ここ数年で仮想通貨も資産運用の一つと考えている方が増えていますが、ビットコインFXというのをご存知でしょうか？外国為替FXの様にFXが出来ます。FXといえばギャンブル的なことを想像される方も少なくありませんし、その上、ビットコインFXという新しく出てきた良く解らないモノに抵抗感を抱く方も居られるでしょう。

しかしFXはギャンブルではなく、キチンとした投資であり、仮想通貨も今後は一般生活の中に浸透するお金の代わりとなる価値のあるものです。今回はFXの説明と、メインタイトルのビットコインFXが空売りから可能の“空売り”とは何か？そしてビットコインFXのおすすめ取引所の紹介をしたいと思います。

ビットコインFXの空売りとは

FXとは外国通貨を売買する事によって為替差益（利益）を得るトレードをする事で「外国為替証拠金取引」と言います。簡単に言えばFXは外貨を買って売買を行うことです。TVのニュースなどでドルと円の為替相場の変動を見ますが、お金の価値は分刻みで高くなったり低くなったりします。為替取引所でドルを買い、しばらくたってドルの価値が高くなった時に売るという事を２４時間行っています。FXではお金を「証拠金」として用いやり取りを行います。

空売りは株式証券や為替トレードなどでよく使われる言葉ですが、空売りとは自分がそのものを持っていない状態でトレードを行う事です。株式での空売りは株を借りて証券所で株式を空売ります。そして株を買い戻し借りた株を返し、そこから出た差額が自分の利益となります。FXの空売りの場合は株式の空売りとは違い借りてくるようなことはありません。お金を空売りしてお金を買い戻す、つまり空売りとは売ることから始まります。

ビットコインFXの空売りのやり方

ビットコインFXも同じ様に仮想通貨を「証拠金」として使いFXトレードを行います。ですが、ビットコインFXでは現物を持たずとも売買を行う事が出来ます。それはビットコインFXとは「差金決済取引」ともいい、通常のトレードとは違いコインの受け渡しを行わずに、売買を行った時に生じた損益の金額を行うトレードのことです。

実際に仮想通貨を所持していなくとも、ビットコインFXを始めたいと考えている人とっては嬉しいですが、ビットコインFXはなぜ持ってなくとも始められるのか？それはFX特有で、前述の「空売り」からFXトレードを開始できるからです。外貨FXの空売りの様に空売りして買い戻すことからFXトレードが開始できます。

またビットコインFXはレバレッジトレードの一種で、倍率を設定する事で元手以上の資産運用が可能です。レバレッジトレードとは現物通貨や証拠金として預け入れる事で、希望するFXの資産運用が可能となります。FXマーケットごとにFXの倍率が設定されていますが、例えば１０倍の倍率にFXを設定したとします。１０万円の証拠金を取引所に預け入れれば、１００万円までのFXの資産運用が可能となるのです。

ビットコインFXの空売りでのメリットとデメリット

現物売買に慣れてきた方、また、ビットコインを所持していない人にとってビットコインFXは魅力的に感じるかもしれませんが、やはりFXのメリットデメリットは存在します。FXのメリットとしては空売りからでもFX開始が可能な点です。相場トレード手法の、ベア型やブル型といったFXの手法を使って、コツコツでもFXで空売りで高い時に売って安い時に買えば空売りだけでもかなりの利益がでるでしょう。

またレバレッジトレードの倍率を設定する事で空売りでも大きく利益を得ることが可能になる点です。１０倍の倍率で設定したマーケットで１０万円を証拠金として預けた場合、１００万円の資産運用が可能になりますがこの時に利益率も１０倍になるのです。ビットコインの価格が１０％上昇したとします。FXで１０万円で購入すれば１万円ですがFXで１００万円で購入したとすれれば１０万円の利益になります。元手が変わらないのに、こういったレバレッジトレードも行う事ができるのがビットコインFXの魅力でありFXのメリットといえます。

一方デFXのメリットは先ほどのレバレッジトレードによるものでしょう。逆に１０％ビットコインの価格が下落した場合に、FXで１０万円で購入したときには１万円の損失ですが、FXで１０倍のレバレッジ倍率を設定していれば１０万円の損失になります。そしてFXのマイナス分は証拠金から引かれますので１０万円のFXの証拠金が０円になってしまいます。１０万円の損失の上、さらに取引所によっては“追証”を設定しているトレードがあります。追証（おいしょう）とは追加証拠金のことで、マーケットごとの証拠金維持率を下回った場合に、マーケットが指定した期日までに追加で証拠金を預け入れなければならない事です。

さらにビットコインFXではカウンターパーティリスクというFXのデメリットが存在します。これはビットコインFXだけではないのですが、金融商品を取引する時に間に入っている会社（仮想通貨取引業者等）が倒産や業務停止によって発生してしまう損失のことです。ほとんどの取引所がまだ設立されてから４年から五年位がほとんどですので、こういった状況の場合には保証をしてくれない事になっています。取引所のホームページ等で利用規約を確認し、一箇所だけでの空売りなどのトレードは行わずにビットコインや資産を分散させるなどのリスク回避が必要となるでしょう。

ビットコインFXの空売りでおすすめの取引所

ビットコインＦＸ空売りＤＭＭＢｉｔｃｏｉｎはFXや証券も取り扱っており、その方面に精通しているＤＭＭグループが運営しています。７種類のアルトコインのレバレッジトレードが可能で、ＤＭＭビットコインを使えばリップルやイーサリアムといったアルトコインの空売りなどのレバレッジトレードが可能です。ビットコインでの空売りなどのレバレッジ倍率も５倍までとやや低めの設定ですが、その分初心者にも安心して利用できる所です。スマホにも対応しており、使いやすく見やすいと初心者から上級者にも評判が良いです。スマホに対応していると、外出先などで急な変動などがあった時などに便利です。

ＧＭＯコイン

GMOインターネットグループの傘下で金融トレードのノウハウを持っている大手です。チャートの見やすさやスマホでの使い勝手も良いのが特徴です。追加証拠金制度が無く各種手数料も０円。１０００円から空売りなどの売買ができる非常に初心者には優しい所です。空売りなどのレバレッジ倍率の設定は５倍と１０倍を用意しており、FX上級者でも満足できる所と言えるでしょう。セキュリティ対策も万全です。

ｂｉｔｂａｎｋＴｒｅｄｅ（ビットバンクトレード）

こちらも追加証拠金制度のない所で、コールドウォレットによるマルチシグに対応している安全性を最重視した所になります。レバレッジ倍率も２０倍まで可能で、日をこえてのトレードを行う手数料の借入手数料が掛からないのが特徴です。総合的には使いやすい所ではありますが、上級者向けの感があります。ですが、今後始めたいと思っている方はぜひ押さえておきたい所です。

ビットコインFX空売りの将来性

いかがだったでしょうか？ビットコインFXは資産運用の一つの手段として利用されようとしておりますが、ビットコインFXは誕生してからまだ日も浅く信用といった面では日本では本格的にビットコインFXはまだまだ活用されておりません。しかし株式や先物といった昔からあるものも、最初は解らずに怪しく不安なものだったと歴史が証明しています。時が経てばビットコインFXも株式証券の様に資産運用の一つとして認識される様になるでしょう。その時に早いか遅いかで差がつく事になるのは目に見えています。