世界最高水準のFXプラットフォームである「MT4(メタトレーダー4)」は、Windowsのパソコンを使っている人なら、ビットコインFXでの使用も可能です。MT4を使いこなせば、ビットコインFXで大きな利益を得ることも充分期待できますから、ぜひ使用してみたいという方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方のために、MT4を使用してビットコインFXの取引をする方法について説明していきます。MT4やビットコインFXがどんなものなのかについても解説しているので、気になるという方はぜひチェックしてみてください。
ビットコインFXでのMT4は世界最高レベルのプラットフォーム
MT4(メタトレード4)は、FXの取引におけるチャート分析や自動売買ができるプラットフォームです。MT4は日本のFX業者ではあまり使用されていませんが、世界でもっとも使用されていると言われています。なぜならMT4には他のプラットフォームにはない、非常に優れた機能を持っているからです。MT4には、おもに「50種類以上のテクニカル指標をチャート上に同時表示できる」「トレーダーが作ったテクニカル指標を購入して利用できる」「自動で売買ができる」の3つの機能があります。
MT4にはデフォルトで50種類以上のテクニカル指標が搭載されており、チャート上でこれらのテクニカル指標を複数同時に表示することも可能です。50種類以上ものテクニカル指標のなかから、自分のチェックしたいものを複数同時表示できる機能は、チャート分析に大いに役立ちます。
ビットコインFXのMT4ではFX自動売買機能も可能
さらにMT4では、デフォルトで搭載されていないテクニカル指標もインストールできます。MT4では「MQL4」というプログラミング言語でテクニカル指標を作れ、販売することも可能なのです。MQL4が使える人なら、自分が使いやすいオリジナルのテクニカル指標も作れます。
プログラミングができない人でも、販売されている指標のなかから自分好みの指標を購入してダウンロードできるのがメリットです。販売されているテクニカル指標のなかには、世界中のトレーダーや企業が作成したものもあるためFX取引きの時に役立つでしょう。
また、MT4には自動売買の機能も備わっています。自動売買は、「EA(エキスパート・アドバイザー)」と呼ばれるプログラムによって行われます。EAを利用すれば四六時中チャート画面に張り付いていなくても、自動で売買が可能です。
EAでは事前に「この条件の時に売る、または買う」という設定がされているので、安心して売買を任せられます。EAには様々な種類があり、先ほど説明したテクニカル指標同様、好きなEAを無料または有料で購入できます。つまりMT4を使えば、自分好みのテクニカル指標やEAを使って、FXの売買ができるというわけです。
ビットコインFXのMT4は取引も可能
ここまで読めば、MT4がいかに便利なツールか分かったはずです。先ほども説明したとおりMT4はFXの取引に使われるツールですが、FXと同じようにチャートを使うビットコインの取引でも、「Windowsのパソコンを使っていること」「仮想通貨の取引所であるBITPOINTを使うこと」「ビットコインFXの取引をすること」この条件下でならMT4を使えます。
MT4はパソコンにダウンロードすることで利用できますが、これはマイクロソフトのWindowsに対応したソフトです。そのため、MacではMT4を利用できないので注意しましょう。では次に、仮想通貨取引所「BITPOINT(ビットポイント)」について説明していきます。
ビットコインFXのMT4が利用できる国内の取引所
国内には複数の仮想通貨取引所がありますが、MT4を利用できるのは、2018年8月時点でBITPOINTのみとなっています。BITPOINTは「株式会社ビットポイントジャパン」が運営する仮想通貨取引所で、設立は2016年と比較的新しい取引所です。
同じ国内の取引所では、新規の顧客登録を停止中の「bitFlyer(ビットフライヤー)」や「coincheck(コインチェック)」が有名で、BITPOINTはあまり知名度が高くありません。しかしBITPOINTを運営しているビットポイントジャパンは資本金が44憶3,000万円と、国内最大手のbitFlyerの41憶238万円を上回っています。
仮想通貨の取引所は、倒産した場合、預けていた資産がユーザーに戻って来る保証がないため、運営企業の安定感は必須です。安定感で考えれば、資本金の多いBITPOINTはおすすめと言えます。
この話を聞けば、MT4を使いたいけれどBITPOINTは知名度がないから不安だと思っていた方も、ある程度は安心してBITPOINTを利用できるのではないでしょうか。BITPOINTでは、サイト内でMT4を無料でダウンロードできます。ただし先ほども説明したとおり、MT4を利用できるのはビットコインFXに限ります。では次に、このビットコインFXについて説明していきましょう。
ビットコインFXのMT4で可能な取引とは
ビットコインFXとは、ビットコインのレバレッジ取引の一つである「FX」のことを指します。レバレッジ取引とは、持ち金を担保にその数倍の資金で取引をすることです。例えば持ち金が100万円でもレバレッジを5倍にすれば、500万円をビットコインの取引に使えるのです。
レバレッジ取引には、「信用取引」「FX」「先物取引」の3種類があります。これらのレバレッジ取引のなかのFXが、ビットコインFXにあたります。ビットコインFXの取引は、ビットコインの値動きだけで損益が決まる「差金決済」によって行われる仕組みです。
同じレバレッジ取引でも、信用と先物では取引所から資金を借り、その資金で取引をします。例えば持ち金が100万円で5倍のレバレッジをかける場合、400万円を取引所から借りて、実際に500万円分のビットコインを購入してMT4で取引をするのです。
一方ビットコインFXでは、実際に資金を使わずに、持ち金の数倍のポジションだけを指定します。例えば資金が100万円で5倍のレバレッジをかける場合、実際に500万円分のビットコインを購入することなく、500万円分のビットコインを購入したていで取引ができるのです。このケースでは1BTCを100万円と仮定した場合、5BTC分のポジションで取引ができます。1BTCが110万円に上がった場合、5BTCのポジションでの取引なら50万円の利益が生まれます。この結果によって生まれた差額を、決済が終了した時にもらえるのがビットコインFXの特徴です。
BITPOINTでのビットコインFXの取引には取引手数料はかかりませんが、別途「スワップポイント」というポジション料がかかります。これはいわば借りた金額の利息のようなもので、BITPOINTでは1日あたり0.035%に定められています。
つまりビットコインFXでポジションを持っている場合は、そのポジションの0.035%分の料金が毎日徴収されるのです。ビットコインFXには、いつまでに決済しなければならないという決まりはありませんが、長くポジションを保持していると、それだけスワップポイントを多く支払わなければならないため注意が必要です。
BITPOINTのビットコインFXでは、2倍、5倍、10倍、25倍の4つから好きな倍率を選んで取引ができます。このようにBITPOINTでは、最高で25倍でのビットコインFXの取引が可能です。掛ける倍率が大きいほど、ビットコインが値上がりした時の利益も大きくなりますが、ビットコインの値が下がった時は当然損失も大きくなります。
BITPOINTに限った話ではありませんが、ビットコインFXで大きな損失を出し、多額の借金を抱えてしまったユーザーも大勢いますから、くれぐれも慎重に行いましょう。特にMT4を使ってみたいという理由でビットコインFXをする場合は少額で、レバレッジも一番倍率の少ない2倍で行うのが賢明だと言えます。