仮想通貨が年末年始に大きく値上がりするという話が各地で囁かれています。前回のブーム暴騰中に高値掴みして失敗してしまった方や、前回は怖くて中々乗ることができず、悔しい思いをしたという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?今度こそ勉強して仮想通貨投資に上手く参入し、利益を上げようと意気込むのは素晴らしいことなのですが、前回失敗した、もしくはチャンスを掴めなかったとしたら、次のチャンスを掴むにはしっかりと勉強した上で行動を起こすことが欠かせません。
ブロックチェーン技術の奥深いところまでを詳細に理解する必要はないかもしれませんが、投資する対象の仕組みそのものを勉強することは投資家として必須です。今回は仮想通貨を勉強する上で効率的な勉強方法や重要な論点についてまとめています。ぜひ、勉強の参考にしてみてください。
仮想通貨の勉強におすすめの方法
仮想通貨の基本を勉強するための教材は探せば溢れています。書店に行っても入門者向けの本が並んでいます。仮想通貨である程度収益を得ることが目的であれば高々1,000円や2,000円の投資を惜しむべきではないというのが筆者の持論ですが、もしそのお金を投じる覚悟がないようであれば、電子書籍でもごく簡単な入門書が数百円といった単位で購入することが可能です。
インターネット上でブログなどを探しても初心者向けに丁寧に解説されたブログやサイトはたくさん出てきますし、活字を読んで勉強するのが面倒であれば動画サイトでも、わかりやすい解説動画などが公開されていることもあります。こういった教材であれば多くは無料ですが、本当に勉強用の教材として適切かどうかの精査は必要になってきます。
中にはアフィリエイト目的でいい加減な情報を記述しているものや、場合によっては悪質な詐欺商材の販売目的という可能性もゼロではありません。無料なりのリスクがあることを含めて正しい判断を行うことを心がけてください。なお、投資のみが目的であれば、そもそも仮想通貨そのものについて勉強の必要があるのかという論点があるかと思いますが、仮想通貨をギャンブル目的ではなく、仮にも投資の目的で購入するのであれば、最低限の投資以前の勉強と知識も不可欠です。
仮想通貨の投資で失敗しない勉強方法
仮想通貨の基本について最低限の理解をした上で、投資を行う段階になって、もし仮に投資の経験がないとしたら投資そのものについても勉強する必要が出てきます。投資の方法についても仮想通貨そのものの勉強法と同様に、書籍(電子書籍含む)、無料ブログ、無料動画など無料、もしくは低価格で勉強できるものも沢山あります。 無料のものほど、情報の質は玉石混合ですので見分ける目が必要になってきます。
まったく自信がなければ最初は書籍を購入して勉強されることをお勧めします。中には有料のセミナーで勉強するという選択肢もあると思いますが、こちらの勉強方法も基本的なことを自分で理解した上で参加した方が勉強効率は良いでしょう。有料セミナーも同様に、質は玉石混合です。また、ある程度勉強して知識を付けたら、実践してみることも立派な勉強です。
最初からお金を動かすのが恐ければ、本番に近い環境で動かせる「デモトレード」を行い勉強するのもよいでしょう。ただし、実践に勝る学習はありませんので、操作に関する不安が解消されたら少額からでよいので、本番環境での実践が必須になってきます。
仮想通貨にチャートの勉強の必要はあるのか
仮想通貨に限らず、短いスパンでの値動きがある投資商品にはチャートがつきものです。仮想通貨投資の勉強をする上でもチャートの勉強は必須でしょうか?結論としては投資スタンスに寄ります。レバレッジをかけて短期的なスパンで売買を繰り返すトレード的な視点で儲けるのであれば、チャートが生命線となります。
一方で仮想通貨の超長期的な価値の値上がりを期待して今のうちに買って放置するようなスタンスであれば、チャートは極論、無視することもできます。最初はどちらのスタンスが自分に向いているのかもわからないと思うので、基礎は一通り抑えておきましょう。
その上で長期目線で見るのであれば参考指標程度の勉強で構いませんし、短期目線で見るのであればしっかりと勉強するようなスタンスが必要になってきます。いずれにしても、本当に基礎的な概念としては「移動平均線」「出来高」「ローソク足」といったポイントは、今後株式投資やFXなど、別の投資に手を広げるにしても必要不可欠となってくるポイントです。最終的には長期目線で考え、チャートなど見ないスタンスを取るにしても、最低限の理解を得られる程度の勉強には時間を割いても損はないでしょう。
仮想通貨の勉強の前提としてFXは有効か
投資を一通りやったことのある人であれば、仮想通貨投資に近いと感じるのは「FX」なのではないでしょうか?FXは法定「通貨」同士の売買ですが、仮想「通貨」同士の売買、もしくは法定「通貨」と仮想「通貨」での売買に根本的な仕組みとしては通じるものがあります。仮想通貨の勉強をする上でFXの知識は約に立つのでしょうか?もしくはFXの勉強をして知識を付けた上で始めた方がよいのでしょうか?結論としてはケースバイケースです。
FXの知識や経験があった方が最初の導入は早いでしょう。専門用語、注文の出し方の理解、レバレッジをかける場合のリスク管理など基本的な導入部分はFXの経験者であれば感覚的に理解できると思います。とはいえ、初歩の理解に有利とは言ってもFXと仮想通貨はまったく別の論理で動く投資です。
FXの達人だからと言って、それだけで仮想通貨の世界でも勝てるという保証はありません。仮にそもそも投資経験がない状態であれば、それを理解するためにわざわざFXを始める必要まではありません。最初は少し時間がかかりますが、仮想通貨の側で投資の基本を勉強して覚えれば問題ありません。
ただし、「仮想通貨FX」つまりレバレッジをかけて仮想通貨のトレードをするのであれば、FXの知識と勉強は必須かもしれません。FXと仮想通貨は別物ですが、仮想通貨FXはその名のとおり「仮想通貨で行うFX」です。基本的な概念や仕組み、注文の入れ方など基礎知識とデモトレードでも構わないので操作の仕方くらいは勉強し、覚えておいた方がよいでしょう。世の中に「仮想通貨FXの入門者教材」はそれほど多く出回ってはいませんが、「FXの入門者教材」であれば溢れています。入門としてFXを利用するのは有効です。
仮想通貨の勉強で投資の技術は磨けるのか
仮想通貨投資の世界で勝っていくために、どういうスタンスの投資スタイルを取るかを含めて、ご自身の技術を磨いていくことは必須となっています。勉強していくことで技術を磨いていくことは出来るのでしょうか。結論としては勉強も当然必要となってきますが、勉強だけで技術を磨いていくことは出来ません。それを本当に自分のものにするためには、実際に試行錯誤し、時には損失も出しながら実践していくというプロセスが必須となります。
勉強の中で実践に近いデモトレードですら少額であってもお金を入れて行う取引とは得られる経験値が全く異なります。操作を覚えるという意味では有効なデモトレードですが、いつまでもやっていることに意味はありません。少額でもよいので実践するフェーズに移らなければいつまでも技術を磨くことはできません。本やインターネットサイトを通じて技術をインプットするということも大切なのですが、それを知っているだけではほとんど意味はありません。
失敗しながら、自分が本当に使いこなせる技術を選び、身に着けていくというプロセスを得てこそ、本当に自分の武器となるのです。実践して、何かの技術を身に着けたらまた新しい技術をインプットし、そちらを実践してみるといったスタンスでインプットとアウトプットを繰り返しながら技術を磨いていくのが効率よいでしょう。