起こす際にトークンという通貨を発行することによって資金調達をする方法のことです。

そして2016年7月に開発された仮想通貨です。IOTの際に使用されることを前提として作られた仮想通貨です。2017年の6月から取引所で売買が開始されると、一気に数百倍も価格が上昇しました。発行量も約2779兆IOTAとビットコインや他のアルトコインと比べても圧倒的に多いことが分かります。

しかし2779兆IOTAという膨大な発行量にも理由があります。今後IOTが浸透すると、1秒間に何百、場合によっては何千もの取引を一度にしないといけなくなってしまいます。そのため、IOTAは、従来の仮想通貨より発行量が多く、手数料も無料になっているのです。

現在IOT関連の商品を使うのは、前述した通り膨大な情報量で逐次情報のやり取りをしないといけないため、非常に高価になってしまっています。ではどうしてTangleを使用することで、手数料を無料にすることができるのかといいますと、Tangleが非循環有向グラフ構造に基づいた「ブロックチェーンに似た動きをする構造により処理が行われる技術」(DAG Direct acyclic graph)を使っていることから「次世代のブロックチェーン」ともいわれているからです。

ビットコインなどのブロックチェーンは一つずつブロックをチェーンで繋げています。承認をされる度にブロックにチェーンを繋げていく作業をしていきます。IOTAの場合は各ブロックに繋げるチェーンが決まっていて、かつ同時に複数のブロックを承認することができるのです。

IOTAが手数料無料にできる理由

IOTAは従来の仮想通貨より発行量が多く、手数料も無料というメリットがあるビットコインのブロックチェーンは、売買が行われた際には必ず毎回ブロックチェーンを更新する、マイニングという技術が採用されています。そしてマイニングをする人のことをマイナーと呼びます。マイナーたちは、マイニングをすることで報酬として得られる、ビットコインのためにマイニングをしています。

現在このマイニングという技術は非常に高度なコンピューターが必要で、特にビットコインの場合、ASIというマイニング専用機を使用しないとマイニングをすることはほぼ不可能といわれています。逆をいえばこのマイニングをする人、マイナーがいることでブロックチェーンが維持されているといっても過言ではありません。もう少し言うと、マイナーへの報酬がビットコインの手数料を高くしているといってもいいでしょう。

しかしTangleの場合、承認する際に起こるマイニングを自分自身の持っている端末でしているのでIOTAにはビットコインなどのようなマイナーと呼ばれる人たちはいないことになります。その結果、手数料を無料にすることができているのです。ただ勘違いしやすい所が、あくまでもプラットフォーム上の取引の上で、ということなので、取引所などでIOTAを購入する際には手数料が必要です。

切っても切り離すことのできないハッキング問題

IOTは非常に近未来的な技術で待ち遠しい技術でもありますが、一方でハッキング問題も取りざたされているので、非常に注意が必要です。日本でも2013年国内の複数の大学でFAXやスキャナーで読み取った情報がネットで閲覧できる状態になっていたこと、去年も複数の学術機関でデーターの漏洩事件が発生しています。

IOTAのセキュリティは安全なのでしょうか。IOTAに関してはTangleの独自のアルゴリズムを使っていて、ブロックチェーンの多数決を使っているのではなく、投票という原理を使用することによって、投票参加者を選出することによって、ハッキングなど不正が不可能なシステムとなっています。

今後のIOTAの課題は、

〇ブロックチェーンとは異なっているので本当に安全なネットワークが確実に構築されているのか。
〇チェーンが拡散してしまう恐れはないか。

などが挙げられています・

IOTAの価格変動

11月の後半から12月2日までは1MIOTあたり、100前後と比較的安定していましたが、急激に価格が上昇12月2日から8日にかけて、1MIOT、572円まで急騰しました。どうしてたった一週間ほどで5倍もの価格変動が起こったかというと、IOTAがマイクロソフトや富士通などの計20社以上の企業と提携し、Internet of Thingsの公的にアクセスできるデーターマーケットプレイスを立ち上げたからのようです。

この発表によってIOTAは大きく価格を上げたのではないかと予測できます。現在、1MIOTあたり500円前後と少し値を下げていますが、急騰した後の調節のように推測できます。前述したように、将来的に800億ドルという規模の市場になると予測されている以上、IOTAがこれからさらに色々な会社との提携の話が出てくることは間違いないです。そうなればさらにIOTAの価格は上がっていくことでしょう。現在日本の取引所では購入できないのが残念ですが、coincheckやbitFlyerなど、日本の主要な取引所の取り扱いが決定したらIOTAの価格はさらに上がっていくことでしょう。

IOTAを現在購入できる取引所

IOTAが購入できる代表的な取引所を紹介していきます。

〇Bitfinex
〇Binance

以上2つの取引所が有名です。特にBinanceは、中国の取引所ですが、日本語対応でもあるのでBitfinexより登録し易いでしょう。さらにBinanceは、ビットコインが分裂した際のコインをいち早く配布してくれることでも有名です。今後ビットコインの分裂がかなり多く予測されているので、一早くもらいたい方はビットコインをBinanceに移行させておくのも良いでしょう。注意しないといけないのが、日本円でIOTAを買うことができないので、一旦日本の取引所でビットコインを買ってからBinanceに移動させないといけないことです。

全世界で仮想通貨は1000種類を超えているとされ、現在ランキングでトップの仮想通貨も来年には消えている、なんてことも十二分に考えられます。しかしIOTAのような使いどころがはっきりしているものは、消えるようなことはないでしょう。今後世界のIOTを止めることはできないし、止まることもないでしょう。その際にIOTAが使われるようになることは非常に高いのではないでしょうか。

いくらまで上がるか? というのを予測するのは難しいですが、少なくとも1000円くらいまでは将来的にいくのではないかと予測しています。そう考えると、現在の価格である500円というのはまだまだ安値なのではないか、と考えています。