最近は仮想通貨について注目され、毎日のようにニュースで報道されています。自分も取引所で口座開設をして、始めたいと思っている人は、仮想通貨どころか、株やFXも未経験で、不安を抱いていることでしょう。しかし、仮想通貨の取引所で、ビットコインやアルトコインを売買するやり方は非常にシンプルです。まず口座を作り、仮想通貨を購入して、値上がりしたら売るだけです。取引所によって買えるコインが違いますので、自分が買いたいコインを取り扱っているところを選ぶと良いですね。ギャンブル性もそれなりにあるとはいえ、リスク管理を徹底すれば、うまく利益を上げることが可能だということです。
仮想通貨を始める前に準備すべきことがある
仮想通貨の始め方を説明する前に、ビットコインやアルトコインを取引するためのスマートフォンとパソコンを用意します。仮想通貨を始めるのに、なぜ必要なのかというと、Googleの二段階認証を導入するのに、必要なことだからです。国内と海外問わず、仮想通貨取引所のほとんどが、二段階認証を導入しているのが理由で、その設定を完了しないと、使用する機能が制限されています。
スマートフォンだけで二段階認証の設定は不可能ですが、パソコンでなくても、もう一台のスマートフォン、もしくは他のタブレット端末があれば、設定は可能です。スペックにこだわらなければ、スマートフォンは10,000円以下で購入することができます。
もうひとつは、本人確認の資料を用意しなければならず、本人確認を済ませないと、二段階認証と同様に機能が制限されます。本人確認の資料は主に、運転免許証、保険証、住基カード、パスポートなどです。どれかひとつでもいいので、必ず用意しましょう。
仮想通貨取引所を選ぼう
仮想通貨を始めるにあたって、まずはビットコインなど仮想通貨の取引ができる「仮想通貨取引所」のアカウントを取得して、口座を開設しなければなりません。しかし、この段階だと、口座開設できても、二段階認証と本人確認ができていない状態なので、この二つの設定をすることから始めます。二段階認証と本人確認の方法は、各取引所で説明しているので、省略いたします。
仮想通貨取引所の選び方についてですが、ビットコインに投資したい人は、国内でもっとも知られているビットフライヤーがおすすめです。ビットフライヤーはビットコインに強いのが特徴ですが、扱っているアルトコインは5種類、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、イーサリアムクラシック、モナコインとなっています。アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨で、ビットコインよりも注目されています。
ビットコインだけでなく、アルトコインも豊富に扱いたい人は、コインチェックとザイフという取引所がおすすめです。コインチェックのアルトコインは12種類、イーサリアム、イーサリアムクラシック、リスク、ファクトム、モネロ、オーガー、リップル、ゼットキャッシュ、ネム、ライトコイン、ダッシュ、ビットコインキャッシュがあります。
ザイフのアルトコインは9種類、ネム、モナコイン、イーサリアム、ストレージ、フィスココイン、ペペキャッシュ、カイカコイン、ネクスコイン、ゼンがあります。国内取引所の中でも、コインチェックとザイフが、多くのアルトコインを扱う取引所です。現在のビットコインは、値上がりと値下がりの乱高下があり、迂闊には手が出せないのが現状で、アルトコインであれば、価格自体が安いので、ビットコインより少ないのが、魅力的だということです。
本人確認と二段階認証を済ませたら仮想通貨を購入してみよう
本人確認と二段階認証を済ませたことで、取引所のすべての機能を使うことができます。一番やるべきなのは、仮想通貨の購入です。仮想通貨を購入するには、日本円を取引所に入金しなければなりません。入金方法は主に、銀行振込とクレジットカード決済とコンビニ入金です。
仮想通貨を利用している人の多くが、インターネットバンキングの口座を開設していますので、自宅でスマートフォンやパソコンを操作するだけで、簡単に入金できます。ただし、反映までには時間がかかるというデメリットがある一方、手数料はかからないのがほとんどなので、時間を気にしない人は、銀行振込がおすすめです。ちなみに、クイック入金というシステムがあり、そのシステムを利用すれば、1秒でも早く反映できますが、手数料がたくなるというデメリットがあります。
現金で入金したいという人は、コンビニ入金がおすすめです。ATMを介さなくても、コンビニを経由すれば入金できますが、手数料が発生します。クレジットカード決済とは、クレジットカードに登録することで、入金ではありませんが、直接仮想通貨を購入することが可能です。しかし、同様に手数料は発生しますが、登録しておくことで、土日祝日問わず、24時間いつでも購入できるというメリットがあります。
仮想通貨が目標金額以上に値上がりしたら売ってみよう
購入した仮想通貨が目標金額以上に値上がりしたら、取引所で仮想通貨を売却します。なぜ目標金額以上なのかというと、もっともっと儲けたいという欲望を抑えるためです。具体的に説明すると、仮想通貨が天井知らずな値上がりをし続けたら、さらなる利益を求めるために保有し続けます。しかし、突然急激に値下がりしたら、かえって損をしてしまうというリスクがあるからです。
たとえ損がなくても、ここで売れば大きな利益を得られたはずが、得られた利益がわずかになってしまうことがあるのです。ここまで利益を上げれば問題ないなど、目標金額を設定することで、それ以上の値上がりを見込めても、ここで売却すれば、急激な値下がりというリスクを最小限に抑えることができます。
仮想通貨を取引所で売却して円に変えたら、次は出金の手続きに入りますが、事前に出金先である自分の銀行口座情報を登録しておく必要があります。出金するということは、登録した自分の銀行口座に振り込まれるということです。平日の午前11時30分までに出金の手続きを行うことで当日に振り込まれますが、以降の時間帯での手続きだと翌日になります。翌日が週末または祝日などの休日であれば振り込まれず、営業日になるまで待つ必要があるので、注意しましょう。
慣れてきたら海外の取引所を利用してアルトコインを購入してみよう
日本の仮想通貨取引所での仮想通貨の取引に慣れてきたら、海外の取引所に注目してみましょう。なぜ海外の取引所なのかというと、扱っているアルトコインの数が、日本の取引所より多い取引所があるからです。アルトコインの総数は1,000種類を超えるとされており、0~1円単位で購入できるようなものばかりですが、その0~1円の仮想通貨が、急上昇する可能性を秘めています。
その仮想通貨に当たったら、莫大な利益が期待できる一方、日本の取引所よりデメリットとリスクがあるのは事実です。デメリットは、海外の取引所のほとんどが英語表記のサイトであること、日本円で購入できないこと、国内の取引所を持つ必要があることの三つです。
なぜ国内の取引所を持つ必要があるのかというと、日本円で購入できないため、日本の取引所でビットコインに換金して、海外の取引所に送金し、その取引所で換金して換金して別のアルトコインを購入する必要があります。戻すときは、ビットコインに変えて、日本の取引所に送金して円に換金します。こうすることで、日本にいながら海外の取引所で利益を上げることが可能だということです
リスクについては、海外の取引所で発生したトラブルはすべて自己責任なところです。トラブルとは主に、規制強化を理由に出金できない、十分なサポートが得られない、セキュリティ対策が不十分でハッキングを受ける恐れがあるなどです。そのリスクを回避するためには、海外の取引所に多額のお金を放置しないことです。購入した仮想通貨を保有するために放置する場合は、失っても問題がない金額に抑えます。利益が出たら、すぐに換金して、日本の取引所に送るようにしましょう。
ちなみに、海外の取引所の中には、日本語に対応しているところがあります。一例を挙げるなら、KrakenやBINANCEやKuCoinなどです。初めて海外の取引所を利用したいという人は、日本語に対応しているところがおすすめだということです。