一日に決まった金額を金融取引で収益として出せれば生活できる。これを実践している方を「デイトレーダー」といい、世界では多くの人がデイトレーダーとして生計を立てています。日本でも数多くのデイトレーダーがおられ、様々な金融商品の取引だけで生活されています。

仮想通貨FXでも例外にもれず、多くのデイトレーダーが利用しており、その価格変動の激しさから、1日に数10万円から数100万円の利益を出す方もおられます。仮想通貨FXは、十分な基礎知識があれば誰でも安心して始める事ができます。デイトレードに興味の持たれている方に、最低限知っていなければならない事をご紹介し、きっかけの一つとして読んでもらえれば幸いです。

仮想通貨FXデイトレードのやり方

仮想通貨FXのデイトレードは、仮想通貨を購入して取引する現物取引とは違い、中長期で保有せずにその日のうちに決済を済ませてしまうトレード方法です。仮想通貨の値動きは大きく、一日のうちで買い時や売り時が多く発生しますので、株式や通常のFX等に比べてボラティリティ(価格変動性)の高い市場と言えます。

ボラティリティの高い仮想通貨FXでのデイトレードでは、一日に何度も取引を行う事によって多くの利益を出すことが可能です。トレードの基本は「安く買って高く売る」ですので、これを繰り返すことによって一日に大きく利益を出すことが可能です。たとえ値動きがあまり無かったとしても、小さな収益を一日に何度も取引すれば「塵も積もれば山となる」によって、利益を確保する事もできます。

また、仮想通貨FXのデイトレードは、24時間365日取引が可能です。ですので、自分の一日のライフスタイルに合わせて取引する事も出来ます。また、外出先でも値動きを確認できる状況であれば、値動きのチャンスを逃すことなく確実に収益を上げていく事もできます。

仮想通貨FXデイトレードのおススメの取引所

一日の取引が多いデイトレードでは、いかに取引手数料が安い取引所で行う事が重要なポイントです。他にも、選択できる仮想通貨の銘柄が多い取引所では、注目の高い仮想通貨に合わせて投資のチャンスもグッと増えます。デイトレードを行う為の取引所選びは大変重要であり、いくつかの確認しておくべき点が存在します。

まず、スプレッドの幅と手数料の確認は重要です。スプレッドとは「売値と買値の差」の事です。頻繁に取引を行うデイトレードでは、この差が小さければ小さい程に利益に貢献できます。また、各種手数料のかからない取引所を選ぶように心がけましょう。

次に、ロスカットポイントと追証の有無を確認しましょう。ロスカットとは、一定水準を下回った損失が出た時に、強制的に決済が掛かってしまう仕組みを言います。ロスカットポイントの基準が高いと、すぐに強制決済が掛かってしまう事がありますが、大きく損失を出すことなく安全に取引を行う事ができます。

追証とは追加証拠金の事で、仮想通貨FXを始める時に収めた証拠金よりも基準を下回った場合に、追加に証拠金を納めて損失分を補てんしなければなりません。初心者は基本的には追証の発生しない取引所での取引を行いましょう。

仮想通貨FXデイトレードで欠かせないチャート図

チャートとは仮想通貨の値動きを表した図の事で、ここでは数種類ある中で一番基本的な「ローソク足」のチャート図の説明を致します。仮想通貨の価格の推移を表した図を見た時に、一本一本棒グラフの棒が宙に浮いている様に並んでいます。棒の上下には線が出ていて、この形がろうそくに似ていることから名前の付いたチャート図です。

棒には「陽線」と「陰線」とがあり、取引の時間内に開始時より値が上がった線を陽線。その逆を陰線と言います。棒の上下の細い線は「ヒゲ」と言い、時間内に一時的にここまで上がった、下がったと表す線になります。陽線が多ければポジティブな値動き。陰線が多ければネガティブな値動きと覚えましょう。陽線、陰線を実線といい、実線が長いと価格を上下する力が強く、短いと弱いという事です。ヒゲも短い、長いがありますが、長いと強く、短いと弱いと覚えて良いでしょう。

このローソク足のチャート図を読むことによって、市場の動向を読み取ることが出来ます。簡単に言えば、長い線が多い時には売りにしても買いにしても、相場が力強く変動している事で、短い時には弱いという事です。そして、ローソクの並びが上昇しているのか下降しているのかにもよって、市場が上昇トレンドや下降トレンドになっている事も読み解くことが出来ます。ローソク足のチャート図はトレードの基本中の基本なので、見ただけでわかる様にしておきましょう。ちなみにこのローソク足は、江戸時代に本間宗久という人が考案したもので、今や世界中のトレーダーの基本的なチャート図として利用されています。

仮想通貨FXのデイトレードに不可欠なテクニカル分析

仮想通貨FXデイトレードテクニカル分析とは、これまでの価格の変動を予測し、この先どういった値動きをするのか予測する手法です。その手法には様々な種類が存在し、各トレーダーは情報の一部として取り入れ、価格の上下を予測しています。しかし、あくまでも過去データでの解析ですので必ずそうなるとは限りませんが、おおよその値動きのパターンなどがわかるようになります。有名なテクニカル分析では「移動平均線」や「一目均衡表」などがあります。

移動平均線とは、チャート図の一定期間の価格を線で繋ぐことにより、知りたい期間のトレンド状況を分析する事ができます。さらにその集計する期間を変える事で、いくつもの期間の表を作る事ができます。使い方は、5日間や15日間の毎日の終わり値を線で繋ぎ、その線が重なるところや離れるところを読み取って、将来の値動きを予想します。移動平均線の上にローソク足があるときは、値動きが上に向かっている上昇トレンド。線の下は下降トレンドといった様に、値動きの状態がすぐにわかる様になっています。

一目均衡表とは、その名の通り一目瞭然に解る表という意味で、ローソク足と五つの線(基準線、転換線、先行スパンA、先行スパンB、遅行スパンB)から成り立っています。表の見方は、転換線が基準線の上に抜けたら買い、下に抜けたら売り。先行スパンAと先行スパンBの間を「雲」と言い、雲が厚い(差がある)時には相場が維持され、薄い(差がない)時には逆転しやすいという事になります。

遅行スパンとローソク足が交わるところは、上昇下降のトレンドが変わったといったように、この3点を覚えてしまえば、誰でも一目瞭然に理解できるテクニカル分析の表になっています。
どちらも簡単でわかりやすいテクニカル分析ですので、初心者でもすぐに覚えられます。仮想通貨FXだけでなく他の取引等にも使えますので、ぜひ覚えておいて損はありません。

初心者は仮想通貨FXのデイトレードブログを参考に

初めて仮想通貨FXでデイトレードされる方は、何を始めたらいいのかも、わからないという方もいます。プロの講師に教えを受けるのも良いですが、それには多くの時間と費用がかかります。まったく1から始めようと考えている方は、仮想通貨FXのブログを読んでみる事をお勧めします。

ブログには、初心者向けから上級者向けのものまでたくさんあります。上級者向けのブログでは、初歩的なことはほとんど書いていません。(情報やテクニックがメイン)初心者向けでは、わかりやすく1から丁寧に書かれており、まさに手取足取り教えてくれます。取引所の登録の仕方から、取引手順など事細かに書かれていますので、初心者の方はいくつかのブログ読んでみる事をお勧めします。初心者ならではの疑問や質問に答えていますので、仮想通貨FXを始める前は必ず2つか3つのブログを読んで勉強しましょう。

仮想通貨FXは価格変動が大きく、短時間で価格が上昇下降します。少ない金額で、その上短期間でチャンスを掴みやすいですが、大変危険なデメリットもあります。十分に理解した上で臨めば、仮想通貨FXで収入を増やすこともできますし、デイトレードで生活する事も出来ます。デイトレードをチャレンジしたい方は、身を守る為にもしっかりとした予備知識を付けて臨みましょう。