ビットコインの急激な成長に伴い、投機として多くの利益を得ることのできる新たな市場となっています。仮想通貨は韓国首相、連邦準備制度理事会のジェローム・H・バウエル氏、JPモルガン最高経営責任者のジェイミー・ディモン氏などの注目を集めています。また、歌手Katy Perryも彼女もバークシャー・ハサウェイの最高経営責任者のウォーレン・バフェット氏に仮想通貨に対する考えを聞いた。さらにシカゴに本拠地を置くCMEグループは仮想通貨の先のも取引を開始しましたが、その影響もあり価格は高騰しました。
北朝鮮の仮想通貨に対する関心
米国のITセキュリティ企業のセキュアワークスが「仮想通貨取引所が北朝鮮政府系のハッカー集団の標的になっている」と発表しました。同社によると、北朝鮮政府と関係があるとされてるハッカー集団、通所ラザルスが、欧州系の仮想通貨関連会社の幹部求人を偽り各所に送信してるとのこと。昨年のバングラデシュ中央銀行から約91億円が不正送金されたハッキング事件にもかかわってたとみられており、実際に仮想通貨での被害が韓国で確認されています。北朝鮮政府は国連制裁により従来通りの外貨獲得が困難になっていくため、世界共通の通貨と言える仮想通貨を標的にした可能性はあります。
自国の通貨、経済が不安定、あるいは何らかの制裁により外貨の入手が困難な国にいて仮想通貨はかなり魅力的に映るでしょう。さらに現在多くの仮想通貨はその価値を飛躍的に高めています。自国の通貨を保有するよりビットコインを保有した方がいいという人さえいます。そうして仮想通貨への需要が高まる中、北朝鮮などの国が関心を高めるのも頷けます。
国内でのビットコイン
ビットコインは世界中から注目が集まっていますが、それは日本でも同じことです。多くの投資家たちが投機的な目的にビットコインの購入を検討している中、12月17日に最高値を更新してから軟調な動きが続いておりビットコインの動向をかなり気にかけています。今までの大きな上昇によって利益確定売りに動いた投資家の売りにより一時的に価格が下落しているとみられていますが、ビットコインはバブル時代の日経平均株価のように異常な上昇をしているとする意見もあります。バブルが弾けたときのようにいつ暴落してもおかしくないと軟調な動きを示す価格に警戒している状態です。
ビットコインのような仮想通貨には、基準価格が設定されていない状態で適正価格を算出するのが現段階では非常に難しいといえます。しかし相場が弱気だとの定義に最高値からの下落率が20kパーセントを超えると弱気像場だと判断できる目安になるといいます。ブルームバーグの情報によるとビットコインは12月20日一時的にこの定義を満たしており、12月18日に更新した最高値から20パーセント下回っており下落はその後も続き弱気相場と判断できます。そのほかのアルトコインの上昇やライバルとされるビットコインキャッシュの急騰により軟調な動きを示すビットコインですが、年初来では1500パーセント以上の値上がりとなっています。
テクニカル分析から見えるビットコイン
ビットコインは連日、軟調な動きを示し弱気相場に突入したとされていますが、チャートなどから読み取りテクニカル分析で解説いたします。まずに12月初めにてビットコインは200万円という節目で一時的に上値を抑えられた形となり、大きな抵抗線に上昇を阻まれる形となっていました。それを12月15日に突破しビットコインの220万あたりまで一気に上昇しました。それが、前の章でも触れていますが12月18日に最高値を更新し、それ以降下落しています。これは機関投資家の利益確定売りが行われたのが理由の一つですが、仮想通貨はどこまで上がるのか誰にも正確には判断できません。加熱気味なのか今が底値に近いのかも不明ですが、多くの意見としてはバブルと同じように急激に上昇をしており、いつ弾けてもおかしくないという認識ではないでしょうか。その認識は正しいですしリスクをしっかり認識し警戒することは必要なのことです。
最高値を付けたのち軟調な動きを示すビットコインですが、12月18日には大きく下落しています。この下落時に売却する判断をした人も多くいたでしょう。この時の下落で200万円まで下落することになりますが、200万円という節目で下支えられた状態になりました。この価格帯が大きな支持線をして機能している状態です。一時的に200万円を切る場面もありましたが一時間以内に価格が戻っています。
これを考えると価格は200万円~220万円の間で推移すると予測できますが、18日の高値を起点に上値が下がっていく下降トレンド(一時間足)に入っています。上値が徐々に切り下がり200万円を切り190万円まで下落しました。12月18日から現在まで190万円までふぇらくした回数は4回ほどですが12月22日ついに今までそれ以上の下落を防いでいた190万円のラインを下回りました。かなり弱気な相場と言えますので今後、調整を入れつつも大きく下落する可能性もあります。では次に日足で見てみると4日連続で下落している状況ですが、20移動平均線と接触し下落の勢いがなくなってきています。このまま反発され上昇すればしばらく揉み合い状態で推移するかと思われます。
どちらにせよ近日中、ビットコインの動きによってトレンドが決定づけられることになりますので、短期間でトレードされる個人投資家にとっては注目しておいた方がいいですね。
個人投資家から見たビットコイン
個人投資家にとってビットコインは依然、魅力的な投機対象と言えます。以前に対してボラティリティが抑えられてきましたが、それでもほかの法廷通貨の為替あるいは株式市場よりも高いボラティリティを誇っています。そのため短期間で大きな利益を得ることができます。また、ビットコインの普及によりアルトコインの価格も急騰している現状です。これはビットコインが時価総額40超円まで上昇したことにより連れ高といった現象が起きているといえます。仮想通貨全体がバブルのように高騰しているのです。他の仮想通貨に投資をする際にビットコインの価格が一つの指標となりますしイーサアムやリップルが仮想通貨の中でどの程度の位置につけているのかの判断材料になります。
ビットコインの危険性
ビットコインバブルは遅かれ早かれ弾ける・・・これが最も大きなリスクとなるといえます。バブルが弾ければ、今までの利益の大半を失ってしまうかもしれません。ビットコインは決済としても利用できるのでハッキングなどの犯罪行為のリスクもありますが、ビットコインなどの仮想通貨事態がまだ決済方法の一つとして普及しているとはいいがたい状況であり、ほとんど投機の対象として認識されているのが現状です
そんな仮想通貨の最も大きな危険はバブルが弾け価格が暴落することにあるでしょう。仮想通貨は先物取引などの金融商品も展開されレバレッジを聞かせて巨大な金額を運用することも出来ます。その仮想通貨の中心となるビットコインが暴落すると仮想通貨全体に影響を及ぼすことは想像に難くありません。
その他の危険性としてビットコインを超える仮想通貨の登場です。今現在はリップル・イーサリアムなどが時価総額を上げてビットコインに続く仮想通貨として認識されています。このようにビットコインを超える仮想通貨が出てくると投資資金はそちらに流れビットコインの流動性は悪化し急落していく可能性があるので続々生まれる仮想通貨には十分注意しておいた方がいいでしょう。