ビットコインの買い時はいつか、どのタイミングでビットコインを購入すると一番良いのかということは、ビットコインに投資しようと考える人にとってはとても興味があるのではないでしょうか。できるだけビットコインを安く買い、高く売ることができれば大きな利益が見込めますが、買い時のタイミングをはかることは難しいですね。ここでは、ビットコイン価格に影響を与える事柄を紹介していきますので、買い時を探す参考にしてください。
初心者でもわかるビットコインの買い時
ビットコインの買い時はいつかということは、特に初心者の人は買い時に興味があると思います。はじめてビットコインを買う時や、あまり取引経験がない初心者であれば、できるだけ良い買い時で購入して損をしたくないと考える人がほとんどでしょう。しかし、ビットコインは値動きの幅が大きく、一番良い時にビットコインを買うのは簡単ではありません。
これ以上下がらないと思っていても購入後に下がってしまうこともありますし、逆に「もう少し下がったら買おう」と買い時をみはからっていたら、突然ビットコイン価格が高騰して、買い時を逃してしまったという人もいます。また、高騰した時にあわてて買ったら、その後に急に値下がりして、一日のうちで含み損を抱えてしまったという時もあります。もちろん、一番良い時に買える場合もありますし、「まずはビットコインを手に入れたい」と思って深く考えずに購入した後に、価格が高騰しはじめたという幸運な場合もあります。このように、ビットコインの買い時は難しく、「買い時だ」と思ったとしても、その時が正解かどうかは、その後の相場の動き次第ということになります。
ビットコインが買い時かどうかということは、その人が考えている「投資期間」によっても異なります。数年という長期で保有しようと考える人にとっては、少しの値動きはあまり気にする必要はないと言えます。仮想通貨の相場は良いときも悪いときもありますが、ブロックチェーンをはじめとした技術はますます注目を集めており、今後社会に取り入れられていくような動きが顕著に起こっていますので、数年単位で投資できるのであれば、まずはビットコインを手に入れるのが先決と言ってもよいでしょう。
逆に、数週間・数か月単位の「短期」で投資を考えている場合は、より注意深くビットコイン価格と買い時を分析することが大切です。ビットコインに限らず、株や投資信託や為替などの金融商品は常に値動きをしており、上下運動を繰り返しながら上昇したり、下降したりしています。ここで買い時を見つける場合は、これらの波の下の方でビットコインを購入するということです。
上下運動の山の頂点付近で買いをいれてしまうと、「高値掴み」となり、その後価格が下落する可能性が高くなります。もちろん上下運動を繰り返しているので、再び価格が上がってくることも多いのですが、下落しているときは含み損となり、ストレスもたまりやすくなってしまいます。ビットコインを短期で売買したい場合は、チャートをしっかりと確認し、一番高い時の価格で買わないように気を付けることが大切です。
ビットコインの買い時はレート次第
ビットコインの買い時だと判断した場合、できるだけレートが有利な取引所を使ってビットコインを買いたいですね。仮想通貨の取引所は国内だけでも数多くありますが、それぞれの取引所によって、ビットコインのレートは少しずつ違い、まったく同じ価格にはなっていないことが特徴です。
取引所によってそれほど大きな違いはないことが多いのですが、時には数万円単位で価格が違うこともあります。しかし、通常は、それほど価格差はありませんので、どの取引所を利用するかを考える時は、ビットコインの価格ではなくビットコインの売買が活発に行われているかどうか、という点を気にしておく必要があります。買いたいビットコインの量にもよりますが、出来高が少ない取引所の場合は、買いたい価格で売り板を出している人が少ない場合が多く、希望の価格で買えないこともあるからです。
ビットコインの売買をするには、「販売所」と「取引所」の二つがあり、取引所の方が、コストが低く抑えられていておすすめです。販売所は、取引所が保有しているビットコインをユーザーに向けて売っているので、少し割高な価格に設定されています。つまり、ビットコイン価格に手数料が含まれている形となり、不利な状態と言えます。
しかし、取引所の場合は、「買いたい人」「売りたい人」を仮想通貨の取引所が仲介しているだけで、取引所が実際に保有しているビットコインを売っているわけではありませんので、売買手数料が低く設定されています。利用者にとっては、安い手数料で売買できる「取引所」の方が有利に取引を進められるのでおすすめです。販売所のレートではかなり損をしてしまうことが多いので、販売所は避けて、できるだけ取引所で売り買いを行うようにしましょう。
ビットコインが買い時になる時間帯
ビットコインが買い時になる時間帯、つまり低めの価格で買える時間帯はあるのでしょうか?ビットコインの買い時を考える場合、気を付けなければならない時間帯があります。その時間は夕方5時頃や夜中です。まず、夕方5時頃というと、アメリカの人達が活動を開始する時間でもあります。彼らが起きて出勤し、仕事を開始しだす時間がそれくらいの時間ということで、夕方5時を過ぎると大きく価格が動くことが多いです。
5時頃にビットコイン価格が上がりだしたら「ドル建てビットコインは、今日は上がりそう」と考えることができますし、逆に売られて下がってきたら、「アメリカの人は、今日はビットコインを売ってきそうだから、もう少し様子を見て、もっと下がったところで買おう」などとビットコインの買い時のタイミングをはかることができます。
また、夜中の2時頃も要注意です。ビットコインFXを行っている人は重要な時間と知っていますので起きている人が多い時なのですが、普通の投資家の人達はぐっすり寝ている時間です。つまり、売買注文を出している人が少なく、注文の量が少なくて注文板が薄くなっているので、少ない資金で大きな値動きを起こしやすいのです。ビットコイン価格を1万円上げたい場合、昼間の時間帯なら1億円かかるところを、夜中2時の場合は5000万円で済むというイメージです。
このように、日本人が寝静まった頃を見計らって欧米勢が仕掛けてくる時間が夜中ということができますので、「こんなに下がらないだろうな」というくらいの下の価格で指値で買い注文を入れておくと、その注文が刺さっていて購入できているということが多くあります。
夜明けの5時半や6時頃からも、値が大きく動く傾向があります。これは、日本人が朝起きて相場を見て「上がっているから買おう」「下がりそうだから売っておこう」という風に、売り買いをし始める時間だからです。5時はまだ寝ている人が多いですが、起きてすぐ相場を見て注文を出す人が多い時が6時前後なので、その時間帯は価格が上がりだしたり、逆に下がりだしたりする節目の時間になることが多いです。人よりも一歩先に動くということが大切なので、買い時を探している時には、夜中まで起きていたり、朝5時前に起きるなど、大勢の人が注文を出すより早く動くようにすると良いでしょう。
ビットコインの買い時はビットコインが下落したとき
ビットコインの買い時とは、ビットコイン価格が下落したときと考えることができます。ビットコインに関わらず、株や投資信託でも同じことが言えますが「安く買い、高く売る」のが投資の基本であるので、できるだけ安い時に買うことが投資を成功させるための秘訣とも言えます。しかし、長期で保有する場合は、多少の価格の上下は気にせず、まずはビットコインを買って保有するということが大切です。安くなったら買おうと考えて買い時を待っているうちに高騰してしまい、もう手が出ない、投資できないといった状況になってしまう場合もあるからです。
株や投資信託よりもビットコインの値動きはかなり大きいため、高騰してしまうと投資意欲を失くしてしまう人も少なからずいます。あの時買っておけばよかったと後悔しないためにも、投資期間を数年という長期で見ることができる人は、あまり価格を気にしすぎることなくビットコインを買うと良いでしょう。
ビットコインの価格が下落したタイミングを狙いたいという人は、土曜日の明け方の値動きをチェックしてみましょう。土曜日の明け方というと、アメリカでは金曜日の夕方にあたります。つまり、アメリカの機関投資家や大口の投資家達が一週間を終え、週末休暇に入る直前です。大口の投資家達は、自分達の仕事が休みになる前にはポジションを解消する傾向があります。なぜならば、休み中にビットコインが暴落した場合、自宅にいて何も対処をすることができないからです。このように、大口の投資家は週末前にポジションを解消し、一旦すべて売る、という行動に出ることが多いので、ビットコイン価格が下がる傾向にあります。一週間のうち一番底値で買いたい場合は、金曜日の夜中や土曜日の明け方を狙うのもおすすめです。
年末年始のビットコインの買い時
ビットコインの買い時は年末年始ではないかと考える人もいるでしょう。それは、ある程度根拠があり、年末年始の値動きを見てビットコインを買うのも一つの方法と言えます。年末年始がビットコインの買い時となる、つまりビットコイン価格が下がる可能性があるのですが、その理由は「税金のための換金売り」です。
ビットコインをはじめとする仮想通貨の売買益は、1月1日から12月31日までの売買を1年分としてカウントします。そして、その損益を計算し、利益は雑所得として翌年3月に行われる確定申告で申告しなければなりませんので、損と利益を通算するために年内で一旦手じまったり、次の年に納めなければならない税金分を現金化して確保しておくために多くの投資家が年末にビットコインを売ることが多いのです。
また、韓国では2019年からは仮想通貨の売買益に税金がかかることになっていますが、2018年のうちは非課税となっていますので、2018年12月には「非課税のうちに利確しておこう」と考える人が多くなると考えられます。ビットコインの売買は世界中で行われており、日本以外の国の投資家の動向もビットコイン価格に反映されますので、安い価格でビットコインを買える可能性があります。このように、ビットコイン価格は色々な事柄に左右され、価格が上がったり下がったりする可能性があります。予想通りいかないことが多いのが相場ですが、自分なりに買い時のタイミングを考え、ビットコインの価格をこまめに確認するようにしましょう。