仮想通貨を採用したファンドが海外で登場し、続々と投資を受け付けています。暗号通貨を利用するファンドは、これまでのファンドと違い暗号通貨を購入し、利益が出た場合はファンドから分配されるという方針を採用しています。暗号通貨はかなり上昇する可能性もありますが、ファンドに投資してもいいのか不安に思っている方もかなり多いのが現状です。
新しい方法で利益を出す仮想通貨ファンドとは
仮想通貨ファンドは、仮想通貨を対象として投資を行い、投資によって得られた利益をファンドが分配するというものです。当然ファンドを経由して仮想通貨へ投資することとなりますので、ファンドへの手数料がかかります。さらにファンド側が勝手に購入する仮想通貨を選ぶため、自分が希望している仮想通貨への投資は基本的に行われません。
暗号通貨は様々な銘柄が販売されているため、ファンドはこれから上昇すると思われる暗号通貨を選び、投資を行います。大半のファンドはビットコインを中心に投資をしているものの、中には他の仮想通貨を中心に据え、多くの利益を上げられないか期待しているところもあります。ファンドにより方針は様々で、投資によって得られる利益も変わります。
ファンドとして運営しているところは海外が主体で、特にアメリカで頻繁に作られています。アメリカでは暗号通貨取引が多くなっており、基金を利用した取引もかなり増えているのです。基金を経由すれば自分で暗号通貨を選ぶことなく利益を得られる可能性があるため、暗号通貨を選べなくて困っている方に向いています。
当然ですが、ファンドに投資しても利益が出るかはわかりません。暗号通貨が価値を高めてくれないとファンドから利益が出なくなり、損失だけを計上してしまいます。あまり多くの収入を持っていない人がファンドに投資しても失敗する可能性が高いため、現在の暗号通貨基金は富裕層向けにサービスを提供しています。
仮想通貨ファンドへ投資すると得られるメリット
暗号通貨を購入するユーザーにとって、基金へ投入するメリットは利益を得られる可能性が高い点です。現在暗号通貨は下落基調に入り続けており、いいニュースがなかなか入ってこない現状もあります。しかしファンドの場合はこれから上昇すると思われる通貨を選んでくれるため、利益を得られる通貨へ投資してくれれば資金が増える可能性もあります。
ファンドは金融商品の専門家が担当しているため、金融商品に詳しくない人でも暗号通貨へ投資できるのです。しかも投入先は色々なところを選んでくれるため、1つの暗号通貨に特化して投資する方法を取らない場合もあります。分散して投資しておくことで、特定の仮想通貨が下落した場合でも他で補い、利益を上げてくれる可能性もあります。
もちろん投入する基金はしっかり考えたほうがいいでしょう。中にはビットコインだけに投資を行っていたり、ビットコインの投入率があまりにも高く、ビットコインが暴落するとファンドから利益を得られない可能性もあります。様々な投資先を持っていること、そしてファンドとして信頼性が高いと思われるところを選ぶべきです。
今後日本でも投資先は増えると見られ、暗号通貨ファンドによる投資が多くなるでしょう。ただ、暗号通貨ファンド選びをしっかり選ばないと、いい会社に投資できない点に気を付けてください。投資する通貨を自分で選ばなくてもいいメリットはあるものの、ファンド選びに失敗するとリスクが高いところは知っておく必要があります。
日本で仮想通貨ファンドは作られているのか
日本に本拠地を置く暗号通貨ファンドは少ないものの、日本で暗号通貨ファンドとして募集を行う会社はあります。ディジアセと呼ばれる会社は、2018年10月15日から日本での暗号通貨ファンドをスタートさせており、日本人も暗号通貨ファンドに投資できるようになりました。この会社はケイマン諸島に本拠地を置いていますが、日本の金融庁から許可をもらってファンド事業を行っています。
ディジアセが用意した暗号通貨ファンドの投資枠は1000億円です。この金額を上限としてファンドにお金を出してくれるユーザーを募集しています。ファンドの投資額が埋まった時点で仮想通貨ファンドへの投資はできなくなりますが、その枠がかなり多く作られているので問題はないでしょう。多くの人が投資できる枠を準備しています。
日本でも仮想通貨に関連している事業は多く展開されており、暗号通貨で利益を上げようとしている方は多くいます。そうした利益を上げたい人のために、確実にリターンを受け取れる仮想通貨に投資し、ファンドとして利益を出すとディジアセは明言しています。投資先は仮想通貨に関連している事業の多くに行うとしています。
金融庁からもしっかり許可をもらっているので、安心して投資ができる会社ではあります。ただ、ファンドとして知名度があまり高いわけではないので、本当に利益が出るかしっかり調べたほうがいいでしょう。また、仮想通貨ファンドが日本でも登場する可能性はこれからも高く、今後競合する会社が出てくるとファンドの比較も重要になります。
仮想通貨ファンドへフィスコが名乗りを上げる可能性も
日本で事業を展開し、仮想通貨取引所を展開しているフィスコですが、仮想通貨ファンドとして展開したと発表しています。中心的な事業は分析力や経験を生かして仮想通貨に関連している事業に参入している程度ですが、投資によって仮想通貨やICOトークンで利益を上げられるファンドも立ち上げました。日本でも投資ができるようになっています。
仮想通貨事業に多く参入しているフィスコが担当しているファンドですので、分析力やこれまでの経験によって最高の方法んへ投資してくれます。適当に投資しているようなファンドと違い、最高の投資先を選んで投資を行ってくれるでしょう。ファンドとしての期待も高く、フィスコなら大丈夫と紹介する専門家もいます。
フィスコは最終的に20%程度の利益を上げたいと考えています。ファンドで20%というのはかなり大きな数字でもありますし、投資して20%の利益が出てくれれば相当な金額になるでしょう。仮想通貨へ投資していくだけでここまでの利益を上げられれば、これまで行っていた投資よりも大きく稼げる可能性もあります。
フィスコは仮想通貨が世界中で使われる時代が来ると考えており、そのための準備として投資ファンドを立ち上げ、仮想通貨を購入できるようにしています。利益を出すだけでなく、将来的に仮想通貨を使える時代が来ると考えているのです。将来に対応するため、フィスコは今後もファンドとして多くの利益を上げるため活躍するでしょう。
SBIはアメリカで仮想通貨ファンドを立ち上げている
日本のSBIホールディングスは、アメリカで仮想通貨ファンドを作り、最終的に日本でも投資できるようにしたいと考えています。既にアメリカのファンドとは提携しており、後は日本でサービスが展開できないか準備を進めているところです。SBIは日本でも大きな企業ですから、サービスを展開すればかなり大きなファンドとして使えるでしょう。
SBIは仮想通貨事業を展開したいと考えており、その一環としてファンドを作って投資先として選べるようにしています。ただ、仮想通貨事業に参入するものの、取引所の買収を行う予定はなく、自社での展開が主体となります。自社展開という要因が関連し、なかなかファンドに関連する詳細が出てきていない現状も浮き彫りとなっています。
もしSBIが仮想通貨ファンドを日本でも使えるようになれば、仮想通貨で悩んでいる人はSBIを選ぶ可能性が高くなります。SBIのように信頼できる企業が展開している事業なら大丈夫と判断できますし、何よりもファンドの規模が大きく、色々な投資が実現できるのです。仮想通貨による大きな利益も期待できるでしょう。
これからSBIは、仮想通貨でトップを目指すという目標のもと、ファンドの日本展開などを進めていきます。どれくらい時間がかかるのかはわかりませんが、SBIが仮想通貨ファンドを作り上げれば、仮想通貨取引所を使わなくても仮想通貨の投資ができるでしょう。SBIの動きは今後注目していくべきポイントです。