ずっとレンジ相場(決まった範囲で上げ下げしている相場)だった仮想通貨がビットコインキャッシュのハードフォーク問題を期に暴落しました。多くの投資家が気が気でない思いをしていると思いますが、こういった相場でも稼ぐことができるのが仮想通貨FXです。むしろ、暴落やリバウンドの幅が大きければ大きいほど大きなチャンスがあるとすらいえます。仮想通貨FXはレバレッジをかけることで、小資金からでも大きく儲けることができる可能性があります。

今回は、仮想通貨FXのレバレッジをテーマに取り上げて、稼ぐためのコツや、そこで発生するリスクなどについて、考察していきたいと思います。普段から仮想通貨をトレード対象としてみている人だけでなく、基本的には長期投資派という方も、小資本でのトレードも覚えてみると、下落相場、レンジ相場でも退屈な思いをしなくてもよくなるかもしれません。

仮想通貨FXのレバレッジ取引とは

まず、初心者の方向けにそもそものレバレッジ取引について説明します。レバレッジ取引とは、手元の元本を「証拠金」としてそのお金の数倍~数十倍、場合によっては100倍という数字のお金を動かしたとみなす「信用取引」です。わかりやすく、日本円と米ドルで考えます。仮に元本が100万円あったとして、1ドル=100円であれば、手数料を抜きにして考えると1万ドル買うことができます。これが1ドル=101円の時に買い戻せば1万円の利益、1ドル=99円の時に買い戻せば1万円の損失ということになりますね。

一般的な感覚としてお分かりかと思いますが、ドル円の相場が1円動くというのはそれなりに大きな出来事です。100万円用意して、それだけの相場の動きでたった1万円しか値動きないのでは投資を行ううまみも薄いですよね?そこで、FXの世界ではレバレッジをかけることによって、より大きな利益を狙いにいくことができます。

たとえば100万円でレバレッジ10倍であれば、1000万円分のお金を持っているとみなして取引を行うことができます。100万円を元本に、相場が1円動いた時、10万円が入ってくれば、悪い投資ではありませんよね?FXでは一般的にレバレッジをかけることによって、ある程度小資本からでも大きな利益を狙うことができる仕組みになっています。ただし、上の例では相場が逆に1円動いた時は10万円の損失になるということですので、くれぐれもリスク管理はしっかりと行いましょう。

とりわけ、ドル円であれば1円動くのも大きなことですが、仮想通貨は暴落すれば70万→50万といった値動きが一瞬で起こってしまいます。レバレッジのかけすぎには普通のFX以上に注意しなければいけません。

仮想通貨FXは最大でどの程度レバレッジをかけられるのか

レバレッジの仕組みがわかったところで、具体的に仮想通貨FXの世界ではどのくらいのレバレッジをかけることができるのでしょうか?レバレッジの上限は、それぞれの取引所によって異なるので、個別に確認する必要がありますが、一般的には5倍~15倍といった水準に設定されている取引所が多いです。

現時点での国内の最大レバレッジは「25倍」です。具体的にはuoinex、BITPoint、Zaifなどといった取引所では、25倍のレバレッジをかけて行うことができます。ただし、リスクについては後の項目で詳しく解説しますが仮想通貨は値動きが激しい商品であることはご認識いただいていると思います。大きく儲けられる可能性があるということは、同様に大きな損失が出る可能性があるということも意味します。

ご自身が取れるリスクを考えた上でレバレッジは適切に設定する必要があります。なお、昨年の12月にビットコインが異常な暴騰を見せましたが、その要因の一つが国内最大級の取引所であるbitFlyerにて最大レバレッジである15倍での取引が、大きな資金で行われたことが挙げられると言われています。仮想通貨のレバレッジ設定は慎重に行う必要があります。

仮想通貨FXのレバレッジをかける上で必要な証拠金維持率の計算について

仮想通貨FXを行う上で、必ず必要になってくる考え方が、「証拠金維持率」です。相場が思惑と逆の方向に動き、損失が出た際、この証拠金維持率が一定の値を下回ってくると、ポジションを維持する(追加証拠金、追証)か、強制的に決済を行って損失を確定するか(ロスカット)という選択に迫られます。急落した相場でこの選択を迫られるのは、特に初心者の内は冷静に判断ができなくなる原因にもなりますので慎重に計算する必要があります。証拠金維持率の計算については

証拠金維持率=評価証拠金/必要証拠金×100=(預入証拠金+評価損益)/必要証拠金×100

で表すことができます。必要と定められている維持率については取引所によっても大きく異なってきます。最初のうちは特に、証拠金維持率をよく確認しながら取引をおこなっていくことが重要です。

仮想通貨FXではレバレッジのかけすぎは危険

仮想通貨FXレバレッジ先ほどから何度か、「レバレッジのかけすぎは危険」ということを記載していました。改めて解説します。仮想通貨は通常のFXと比較しても、非常に相場の変動が激しい「投資商品」です。大きなレバレッジをかけて、読み通りに相場が動けば、1回の取引で大きな利益を出すことも可能ですが、逆もまた然りです。

とりわけ、25倍という大きなレバレッジをかけた時に、相場が思惑と逆に動いてしまうと、一瞬で莫大な損失がでる可能性すらあります。たとえば、1BTCが50万円だと考えたとき、レバレッジ25倍であれば、2万円というお金があれば、1BTC分の仮想通貨FXが可能になります。と考えると、レバレッジ25倍というのがどれほどのレバレッジなのかが想像つきやすいのではないでしょうか?1BTCの相場において「2万円」など1日どころか値動きが激しい状態であれば数時間という単位で起こりえるのです。(その前に、先ほどの項目であがった追証、ロスカットの話題になってきますが。)

なお、追証の制度を採用しているか、問答無用にロスカットが行われるかは取引所によって違うので事前に確認する必要があります。いつかは戻るであろう相場に対し、追証を入れて耐えようと思うのが人間心理ですが、初心者の方は冷静な判断ができなくなる可能性が高いので、強制ロスカットが行われる取引所にした方が良いかもしれません。なお、基本的にはロスカットで元本を全て失って終了というのが最大リスクになりますが、相場が大きく動きロスカットが間に合わなかった場合、元本以上の損失が出る可能性もありますので、その点も考慮に入れたレバレッジ設定を行いましょう。

仮想通貨FXは海外の取引所で大きなレバレッジをかけることも

仮想通貨FXでより大きな利益を狙いたければ、海外の取引所を使うという選択肢を挙げることができます。海外の取引所は日本語対応していないことも多く、英語をまったく読めなければ少しハードルが高いかもしれません。しかし、仮想通貨FXの操作性そのものは変わらないため、実際のハードルは思っているより低いです。

海外の取引所では、場所によってはレバレッジ100倍というとてつもない数字での取引を行うことも可能です。もちろん、リスクも相応に跳ね返ってくるため、注意は必要ですが。また、海外の仮想通貨FXというと、ひたすらハイリスクハイリターンなイメージがあるかもしれませんが、実際のところ日本の取引所では採用できない「ゼロカット」と呼ばれる、暴落してロスカットがきかなかったときにも元本以上の損失が出ないような仕組みもあります。

慣れてきたら、海外の取引所という選択肢も広げてみても面白いかもしれません。ただし、一般のFX同様、海外の業者は詐欺業者という可能性もあります。日本は現在審査が厳しいためそういったリスクはないですが、海外は有象無象の業者がいます。そのあたりも賢く見抜けるようになった上であれば、海外取引所も魅力的な選択肢になります。