ビットコインは今年初めの暴落以降ズルズルと値を下げ、12月の始めには40万円台にまで落ち込みました。昨年の年末に付けた最高値が約200万円でしたので、約5分の1にまで価格は下落。様々な予測があり、「ビットコインは終わった」や「今が底値であって、これからが買い」といった、相反する予想や情報がメディアやネット上で話題となっています。

この記事ではビットコインに興味のある方や、これからビットコインを購入してみたいと考えている方に、現在のビットコインの価格の上がらない状況とその理由を解説し、さらにビットコインの将来性や、資産としての活用の提案致します。さらにビットコイン以外の有望なアルトコインを紹介し、ビットコインと仮想通貨全体の今後について紹介します。

ビットコインの価格はもう上がらないのか?

昨年の今頃はビットコインの価格が高騰し、「億り人」と呼ばれる言葉と人が誕生しました。一夜にして数十万も数百万も利益が出たという話もありましたが、この様な高騰が今後はあるのかと言えば、それは難しいと言えます。昨年の高騰の理由としては様々ありますが、日本では改正資金決済法が施行され、法規制化されたことによってビットコインが高騰しました。さらに大手金融グループ等の仮想通貨取引所の開設や、マスコミの影響での盛り上がりによって、ビットコインの価格をどんどん押し上げていきました。

海外では中国当局の規制強化もありましたが、世界情勢の不安から投資先の選択肢が仮想通貨に流れた事や、韓国の投資家によるビットコインへの大量投資。ビットコインから派生したビットコインキャッシュの誕生等々あり、価格高騰の好材料しかないと言っても良いくらいの年だったからです。

これはバブルとしか言いようがなく「買えば儲かる」という状態でしたので、投機的な資金が大量流入した結果といえます。ですので、一年間に10万円台から200万円台にまで高騰するのはあまりにも異常と言えますので、この様な価格の上昇は今後は無いと言えるでしょう。

ビットコインの価格が上がらない理由

2018年初めの暴落から現在まで価格の下落は止まらず、今が底値と言ってもまだまだ下がる勢いのビットコインですが、これは昨年の異常とも言える熱狂的な投機資金がビットコイン離れしている為です。さらに広告や宣伝効果の減少。マスコミによる仮想通貨全体の不安要素の煽りも価格下落の大きな原因の一つです。特に日本ではこの影響が強く、ビットコインの市場での取引量も減ってしまい、日本円の減少が価格下落に拍車を掛けています。

また、ビットコイン以外にも魅力のある仮想通貨の誕生もビットコインの価格が上がらない理由の一つです。イーサリアムやリップルといった仮想通貨は人気が高く、ビットコイン程の暴落はしておりません。ビットコインの足りない要素を組み込んだ、新しい仮想通貨に資金が流れていく事のよって、ビットコインの価格が下がっていく事は誰の眼にも明らかです。

そして世界的緊張の緩和もあります。昨年はアメリカと北朝鮮の対立があり、ミサイル攻撃の可能性や先制攻撃といった不安がありました。今年になってこの様な緊張も緩和され、投資家による資産確保の為にビットコインに流れていた資金も回収され、価格が下がった原因の一つです。

ビットコイン価格が上がらない今がチャンス!

ビットコインの価格の下落で、何も利益が出ない今の状況をチャンスに変える方法があります。それは、価格の下落で利益が出せるビットコインFXです。ビットコインの相場を予測して、空売り(ショート)から取引始めれば利益を確保する事が可能です。ビットコインFXでは、取引所にて口座を開設する事により始める事ができます。それぞれの取引所において証拠金を預ける事により、それを担保として範囲内で取引ができるのです。

空売りとは、実際にビットコインを所持していなくとも「売った体」から始められる取引で、後で買い戻すことによって利益を出せる取引です。例えば、リンゴを150円で売って価格が100円の時に買い戻せば50円の利益になりますよね。簡単に説明しましたが、リンゴがビットコインに変わっただけで、ビットコインFXではこの様な取引が可能なのです。さらにレバレッジ取引を行えば、最大25倍の倍率を上げて取引ができます。

レバレッジ取引とは預け入れる証拠金によって、その取引所において運用できる資金を定められた倍率で掛けた金額の範囲内で取引を行うことができます。ビットコインの価格が下がっている今、ビットコインFXで空売りから始めれば利益を出せるチャンスとなるのです。

ビットコイン価格が上がらない今は長期投資がおすすめ

ビットコイン上がらない「投機的な資金が市場から減った」という事が、この様にビットコインの価格が下がる理由の一つなのですが、ビットコイン自体の本質的な価値は全く変わりません。これまでの価格の高騰異常であり、本来あるべき、今現在のビットコインの価値に近づいてきているのです。ブロックチェーン技術によって信用を担保されているビットコインは、今後も様々な技術や新たな通貨の誕生に必ず応用されます。そうなった時に必ずビットコインの価値は再認識され、価格も上昇します。

米ニューヨークの投資会社PlaceholderのChris Burniske氏によると、次回の爆発的なビットコインの価格上昇は2021年になるという予想を出しています。これは、過去ビットコインの価格上昇にはある程度同じ傾向がみられており、それはビットコインマイニングの報酬が半減した年の翌年に、決まって価格が上昇しているという指摘がありました。これは、単にグラフなどを見た傾向だけで述べているのではなく、トレーダーの視点や価格上昇率、市場の流動性など様々なデータを調べた結果であり、Chris Burniske氏以外の仮想通貨に精通したアナリスト達も、おおよそ2年後、もしくは3年後の価格上昇を予測しています。

日本においても2年後の東京オリンピックを控え、様々な通貨の改革が進められています。キャッシュレス化がこれから急速に私達の生活に浸透してきますが、仮想通貨も例外ではありません。ブロックチェーン技術の活用によって、送金などのコストを削減する事が可能ですので必ず仮想通貨、ビットコインの価格上昇が期待できます。 これまでの高騰によって、ビットコインを購入したいと考えていても手が出せずにいた方でも、価格の下落によって購入のチャンスが訪れています。「底値で買って天井値で売る」というのが投資の理想像です。底値の今がビットコインの買いの時期なのです。

ビットコイン価格が上がらない。代わりにアルトコインは?

ビットコインの価格が上がらない今、ビットコイン以外のアルトコインに注目が集まっています。ビットコインは確かに仮想通貨業界のスタンダードではありますが、アルトコインは、ビットコインに足りない機能を補完して誕生していますので、不足している機能や送金の速さといった点は、他のアルトコインには追いつきません。また、ビットコイン程の時価総額はありませんが、アルトコインはまだまだ非常に安くて手軽に購入する事も可能です。

お勧めはイーサリアムとリップルです。イーサリアムはビットコインに次ぐ仮想通貨業界の中では有名な銘柄ですが、その誕生はビットコインに足りない部分を突き詰めていく事から始まりました。イーサリアムはビットコインに比べてポテンシャルは高く、実用性に優れているのが特徴です。ビットコインの価格を上回る可能性の高いアルトコインです。

リップルもビットコインの欠点を補う為に開発されたアルトコインの一つで、決済システムや送金のスピードに定評のあるアルトコインです。その注目度は非常に高く、世界でも有名な大手の銀行を始めとして、様々な金融グループがリップルに参入しています。日本でもSBIホールディングスがリップルの送金システムを認め、リップルの技術を利用した送金アプリも発表しており、こちらも将来性の非常に高いアルトコインと言えます。

ビットコインは仮想通貨の基本となったものであり、その存在価値はまだまだ非常に高いものといえます。価格の上がらない今が買いという事は間違いない事実であります。そして、一過性のバブルが終わった今、ビットコインは真の価値が証明されていくところになっていますので、これからも目を離すことはできません。