仮想通貨市場において人気を集めてきたビットコインなども、最近では少し落ち着きがでてきました。去年の値上がり具合は、少し異常さを感じるくらいでしたので、程よくなってきたという表現の方が正しいかもしれません。

最近、市場にゴールドマンサックスが参入するというニュースが流れました。もしかすると、ゴールドマンサックスの参入により再びビットコインなどの資金流入が高まるかもしれません。なんといっても、ゴールドマンサックスのような大手銀行が市場に参加するということは一気に資金が流れ込む可能性があるのです。

ゴールドマンサックスとは

ゴールドマンサックスは、アメリカのニューヨーク州に本社を置く金融グループです。ゴールドマンサックスは、投資銀行業務、証券業務、資産運用業務を中心に、様々なグローバルな金融サービスを世界中の企業や金融機関、政府機関などにゴールドマンサックスが提供しているのです。ゴールドマンサックスは、まさに世界でも有数の投資銀行なのです。

日本にも大打撃を与えたリーマンショック時にも、他の投資銀行が次々と破綻する中逆張りでゴールドマンサックスはどんどん利益を出すなど、ゴールドマンサックスは非常に優秀な投資銀行と言えます。さらに、ゴールドマンサックスの歴代の経営陣はホワイトハウスとの関りが深いなど、これだけ大きな投資会社だけあって政治界にも力をもっているのがゴールドマンサックスです。

そこで、少し前にゴールドマンサックスが、市場に参入すると発表がありました。まずはビットコインの先物取引を開始するとのことです。一時期は、ゴールドマンサックスのCEOは、仮想通貨が詐欺の手段になっていると述べたこともありましたが、仮想通貨の可能性と将来性に対して肯定的な発言をゴールドマンサックスは行いました。

もちろん、ゴールドマンサックスも参入するからには否定的なことばかり言っていては務まりません。ゴールドマンサックスが手を付け始めたということで、再び活気を取り戻すかもしれません。

ゴールドマンサックスが仮想通貨市場に参入

市場にゴールドマンサックスが参入することで、様々なことに期待を持てます。まず、ゴールドマンサックスの参入でかなりの量の資金がビットコインに流れ込むかもしれません。ゴールドマンサックスは個人やグループで参入するのとは元々の資金の量がゴールドマンサックスは違うといえます。

さらに、ゴールドマンサックスが抱えている資産家などの投資の対象としてビットコインが増えるので、ビットコインは活気を得る事でしょう。すると、一時的に去っているゴールドマンサックスが抱えている投資家などが、再びビットコインのボラティリティに魅せられて市場へ戻ってくる可能性もあります。

ゴールドマンサックスがビットコインに参入したということは、市場に大手金融機関などが参入する可能性がどんどん出てくるということです。いくつか国内外の金融機関でも、市場に参入する予定であると発表しています。ゴールドマンサックスの参入は、新たに取引所を開設する以上に大きなインパクトを与える可能性もあります。大手金融機関の資金が流れ込むので当然価格にも大きな変動があるかもしれません。

逆の視点からとらえると、ゴールドマンサックスみたいな大手金融機関が無視できなくなったと考えることもできます。当初、金融機関もここまでビットコインが大きな存在となるとは思っていなかったはずです。さらに、管理する銀行を必要としない為にゴールドマンサックスを含めた金融機関からは遠い存在となるのは必然的でした。

しかし、そういったことがあると言っても無視できなくなるほど存在が大きくなったのかもしれません。もちろんそれ以外にも、ゴールドマンサックスを含めた金融機関によってはブロックチェーンの技術に目を付けたところもあります。このブロックチェーンの技術を銀行業務に組み込むことに色々と改善しようとしているようです。これまで解決できなかったゴールドマンサックスを含めた銀行の問題を解決するために作られたからです。

ゴールドマンサックスにとって仮想通貨とは

仮想通貨ゴールドマンサックスビットコインには発行枚数に上限が設定されています。2100万枚で設定されているのです。さらに、特定の国のお金ではないので、世界中どこでも使用できるのです。実はこういった面が、金と似ているのです。

金も埋蔵量が決まっており、ビットコインによる発行枚数が決まっているのと同類ととらえることができます。それと、金は特定の国でのみ価値が高いのではなく、今現在世界共通で価値が決められています。仮想通貨も特定の国のお金ではないというところで似通っているのです。

まさに、仮想通貨は金をデジタル化したようなものと言えます。金は採掘できる量が決まっているので希少性が高いのです。ビットコインも発行数を決めることによって希少性を高めているので価値があるのです。となると、2100万枚しかビットコインは無いのかと思いますが、1BTCを分割して取引をしているのです。一応1BTCを1億分の1まで分割できるのです。

ビットコインは金の性質と似ているので、ゴールドマンサックスの顧客から金のような貴重な資産だと考えられているようです。そして、ゴールドマンサックスは顧客の要望に応えるために、ビットコインの取り扱いを開始したと言われています。

もちろん、理由はそれだけではないでしょうが、ゴールドマンサックのようなアメリカの富裕層を顧客としている金融機関が参入すれば、新たな多額の資金がビットコインの市場に流れ込むのは間違いないでしょう。

ゴールドマンサックスが市場へ参入

ゴールドマンサックスなどの、大手金融機関が参入したことによりビットコイン市場も新たなる局面を迎える可能性もあります。少し活気が落ちている市場が盛り上がりを見せますし、これまで市場に参加していなかった人たちが参加をすることにより、どんどん市場が刺激されていくでしょう。

今年だけでも、ゴールドマンサックス以外に、国内外の金融機関が参入を発表しています。もちろん各金融機関それぞれに思惑があるかもしれませんが、間違いなくお金の価値は上がりますし、お金として認められていく可能性もあります。

本来仮想通貨は銀行を必要としない新たなる時代のお金として開発されているので、銀行としては認めたくないものではあります。発行当初は見向きもされなかったのですが、今では大手金融機関が参入するほどの市場に成長していることは否定をしようのない事実です。

ゴールドマンサックス参入後の市場

仮想通貨は、新たなる時代のお金として成長している可能性は非常に高いです。本来金融機関を撤退させてしまう可能性がありますが、その金融機関をも取り込んでしまうほどの成長をしているのが現実です。

特に、世界でも有名ないゴールドマンサックスが参入し、日本の大手金融機関でも参入を始めているのは、それだけの魅力があるのです。ゴールドマンサックスとしては、顧客の要望に応えるために素晴らしい選択をしたと思います。今後どのような道を辿るかでその選択の良し悪しが変わるかもしれないですが、現状としては最善の選択であることは間違いないです。

市場はすこし陰りが見えていますが、ゴールドマンサックスのような大手金融機関が参入することで間違いなく再び活気を取り戻していくはずです。しかし、ビットコインが間違いなく世界共通のお金となるとは限りません。また違う物が出てくるかもしれませんし、そういったものを生み出すために大手金融機関が参入した可能性もあります。

ですが、仮想通貨が一番世界共通のお金となる可能性は高いです。そういった面も踏まえて今後はゴールドマンサックスのように参入してくる金融機関もあると思いますし、参入しているはずです。金のように、どんどん価値が上がっていくことがあり得ると思います。そして、ゴールドマンサックスのビットコイン市場への参加は間違いなくビットコイン市場を刺激するはずです。