今年もあと1ヵ月となり、2017年の終わりを迎えています。仮想通貨市場では12月に入り様々な通貨が暴騰し価格が跳ね上がっています。年越し前に大きな動きがあり仮想通貨を所有している投資家などはよい年越しを迎えるのではないかと思っています。リップルは最近新聞やテレビなどのメディア関係に多く出ていて、注目度を上げています。今回12月に「リップル」の価格が暴騰したことと今後の動きや「リップル」の特徴について書いていこうと思っています。
リップルの以前の動き
まず初めに「リップル」について簡単に紹介したいと思います。「リップル」はカナダのRyan Fuggerというウェブ開発者によって作られ、送金スピードが仮想通貨の中でもかなり早い通貨です。「リップル」はGoogleからの出資や、SBIや東京三菱UFJ銀行が「リップル」を取り扱うなど、世界的に有名な企業と大きな関わりを持っていることからとても人気の通貨になった。最近ではアメリカン・エクスプレスが「リップル」との提携を発表しました。上記の発表が公に出た瞬間価格が上昇しました。ですが、「リップル」は他の仮想通貨と比べると価格が低く、20円台から30円台を行き来していました。
リプルの価格が上昇した要因
日韓金融機関間での送金実験
12月15日SBI Ripple Asiaが中心となり日本の金融機関が「リップル」社の技術を利用し韓国の大手銀行に送金実験を行いました。実験がうまくいけば来年の春に本格的に実用するとの声が上がり注目度が上がっています。「リップル」を利用した送金システムが実用された場合海外に低コストで送金することができます。さらに送金スピードが数秒ととても早く支払いに面では完璧の通貨です。このことについては日経電子版と日経新聞の新聞紙でも記載されました。
国際間の送金が実用された場合、国に銀行があまりない国や、国の通貨の価値がほぼゼロの国や、銀行まで何日もかかる国などで「リップル」が利用される可能性があります。一部の国では「ビットコイン」をすでに利用している人たちがいます。実現はされませんでしたが国で仮想通貨を作ろうという動きがあった国まであります。仮想通貨が必要としている国はたくさんあるのでこれから必然的に仮想通貨は発展していきます。ですがそのような国でも仮想通貨の利用を禁止している国もあります。これからさらに各国で仮想通貨の制度ができてきます。これから仮想通貨と真剣に向き合い考えることが必要です。
ロックアップ
「リップル」ロックアップというシステムを利用しています。ロックアップとは「リップル社」が「リップル」供給量をコントロールする仕組みです。日本でいうと金融緩和みたいなものです。現在では約1,000億XRPのうち約650億XRPを「リップル社」が所有しています。2017年末からロックアップを開始し、それから55か月間の歳月をかけて毎月10億XRPを市場に回します。ですが市場に回して利用されなかった場合は再度55カ月間ロックアップされます。ロックアップにより一度に大量に出回り価格が大暴落の不安はなくなりました。
ロックアップにより価格が下がるのではないかという考えがありますが、実際には価格が上昇しています。ロックアップが解除されることにより供給量が増え、一時的に価格が下がりますが、下がったことにより多くの人が「リップル」を購入し始め、価格が上昇していきます。ロックアップ解除による価格の上昇は月日がたつごとに弱まっていくことが考えられますので。「リップル」を購入しようか迷っている人はなるべく早めに購入したほうがいいと思います。遅くても来年の春(国際間の送金開始)までには購入しておいたほうがいいのかもしれません。
提携企業
「リップル」送金技術は仮想通貨の中でも上位にあるため、今後さらに提携先の企業が増えると思います。現在主な提携先は金融機関、テクノロジー系の企業となっています。最近ではAmazonが「リップル」と提携する可能性があると話題になっていました。ネットショッピング系の会社と連携をして支払方法に「リップル支払い」加われば需要が増えます。現段階ではAmazonでビットコインの支払いができます。支払いだけではなく一定額「ビットコイン」を支払いしておき、欲しい商品の価格まで「ビットコイン」が値上がりしたら自動で購入してくれるサービスがあります。
リップルの最近の動き
現在80円台を行き来しています。12月12日に価格が上がり一日で約60も値上がりしました。15日からレンジ相場になり16日現在緩やかに値動きしていますが所々激しく変動しています。ですが緩やかな動きもすぐに終わり価格が変動する可能性があります。以前時価総額トップ3に入っていましたが。価格が全然動かなかった時期に入り6位まで落ちましたが、今回の暴騰により時価総額が3位までに上がりました。現在は動きが安定しているので4位です。最近どの仮想通貨も勢いを増しているので時価総額が1位2位まで到達するのは難しいと思います。
2018年1月にトム・チャニック氏が「リップル社」の広報マネージャとして働くことになりました。前職はFacebookの職員だったのでかなり有力な人が力となりました。今後「リップル」の認知度は急速に早まる可能性が出てきます。
リップルの今後の動き
「リップル」は最近一気に注目度をあげた通貨です。メディアでも取り上げられるようになったため認知度が一気に上がりました。「リップル社」は投資目的に作った通貨ではないと言っていますが、技術と多くの企業に出資してもらってることや提携していることにより、信頼度があるため多くの人が「リップル」を購入しています。信頼度が高く提携先の企業が圧倒的に多いことから今回の上昇は通過点とみている人たちが多くいます。そのため今回の暴騰で売却している人たちは後悔し、買い増ししている人が多くみられます。2018年は今まで以上の変動が起こるので一日一回でも価格チェックをし、仮想通貨の出来事やイベントなど少しでも把握しておくことが大切です。
2018年には仮想通貨が本格的に導入
2018年は仮想通貨が本格的に導入されます。冬のボーナスや貯金で余裕資金がある場合少額でもいいので仮想通貨を購入してみることをお勧めします。仮想通貨の認知度は低く、仮想通貨のことを知っていても実際に保有している人はさらに少なくわずか数%となっています。今後仮想通貨の利用者が一気に増えることが予想できるので、少しでも保有してみるといいかもしれません。投資目的ではなくても実際に送金や支払いが簡単にできるので、違う使い方もできます。
「リップル」は送金を目的に作られた仮想通貨なのでほかの仮想通貨「ビットコイン」「イーサリアム」「ネム」などとは違う動きをします。競争がないということは価値がなくなる可能性があまりないということです。「リップル」以外の仮想通貨にもその通貨の本来の目的があります。その目的か今後普及していくかを考える必要があります。先ほども書きましたが「リップル」は送金スピードが速く手数料も低く抑えられるため多くの人が必要としているサービスとなります。今「リップル」の存在を知らないだけで今後さらにテレビや新聞などのメディアに取り上げられ、認知度が上がれば多くの人が利用します。現段階では仮想通貨そのものが怖いと言っている人たちが多くいます。ですが仮想通貨に税金がかかります。今後さらに仮想通貨の決まりなどができることが予想できます。そうなれば安心して手を出す人が増えると思います。