ビットコインの現物取引だけではなく、信用取引も試してみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

「ビットコイン信用取引ってどんなの?」
「ビットコイン信用取引がおすすめの理由は? 」
「ビットコイン信用取引で使うレバレッジの仕組みは?」
「ビットコイン信用取引ではロスカットに気をつけないといけない?」
「ビットコイン信用取引の追証とはどんなもの?追証なしのほうがいいの?」

上記のような疑問にお答えします。ビットコイン信用取引はレバレッジ取引になりますので、信用取引は証拠金維持率を高く保たないとロスカットされる恐れがあります。ロスカットされてしまうと損失が確定してしまいますので、いつまで経っても儲けることができません。記事の中盤で、レバレッジ取引やロスカットの仕組みなどを詳しく解説しています。ロスカットを回避しながら堅実なトレードができるように、この記事を参考にしていただければと思います。

ビットコイン信用取引とは?

「ビットコイン信用取引はビットコインFXとなにが違うの?」と疑問に思う方が多いと思います。一言でいえば、ビットコイン信用取引とはお金を借りてビットコイン売買を行なう方法です。お金がない時もトレードできるというメリットもありますが、信用取引で借りた資金は返済しなくていけません。一方でビットコインFXでは、まず証拠金を預けて、その証拠金にレバレッジをかけた金額の分だけ売買ができましたよね?

ビットコイン信用取引には、信用に応じて借りたお金に対する金利や管理手数料がかかるので費用がかさみます。また信用取引は土日はトレードができません。ビットコインFXにはこのような制限はありませんでした。いま手元にお金がないけれど、トレードがしたい人はビットコイン信用取引をすることができます。

ビットコイン信用取引がおすすめの理由

ビットコイン信用取引もビットコインFXとおなじレバレッジ取引なので、少ない資金で大きな資金を運用できます。たとえば証拠金を100円預け、レバレッジが5倍で売買をすれば、500円を運用できますよね。手元には100円しかなくてもレバレッジをきかせれば500円分の売買が可能になります。

またビットコイン信用取引は信用に応じて大きい資金を動かせるので、信用が大きければ大きく稼げる可能性も広がります。レバレッジ取引ができるので、100円しか手元になくても500円分の取引ができましたよね?これが100万円単位になるとまた規模がだいぶ変わります。投資は手元資金が多いほど有利なので、レバレッジをかければ稼ぎやすくなります。さらにビットコイン信用取引では、下げ相場でも稼ぐことができます。

ビットコイン現物取引では、ビットコインの価値が下がっているときには利益を出せないですよね。安いときにビットコインを買って、価値が上がったタイミングでビットコインを売るしかありません。しかしビットコイン信用取引では、ビットコインを売りから入ることができます。つまり信用取引では手元にないビットコインを売り、後からビットコインを買い戻すことができるのです。売りから注文もできれば投資の幅が広がります。このようにビットコイン信用取引はレバレッジ取引ができるので、現物取引よりも稼ぎやすく、投資手法の幅を広げられるのでおすすめです。

ビットコイン信用取引のレバレッジとは?

「レバレッジ取引ってどんな仕組みだったかな?」と記憶を辿っている方もおられると思いますので、詳しく解説します。レバレッジ取引とは、少ない資金で大きな売買ができるようになる仕組みで、トレードには証拠金が必要です。この証拠金に対して、レバレッジをかけて売買可能額が決まります。たとえばGMOビットコインではレバレッジ5倍で売買ができるので、10万円分のビットコインを預ければ、50万円分のビットコイン売買ができることになります。

しかしここで注意点があります。ロスカットです。仮想通貨取引所ごとに決められているロスカット基準に証拠金維持率が下回ってしまうと強制決済(ロスカット)が行なわれてしまいます。レバレッジ取引を行なう際は、ロスカット基準をつねに意識しながら売買をしてください。

ビットコイン信用取引のロスカットとは?

ビットコイン信用取引さきほど少し説明してしまいましたが、信用取引のロスカットとは強制的に売買を決済されてしまうことです。ロスカットは投資家の損失が膨れ上がらないようにするための予防策とも言えます。とはいえ、信用取引でロスカットを出し続けてしまえば、損失ばかりが確定されてしまうので、一向に稼ぐことができません。そのため、ビットコイン信用取引で儲けるためには、ロスカットを回避する必要があります。

仮想通貨取引所ごとに、信用取引のロスカット基準が設けられています。ロスカット基準は、証拠金維持率によって表されるのが一般的です。証拠金維持金率とは、証拠金に対して、トレードの評価額と口座残高がいくらであるかを表したものです。式にすると下記のようになります。

● 証拠金維持率=時価評価総額/必要証拠金
● 時価評価総額=口座残高+建玉評価損益

たとえばGMOコイン口座に10万円を入れて、1ビットコインが10万円のときに1ビットコインを買いポジションで保有するとします。その後、1ビットコインが5万円まで下がると、5万円の損ですよね。このときの証拠金が5万円だとすれば、証拠金維持率は100%ですよね。GMOコインの場合、証拠金維持率が75%未満になれなければロスカットされないので、証拠金維持率100%は安全です。

しかし、さらに損失を出してしまうとロスカットされる恐れがありますよね。ロスカットを回避するためには、追加で証拠金を預けてください。そうすることで、証拠金維持金率を上げることができます。もしくは、早めに損切りをしてみましょう。早いうちに損切りをしてしまえば、ロスカットされる心配はありません。初めは慣れないかもしれませんが、損切りするタイミングの基準をあらかじめ決めておくといいと思います。

ビットコイン信用取引の追証とは?

ビットコイン信用取引には追証という仕組みがあります。追証とは「追加証拠金」を略した言葉で、仮想通貨取引所に追加で預けるお金を指します。追証は含み損を出し続けたときに、信用取引でのロスカットが発生する可能性を知らせるアラートのような役目を持っています。ビットコイン信用取引の初心者はロスカットになりやすいのです。そのため、ビットコイン信用取引をこれから始める方は追証がある所を選ぶと良いでしょう。追証があると追加入金をする手間は増えますが、損は出しにくくなります。

一方で、中級者レベルになってくると、追証が煩わしくなってきます。中級者レベルであれば、損切りすべきタイミングを心得ているので、追証がなくてもロスカットされにくいですよね。まずは追証ありの信用できる仮想通貨取引所でビットコイン信用取引を始めて、慣れてきた頃に追証なしの信用できる所に切り替えるのがいいと思います。

ビットコイン信用取引はレバレッジ取引になりますので、ハイリスク・ハイリターンなトレードになります。ビットコイン市場は、ただでさえ価格変動が大きいので、法定通貨よりもリスクが高くなるのは予想できますよね。ビットコイン信用取引をするときは、ロスカットに気をつけて、堅実なトレードを心掛けてください。