ビットコインが一躍有名となってから、様々なコインが生まれてきました。コインの種類に至っては1000種類以上あると言われています。取引所も当初はそこまで各社で差が無い取引所ばかりでした。しかし、時間が立つにつれて様々なサービスを提供する取引所が出てくるようになりました。手数料を無料化したり、取引所を開設してから急成長を遂げ世界一位になった所などもあるのです。どんどんと乱立する中で、日本やアジア圏で多大な利用者がいるLINEがLINE Financialという取引所を開設することとなりました。
LINE Financialとは
LINE FinancialはLINE株式会社が新設した会社です。金融事業の領域をさらに広げるためにLINE Financialが立ち上げられたのです。このLINE Financialでは取引所の開設だけではなく、 LINE Financialでローンや LINE Financialの保険といった分野にもLINE Financialでの事業を拡大するようです。
すでに、LINE Payと言われるモバイル送金・決済システムがあるのですが、そこでの年間取引高が4,500億円を超えているのです。すでに、これだけの金融取引を持っている企業が仮想通貨市場に参入することは、 Financialは市場に素晴らしい発展と賑わいを与えるはずです。
一応現在のところ、Financialでの取り扱い通貨はまだ未定とのことです。大きい会社が開設する取引所なのでFinancial独自の仮想通貨の発行を行うのは間違いないですし、恐らくビットコインやイーサリアムなどの人気コインは取り扱われると思います。特に、LINE Payに現在4000万人の登録者がいるということが非常にLINE Financialにとって強みになるでしょう。LINE Financialという取引所を開設するにあたって、4000万人の内数%は売買を始めてくれる可能性があるからです。すでに、Financialで売買を始めてくれるユーザーをあらかじめ抱えているということです。
LINE Financialとの関連性
やはり、LINE Financialが売買を始めるにあたって一番のメリット、話題性なのはLINEとどう関連してくるかということだと思います。アプリ上で売買が出来るようになると、Financialの利用者にとってもメリットになるばかりだと思います。 Financialの利用者からしてみれば、新たなアプリやツールをダウンロードする必要が無く、お手軽に始められるという点では非常にメリットになると思います。さらに、LINEを通して仮想通貨などの送金が行えるようになるとさらに利用者や、LINE Financialで行う人が増えるでしょう。
LINE Pay利用者がLINE Financialで取引者となりうる可能性があるのと、LINE Financialでの取引の簡単さを示すことができれば利用者の大多数を参入させることもできます。もちろん、現在行っているサービスの一環で支払いをポイントなどで行っているものも、LINEが発行する仮想通貨で支払いを行うことも可能です。LINE Financialで仮想通貨の配布なども容易に行えるのと、無料で配布することにより、さらなるFinancialでの参入者の増加が見込めます。
そして、LINEがLINE Financialを通して取引所を開設することで、仮想通貨に関する技術をLINEが手に入れることができるのです。また、Financialを通して取引所を解説することで安全性の技術は非常に高くなると言えます。その技術をLINEに導入することも、一つの目的かもしれません。
特にLINEのようなコミュニケーションアプリでは、安全性の高さが一つの利用基準になりえます。現在でもアカウントが奪われたり、情報が流出したりという問題があります。コミュニケーションのためのツールで情報の流出などは非常にデメリットとなります。その問題の対策として技術を応用できればさらに良いアプリとなるでしょう。
LINE Financialの今後の展開について
LINEの利用者はアジア圏で全体の約75%を占めていると言われています。つまり、アジア諸国での統一通貨をLINEが作れる可能性があるのです。これまでの貨幣の問題点を解決するためにFinancialは開発されました。海外送金に掛かる時間や手数料の問題、銀行という第三者を介さなければ売買ができないなどの問題を解決した仮想通貨は、統一となりうる可能性を持っているのです。
アジア諸国はまだまだ発展に期待ができる国が多いのが特徴です。日本も含め、その国々の基軸となれば、LINEに莫大な利益をもたらす可能性もあります。それ以外にも、日本に出稼ぎに来ているアジア諸国の人々には、手数料が掛からない点や、時間をほとんど掛けずに送金できるということは、非常に利点となります。せっかく自国よりも稼ぎが良いアジア諸国で働いたとしても、送金する際に手数料で大きな金額を取られたとすると、非常に痛手となります。我々日本人ですら、ATMの手数料ですら痛いと思っているくらいなので。
LINE Financialのサービスが始まることで仮想通貨が身近になる
現在、我々の周りでは、LINEを使っていない人の方が少ないのではないでしょうか。プライベートでも仕事の連絡手段でもLINEは使われています。ほぼスマートフォンを持っている人はLINEを入れていると言っても過言ではありません。そのLINEがLINE Financialで取り扱いを始めるということは、目と鼻の先までやってきたと言えるでしょう。
どうしても始めようと思うと、新たな口座を開設したり申請したりと、手間が掛かっていましたが、それがすでにアプリケーションとして入っているLINEで使えるようになるので、すぐに始めることができるのです。すると、自然にLINE Financialでする人も増えますし、そこでLINEとしても、さらなる収益を見込めるのです。
もちろん、 Financialでの取引が身近になるということは、投資経験のない人や、よくわかっていない人も市場に参加してしまう可能性があるということです。単なるコインだけではなく、投資の対象という面も持っています。
もし、無知な状態で市場に参加してしまうと、すぐに資産を減らしてしまう可能性もあるのです。もちろん、その逆で急に利益を得たとしても、何も勉強せずに参加しているので、どんどんギャンブル要素に取り込まれていく可能性もあります。
LINE Financialは仮想通貨に新たなる可能性を与える
市場にLINEが参入することで、新たな風を吹き入れる可能性は高いと考えています。すでにアジア諸国の75%の利用者数を獲得しているので、その影響力は非常に大きいはずです。ただ単に市場に参加者が増えるというだけではなく、投資が非常に身近なものになるのです。アジア諸国での経済が刺激される可能性もあるのです。
もちろん、LINEが市場に参入したとしても、市場自体が縮小してしまうとどうしようもありません。そういった場合では、やはりFinancialが独自のコインを持つことで影響を最小限に抑えることもできます。
もちろん、LINEがLINE Financialという取引所を開設するのであれば、十分に独自のコインを発行することが考えられます。LINEが現在行っているサービスにそのコインを使用できるようになるメリットもあります。使用者をすべて巻き込むことができるLINE、その影響力は多大なものとなるはずです。そこが利用できるのが強みであると同時に、他の所には無い特徴となります。
最後に、仮想通貨は将来的には、世界の基軸になりうる可能性を持ってはいますが、どうなるかはまだわかりません。現在のところでは、投資の対象という面が強いです。それを理解した上で取引に参加しなければ、痛い目を見るのは必須です。そういった点にも注意しながら、今後のLINE Financialの取引所開設に注目していくことが必要です。