仮想通貨FXではテクニカル分析を使ってトレードをすると、損をする回数を減らし、勝率を上げることができます。仮想通貨FXで大きな利益を上げたいという人は、まずはテクニカル分析の基本や使い方を学び、テクニカル分析で使われる指標を使いこなすことが大切です。ここでは、テクニカル分析の基本や使い方を紹介していきますので、仮想通貨FXの勝率を上げるための参考にしてください。

仮想通貨FXのテクニカル分析の基本を解説

仮想通貨FXで利益を上げるためには、テクニカル分析をしながらトレードを行うことが大切です。このテクニカル分析の手法は、仮想通貨FXだけではなく、為替や株、金や原油などの先物取引でももともと使われている方法です。ビットコインなどの仮想通貨FXでテクニカル分析を駆使してトレードできるようになれば、株や為替などにも応用ができ、様々な金融商品の取引も行える力がつきます。テクニカル分析の基本から応用までを学ぶことは、自分の力を高めることに繋がりますので、真剣に学んで損はありません。

テクニカル分析で使う手法はいくつもありますが、その中でも有名なものとして、過去の一定期間の終値平均値を表している「移動平均線」、売られすぎや買われすぎの判断材料となる「移動平均乖離率」、価格の上昇幅に対する下落幅の比率(もしくは下落幅に対する上昇幅の比率)を見ることで、相場の流れを判断できるフィナボッチ比率、短期間と長期間の日本の線を利用して、トレンドや取引のタイミングを判断する材料とする「MACD」、大きなトレンドが発生する前に売買の判断をすることができる「RCI」などがあります。

これらの指標の他にも、約200種類ほどのテクニカル分析指標があると言われていますが、すべてを理解して活用するのは非常に高度な知識が要求されますので、簡単ではありません。テクニカル初心者であれば、まずは3つほどの指標をピックアップしてチャート上に表示させ、それらを見ながら自分なりの予想を立ててみると良いでしょう。実際にトレードをせずに予想のみを行う方が、冷静に判断ができますので、練習する際には売買せずにまずは予想と検証を繰り返すことをおすすめします。テクニカル分析にある程度慣れてきたら、自や予想に合わせて少額からポジションを取るようにすると良いでしょう。

仮想通貨FXのテクニカル分析の使い方

仮想通貨FXにおいて、テクニカル分析指標の使い方は難しいと感じる人もいるかと思いますが、様々なテクニカル分析指標の中でも、比較的わかりやすい、理解しやすい指標を選ぶと、簡単に行うことができますのでおすすめです。

初心者が使いやすい指標から、かなり高度な検証を行うためのマイナーなテクニカル指標まで数多くの種類のものがありますので、まずは簡単なものを選んで使い方をマスターすると良いでしょう。おすすめのテクニカル分析の指標は移動平均線です。この指標の使い方はとても簡単なので、多くの人がトレードに活用しています。

テクニカル分析の基本は、相場の流れを把握することです。今上昇トレンドなのか、下落トレンドなのかをまずは把握することが大切で、それには移動平均線を用います。移動平均線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドであると判断できます。

移動線には短期移動線と長期移動線があるのですが、短期移動線が長期移動線を下から上に抜けた場合「ゴールデンクロス」と呼び、強い買いサインとなります。逆に、短期移動線が長期移動線を上から下に抜けた場合は「デッドクロス」と呼び、強い売りサインとなります。移動平均線は見やすく、わかりやすい指標となっていますので、まずは移動平均線を意識してトレードしてみましょう。

仮想通貨FXのテクニカル分析で使うおすすめソフト

仮想通貨FXでテクニカル分析を行うには、使いやすいソフトを使ってチャート分析をすることが大切です。仮想通貨FXではテクニカル分析のための様々な指数を使いますが、それらを同時に表示できるソフトであれば、一目で様々な情報を視覚的に把握することができ、テクニカル分析がしやすくなって精度もより上がりますのでおすすめです。

仮想通貨FXのテクニカル分析をしやすいソフトは、「Trading View(トレーディングビュー)」というテクニカル分析ツールと、仮想通貨取引所「ビットバンク」で利用できるチャートです。「Trading View(トレーディングビュー)」はテクニカル分析に特化したサイトで、仮想通貨だけではなく株や為替、原油や金などの先物取引まで、オールジャンルのチャートを選んで表示することができ、世界中のトレーダーが愛用しているサイトとなっています。

この「Trading View(トレーディングビュー)」には無料版と有料版があり、無料版はチャート上に、最高3つまでのテクニカル分析指数を表示することができます。4つ以上表示したい場合は、有料版に登録する必要があります。テクニカル分析のための指数は約200種類用意されており、より高度なテクニカル分析をしたい場合は有料版を利用すると良いでしょう。

もうひとつのおすすめは、仮想通貨取引所「ビットバンク」で利用できるチャートです。取引画面ではその仮想通貨のチャートが表示されるのですが、このチャートは「Trading View(トレーディングビュー)」のものが使われています。つまり、チャート自体はビットバンクとトレーディングビューで同じものが表示されることになります。

ビットバンクがトレーディングビューより優れている点は、4つ以上のテクニカル分析の指数を無料で表示できることです。つまり、トレーディングビューでは有料版でしかできないことが、ビットバンクでは無料でできるということになります。例えば、チャート上に「移動平均線」「MACD」「RSI」「一目均衡表」などを一度に表示することができ、よりテクニカル分析がしやすくなります。

また、トレーディングビューはすべての金融商品に対応していますが、ビットバンクは仮想通貨に特化しているため、操作方法もシンプルで、使いやすくなっています。初心者であっても利用しやすいこと、また指数を複数使いこなせるようになった場合でも、無料で多くの指数を表示できることから、仮想通貨FXのテクニカル分析においてはビットバンクがおすすめです。

仮想通貨FXでテクニカル分析をすると勝率が上がる

仮想通貨FXテクニカル分析仮想通貨FXでテクニカル分析を行いながらトレードをすると勝率が上がります。なぜならば「上がるだろう」「下がるだろう」といった雰囲気や感覚での価格予想ではなく、しっかりとした根拠に基づいた判断ができるようになるためです。仮想通貨FXのトレーダーは皆同じチャートを見て取引をしているため、彼らと同じようにチャートを見てテクニカル分析をしてトレードを行えば、自然と多くの人と同じポジションを取るようになり、損をしやすいと言われる「逆張り」も少なくなります。

テクニカル分析を行えば、今後の価格予想がしやすくなり、経験を積めば積むほど精度も上がるため、テクニカル分析を行いながら取引を続けていれば、勝率も自然と上がってきます。しかし、テクニカル分析をすれば必ず100%勝てるというわけではありません。特に仮想通貨は、理論では説明できないほど高騰することもありますし、下落するときにはストップ安がないため大幅に価格が下がる場合もあります。

しかし、テクニカル分析を行って、常に根拠を探しながらトレードをしていると、損をしても最小限に抑えることができますし、テクニカル分析で説明できない局面の場合は、「トレードをせずに様子を見る」といったような冷静な判断もできるようになります。仮想通貨FXにおいてテクニカル分析をすると100%利益を出せる、というわけではありませんが、損をする額を最小限に抑えたり、「ここは危険な局面である」と相場の状況を客観的に判断できるようになりますので、トータルで考えても、やはり勝率はあがると考えて良いでしょう。

仮想通貨FXのテクニカル分析を練習するにはデモトレード

仮想通貨FXのテクニカル分析に慣れるまでは、実際の相場を使って練習できるデモトレードがおすすめです。デモトレードを使えば、現在の仮想通貨FXの相場の中で架空のポジションを持つことができます。自分なりにテクニカル分析を行った上でロングやショートのポジションを取ったり、指値を置いたり、損切りをすることができるので、一歩踏み込んだ仮想通貨FXの練習ができることが魅力となっています。

仮想通貨FXの練習をするためのデモトレードで有名なものはビットメックス(Bitmex)です。ビットメックスは仮想通貨FXを行っている人の中でも人気がある取引所の一つで、100倍のレバレッジを掛けられること、追証がないので損失は預かり金に限定され、借金を背負う心配がないことなどが人気の理由です。このビットメックスでは、デモトレード専用の「BitMEX TESTNET(ビットメックス テストネット)」というサイトがありますので、ここでアカウントを作るとトレードの練習をすることができます。

もう一つは、「iトレFX(アイトレFX)」と呼ばれるアプリです。このアプリを使えばスマホで簡単にテクニカル分析の練習をすることができます。アプリの利用は完全無料で、面倒なアカウント登録も必要ありません。もちろん、架空の取引を行うバーチャルトレードなので損をする心配もありません。仮想通貨FXを専業にしている有名トレーダーのように、24時間常にチャートを確認し、チャンスを逃したくないという人は、このアプリを使って練習をすることをおすすめします。