仮想通貨を使ったデイトレードのやり方
今回は仮想通貨で行うデイトレードのやり方について紹介していきます。まずはデイトレードとは、いったいどんな手法なのか考えていきましょう。デイトレードとはその名の通り、1日にうちに取引を完了させる手法です。購入から売却まで一連の流れをその日のうちに完結させます。
次に仮想通貨のデイトレードを行うメリットはどんなことにあるのか考えてみましょう。ひとつは資金回転率を上げられるということです。これは仮想通貨に限らず、株式取引やFXトレードにも言えることですが、短期間に何度もトレードすることで、利ざやを積み重ねていくことができます。上下する価格の波を少しずつ拾っていくイメージをしてもらうとよいでしょう。
一方、デイトレードを行うデメリットとしては、手数料がかかってしまうことや手間がかかってしまうことが挙げられます。ほとんどの取引所で、一度の取引に事務手数料がかかるので、デイトレードを行うと手数料がかさんでしまいます。また、デイトレードでは短期的な値動きから利益を狙っていくことになります。そのため、値動きを見守らなければならず、多くの時間を取引に費やさなければいけなくなる場面が増えてしまいます。
ただし、デイトレードの手法自体は難しいものではなく、多くのユーザーが利用する手法でもあります。特に中長期的な価格上昇が見込まれない昨今の仮想通貨市場を考えれば、デイトレードを手法の候補に入れてみるのも良いのではないでしょうか。
仮想通貨のデイトレードに適した取引所選び
次に仮想通貨でデイトレードを行うのに適した取引所を考えていきます。デイトレードを行うとき、どのような取引所を選べばよいのでしょうか。その答えは、デイトレードという手法の特徴を見れば分かります。先ほども説明したように、デイトレードは一日のうちに取引を完了させる手法で、短期間に何度もトレードを繰り返すことが多くなります。
こうした特徴を考えれば、サーバーが強い取引所を選ぶことが大切になります。加えて取引ツールの使いやすさも重要になります。これらは一瞬で勝敗が決まりかねないデイトレードでは、とても重要な要素です。ここぞという場面で売買ができなくなったり、使いづらさから売買タイミングを逃してしまったりする可能性もあるからです。
また取引手数料の安さも、取引所選びにおいては重要なポイントになります。国内取引所の場合、手数料水準は一度の売買で取引金額の0.2パーセントであり、安く感じられるかも知れません。しかし、何度も取引を行うと手数料が大きく膨らんでしまいます。わずか0.1パーセントの違いでもデイトレードの世界では結果的に大きな差になりかねないので注意が必要です。
取引所を選ぶときは、サーバーの強さ、取引ツールの使いやすさ、手数料水準、これらを総合的に考える必要があります。すべて取引所のホームページなどに情報が掲載されているので、事前にしっかりリサーチしておくことが大切になります。
仮想通貨のデイトレードで欠かせないチャート機能
デイトレードではより短期間で価格の値動きを見極めなければなりません。そのため、値動きの詳細が分かるチャートを利用する必要があります。チャートとは過去の値動きを分かりやすくするため、グラフ表示されたものです。多くの投資家がチェックするものであるため、売買ポイントの見極めをすることができます。
多くの場合、取引所のチャートを開けば、ローソク足の集合体が出てくるでしょう。ローソク足はある期間の高値、安値、始値、終値をローソクのような棒で表したものです。ある期間の設定変更することが大事で、例えば日足であれば長期的な値動きの変化が、5分足であれば短期的な値動きの変化が分かります。デイトレードでは時間足や日足など中長期的な値動きの流れを把握しつつ、5分足や15分足など短期的な値動きの変化を見極めて売買するのが理想と言えるでしょう。
デイトレードのような短期トレードにおいては、売買ポイントの見極めはテクニカル指標の節目を目安に行います。代表的なのは移動平均線です。ゴールデンクロスでは購入ポイント、デッドクロスでは売却ポイントといったように、みんなが意識するポイントが分かります。
こうしたテクニカル指標は、各取引所のチャート機能から利用することができます。取引所によっては使えたり使えなかったりするテクニカル指標もありますが、移動平均線のように比較的メジャーな指標はどこの取引所でも使うことができます。仮想通貨のデイトレードを行うときは、チャートにテクニカル指標を必ず付けておきましょう。
仮想通貨のデイトレードに必要不可欠なテクニカル分析
先ほども少し取り上げましたが、デイトレードにおいてはテクニカル分析の占める重要度は非常に大きくなります。デイトレードの中でも数分単位で取引するスキャルピングという手法を行う場合は、テクニカル分析のみでOKと考えている人もいるくらいです。
一方でテクニカル分析と並んで用いられる分析手法はファンダメンタルズ分析です。これは、通貨の価値を上昇させるようなイベントの有無や、仮想通貨に対する市場の需要など、より実体経済を反映させたものとなります。実体経済が通貨の価値に反映されるには時間がかかるので、ファンダメンタルズ分析はどちらかというと中長期的な展望を考える時に使用します。
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の性質の違いを押さえたところで、次にテクニカル指標の種類についてです。テクニカル指標はトレンド系とオシレーター系に分けられます。これは仮想通貨だけでなく、FXや株式でも共通の分け方です。トレンド系、オシレーター系の指標両方を用いて、相場の流れやトレードスタイルに応じて売買ポイントを判断することが重要になります。
トレンド系の場合は、上昇局面にあるのか下落局面にあるのかが分かります。どちらか一方に相場が続いていると判断できれば、順張りが有効になります。反対にオシレーター系の場合は、買われすぎの状態にあるのか、売られすぎの状態にあるのかが分かります。そのため、買われ過ぎたら売り、売られ過ぎたら買いというような、逆張りが有効になります。
仮想通貨のデイトレードを行うときはブログを参考に
さて、ここまで仮想通貨のデイトレードについて、基本的なことを説明してきました。仮想通貨のデイトレードは誰でも手軽に始められることは間違いありません。しかし、安定的に利益を得られるかというと話はまったく別です。他の投資でも言えることですが、安定的に利益を得られない人、つまり勝てていない人の方が多いという事実があります。そこで、最後にどうすれば仮想通貨のデイトレードを成功させることができるのか、ひとつの方法を紹介しようと思います。
成功させることの秘訣、それは人の模倣をすることです。世の中のあらゆる分野にも言えることですが、まずは成功している人のマネをすることが、成功への近道となります。マネをするためには、成功体験を手に入れることが必要になります。どのようなプロセスで利益を得られるようになったのか、使用しているトレード手法などを学ぶことができます。
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