仮想通貨の投資方法は現物取引でも十分な魅力があります。しかし、仮想通貨への投資人気もあってか様々な投資方法が存在します。その中の一つにFX取引があります。FXと聞くと外国為替証拠金取引を連想し、2国間の通貨の差益を出す取引を思い出すことでしょう。現在、FX取引は法定通貨だけではなく仮想通貨でも行えるようになっています。

FXは証拠金を預けるとその何倍ものお金を動かせる投資方法で、より大きな利益を出せる投資方法になります。仮想通貨はもともとボラティリティの高さがありますから非常に大きな魅力があります。そこで、今回は仮想通貨FXの攻略に重点を置いて、チャートの読み方やテクニック、参考になるブログなどを紹介します。

仮想通貨FXの攻略法

はじめに、仮想通貨FXを攻略していく上で必要な知識を解説したいと思います。仮想通貨FXは「少ない元手で大きな利益を出せる」と言う魅力があります。少ない元手で大きな利益を出せるのはレバレッジをかけて用意したお金(証拠金)の何倍ものお金で取引できるからです。国内の取引所でも仮想通貨FXが行える取引所があり、レバレッジの最大倍率が5倍のところから大きいところでは25倍までレバレッジをかけることが可能です。

仮に25倍の最大倍率で取引できるなら1万円しか用意しなくても25万円までのお金を動かすことができるのです。証拠金が10万円、100万円と用意できれば動かせる金額もぐんと増えます。ただし、ロスカットがあることも抑えなくてはなりません。ロスカットとは含み損が大きくなりすぎた場合、証拠金維持率に従って強制的に決済されてしまうことです。損失を増やさないためのルールであるので投資家を守る決まりにもなります。

例えば、証拠金を10万円用意し、利用している取引所の証拠金維持率(ロスカットポイント)が80%なら8万円を下回る含み益となれば強制決済となります。特に仮想通貨FXの初心者であれば証拠金維持率の高い取引所を選ぶほうがリスクが少なくなります。追証と言って証拠金が足りなくなった時に追加すれば強制決済にしない取引所もありますがさらなる損失を生みかねませんので注意してください。また、手数料ができるだけかからない、流動性があり注文が成立しやすい、取引画面が使いやすいなども取引する上でポイントになります。セキュリティ面や信頼性でも安心できるのかは言うまでもないポイントです。

仮想通貨FXを攻略するためのチャートの基本

仮想通貨FXに限らず、現物取引でもチャートの読み方は重要になります。特に仮想通貨FXは値動きが激しい面もあるため現物取引以上にチャートの分析をしなければなりません。相場の種類は上昇相場、下降相場、水平相場の3つがあり交互に入れ替わりながらチャートは動いていきます。そして、3つの相場が入れ替わりながら作るレンジ相場とトレンド相場があります。

レンジ相場は一定の価格帯を推移する相場で高値を結んだレジスタンスラインと安値を結んだサポートラインの間で値動きを繰り返すことになります。いずれかのラインを突破してしまうと突破した方に価格が一気に動きます。トレンド相場は小さな戻りを必ず挟んで伸びていく特徴があります。価格が上昇、もしくは加工していくときの相場になります。ジグザグに価格変動を繰り返しながら上昇、下落をしていきますが、いずれの場合も高値と安値を結んだラインを超えるとトレンドの転換になることが多いです。

トレンドが継続し、価格の上昇や下落が続くかの判断ポイントは安値と高値を更新し続けているかがポイントです。例えば、高値を更新して一度、戻しがあった後に再度高値を更新すれば価格上昇のトレンドは続く可能性が高くなります。トレンドが継続するか転換するかの判断は細かなチャートパターを学ぶ必要があります。初心者の方はレンジ相場とトレンド相場の存在を理解し、それに知識を肉付けしていくことを心がけましょう。

仮想通貨FXの攻略テクニック

仮想通貨FXの知識、チャートの大まかな考え方が見えてきたと思います。ここからは攻略していくテクニック(トレード方法)に触れていきます。

トレード方法は5つあります。以下をご覧ください。

・スキャルピング
・デイトレード
・スイングトレード
・中長期取引
・自動売買

上から簡単に解説します。スキャルピングは超短期トレードで分単位で売り買いを続けるトレード方法になります。スキャルピングに関しては次のテーマで触れますので紹介はここまでにしておきます。

デイトレードとは、初心者の方でも聞いたこともある1日単位の短期トレードになります。メリットは一日の中で自分が決めたときに取引を完了させるので値動きが気にならなくなります。利益もスキャルピングより大きくなります。一方でスキャルピングよりもリスクが大きくなります。リスクと言うのは損失と考えてください。また、中長期的なトレードに比べてエントリー(注文)が多いのでデイトレードになれると適当なエントリーをしがちになります。

スイングトレードとは、1日単位から少し気管が伸びて数日単位でのトレードのことを言います。頻繁にチャートを気にすることなく、分析するにも大きいトレンドを読みますので容易になります。ただ、取引を完了せず数日待つので寝ている間や仕事をしている間に急な価格変動に見舞われる可能性があります。価格が気になる方には心的な負担が大きくなります。

中長期取引とは、スイングトレードからさらに期間を伸ばし数か月単位で中長期的なトレードです。取引回数が少ないので売値と買値の差額であるスプレッドの影響を一番受けにくいトレード方法です。数か月単位でのトレンドを読んでいくのでチャート分析も比較的楽で、一回の利益も大きくなりやすいトレードでもあります。しかし、スイングトレードと同様で価格変動に対応できずリスクが高くなります。

自動売買とは、チャートを分析、トレード方法を考えたりするのが苦手におすすめです。設定を行えば売り買いを自動でしてくれます。初心者でも容易に仮想通貨FXの取引が楽しめます。ところが、自動売買だからと言って必ず利益を出せるとは言い切れません。自動売買は過去のデータに基づいて取引を行うので急な事態には対応するのが困難です。極論ですが「仮想通貨の取引を中止します」と国家が発表すれば手放す人が急増し、価格は下落するでしょう。そのような突発的なことには対応しにくいのです。さらに、初心者でも簡単に仮想通貨FXを行えますがツールに頼るので取引の経験値がたまりません。投資家として成長するのは難しくなります。

仮想通貨FXの攻略でスキャルピングはいい?

ここからはスキャルピングに関して詳しく取り上げます。スキャルピングは数分単位で売り買いを行う超短期トレードでした。数分単位のトレードを繰り返すので何かの片手間で行うのは難しいでしょう。取引に多くの時間が費やせて、コツコツと利益を積み上げていきたい方に適したトレード方法です。一回の利益が少なくなるため、レバレッジをできるだけ高くかけられる取引所を利用するのもポイントです。(初心者は慣れてきたらレバレッジが高い取引所を利用)

時間的余裕のある方に適したスキャルピングは多くのメリットがあります。いつでも売り買いに参加でき、損失が出ても最小限に食い止めることができます。急な出来事が発生してもすぐに対応し利益を最大限に出したり、損失を最小限に食い止められます。さらに、何度も売り買いをするので経験も多く積めます。注意点とすれば、繰り返しになりますが専業でなければチャレンジできないトレード方法です。何度も売り買いをすることからスプレッドが大きな負担にもなります。

根本的なところですが素早い取引を行うには安定したインターネット環境も必要です。様々なトレード方法を解説しましたが、結局のところ、誰もが利益を出せるトレード方法はありません。どのトレード方法が自分に合うのかを考えて自分のルールを決めてトレードするのが最大の攻略方法とも言えます。(それでも確実に儲けられるとは限りません)

仮想通貨FXを攻略したいときに読むブログ

仮想通貨FXで上手く取引をしていけば大きな利益につながるので、ぜひとも攻略したいところでもあります。日々、様々な情報と向き合い、チャート分析をしたりしなければならないのは言うまでもありません。仮想通貨の投資ブームと並行して様々なブログも公開されています。どのようなトレードをしているのか、実際の収支、基本的な用語や知識の解説など様々な情報が公開されています。さそのようなブログでしっかりと学ぶのも仮想通貨FXで利益を上げることにつながります。

参考になるブログを少し紹介すると「20代が個人で資産運用してみるブログ」(https://investment20.biz/archives/8286)では実際にビットコインFXで100万円以上取引した方が収支の公開や執筆者自身の必勝法を解説しています。

また、「たのしい仮想通貨女子会」というブログでは仮想通貨FXの初心者向けの記事が公開されています。(https://coin-girls.com/2018/11/01/bitcoinfx-kouryaku/)

同じく初心者向けの記事では「BITDAYS」でも公開されています。基本知識やおすすめの取引所も紹介されています。(https://bitdays.jp/cryptocurrencyexchanges/2181/)

参考になるブログや記事はかなりありますので色々と参考にして理解を深めていきましょう。