最近の仮想通貨の下げ相場を見ていると、現物取引だけでは不安を感じている方もおられると思います。そんな方は仮想通貨FXを始めてみてはいかがでしょうか。仮想通貨FXなら売りから入ることができますので、下げ相場であってもしっかりと利益を出すことができます。そこで、この記事では仮想通貨FXを始めたい方のために、メリットとデメリットをまとめました。
「仮想通貨FXのメリット・デメリットは?」「仮想通貨FXは長期保有に向いている?」「仮想通貨FXでスキャルピングとは?」「仮想通貨FXの自動売買ができる?」「仮想通貨FXは副業としてもいい?」のような疑問にお答えします。
仮想通貨FXは現物取引に比べれば、ハイリスク・ハイリターンになります。しかし、仮想通貨FXだからできるトレード方法があるので、投資の幅は広がりますし、リスクヘッジにもなります。仮想通貨FXのメリットとデメリットを踏まえたうえで、トレードを始めてもらえればと思います。
仮想通貨FXのデメリットとメリット
まずはデメリットを確認しておきましょう。仮想通貨のデメリットは2つあります。
1. ロスカットがある
2. ハイリスク・ハイリターン
仮想通貨FXはレバレッジ取引なので、ロスカットがあります。ロスカットは損失が膨れ上がらないように強制決済されることで、トレーダーはロスカットを避けながらトレードしなければいけません。仮想通貨取引所によって、ロスカット基準が違いますので、扱っている取引所のロスカット基準を意識しながらトレードしてください。でないと、いつまで経っても仮想通貨FXで利益を出せないです。
また仮想通貨FXはハイリスク・ハイリターンです。レバレッジがあるので、少ない資金で、多くのお金を投資することができますが、その一方で大きな損失を被るリスクも背負います。たとえば証拠金10万円のときにレバレッジ5倍で、50万円分のビットコインを購入したとしましょう。
その後、ビットコインの価値が25万円まで下がったとすれば、損失は25万円で、元手の資金よりも損失が多くなってしまいます。このように仮想通貨FXでは、最悪の場合、借金を背負うリスクがあります。一方で仮想通貨FXには多くのメリットもあります。メリットをまとめましたので、参考にしていただければと思います。これから一つひとつ説明していきます。
1. 長期保有のリスクヘッジができる
2. スキャルピングができる
3. 自動売買ツールで稼げる
4. 副業に向いている
仮想通貨FXのメリット①:長期保有のリスクヘッジができる
「長期で保有している現物取引のリスクヘッジをしたい」と考えている方は、ショートポジションを保有するといいでしょう。
ショートポジションとは、売りから入ることで、たとえば現在持っていないビットコインを先に売って、後から買い戻す売買の手法です。ショートポジションを保有しておけば、相場が下がったときに買い戻せば利益を出せますので、現物取引の損失を補えると思います。
たとえば「ビットコインの価格はこれから必ず上がる。だけど、それが1年後なのか、2年後なのか分からない」というような方もいると思います。実際にビットコインの価格は上がっては来ていますが、短期的に見れば価格の変動は激しいです。そこで、現物取引は長期保有を目的に、仮想通貨FXはそのリスクヘッジとして、ショートポジションを保有するという方法もアリだと思います。
つまり、現物取引と仮想通貨FXを組み合わせた両建ての取引です。現物取引ではショートから入ることはできませんので、仮想通貨FXならではの投資方法と言えます。
仮想通貨FXのメリット②:スキャルピングで稼げる
仮想通貨FXのスキャルピングとは、少しでも利益が出たら利益確定し、少しでも損が出たら損切りする手法です。少しの利益や損が出れば決済するので、ローリスク・ローリターンです。リスクが少ないため、初心者の方におすすめの投資方法です。
しかし、スキャルピングで利益を出せない人が多いことも事実です。なぜかというと、スプレッド幅があるからです。スプレッド幅とは、売値と買値の差額のことで、この差額は仮想通貨取引所の利益になります。つまり、手数料のようなものです。
たとえばビットコインが1BTCあたり100万円で売られているとき、買値は97万円で売られます。売値と買値は必ずしもおなじではないんです。そのため、すこし利益が出たタイミングで決済したとしても、スプレッド幅があるので、結局利益が残らないことがよくあります。また損の場合は、スプレッド幅もプラスして払うことになるので、支払額はさらに増えます。
このようにスキャルピングはローリスク・ローリターンなので、初心者が始めやすい投資方法ではありますが、スプレッド幅があることに気をつけてください。
仮想通貨FXのメリット③:自動売買で稼げる
初めて知る方もおられると思いますが、仮想通貨FXには自動売買ツールがあります。これを利用すれば、仮想通貨やFXの専門知識がなくても稼ぐことができます。仮想通貨FXの自動売買ツールとはその名の通り、システムが自動であらかじめ決めた銘柄の売買を自動を行なってくれるものです。たとえばビットコインを1万円分、購入すると決めておけば、あとは自動売買ツールが適切なタイミングで、売買を行なってくれます。
仮想通貨の場合、株と違って、取引時間に制限がありません。24時間365日いつでも取引ができてしまうので、ついつい取引に没頭してしまう方がいます。でも自動売買ツールを使えば、あなたが寝ているときや仕事をしているときに自動で売買を行なってくれます。24時間365日トレードができる仮想通貨FXだからこそ、自動売買ツールを使い、時価を有効に活用しましょう。
仮想通貨FXのメリット④:副業に向いている
仮想通貨FXはスマホやパソコン1台あれば、誰でも始められます。さらにいえば、スキマ時間に取引ができるので副業に向いていると言っていいでしょう。
たとえば普段は会社で勤めているサラリーマンの方でも、お昼休憩のときにスマホで仮想通貨FXの売買ができます。また通勤電車の中で、取引することも可能です。どこでもできる副業ですよね。さらにいえば仮想通貨FXの場合は、24時間365日いつでも取引ができるので、時間を選びません。
つまり、仮想通貨FXは時間と場所を選ぶことなく、誰でも始められる副業だと言えます。もちろん副業ではなく、専業のトレーダーを目指すこともアリだと思いますが、相当な精神的なタフさ、トレードの経験を積む必要があります。一方で副業であれば、誰でも気軽に始められますよね。上手くいかなくても、けっきょくは副業なので、生活に困ることはありません。
以上までが仮想通貨FXのメリット・デメリットの解説でした。仮想通貨FXはリスクはありますが、それはどんな投資をしても同じことです。むしろ仮想通貨FXを始めたほうが投資方法のバリエーションが増えるので、リスクヘッジとして機能すると思います。それにリスクがあるといっても、ロスカットを正しく理解して、ロスカットを回避するようなトレードを行なっていれば恐れることはありません。仮想通貨FXには大きく稼げるチャンスがたくさんあります。仕組みをよく理解したうえでトレードを始めてもらえたと思います。