2017年は各メディアに登場し始め仮想通貨の認知度が増え、更にほとんどの仮想通貨が値上がりしました。以前から仮想通貨を保有していた方の多くは資産が増えたと思います。2018年は更に仮想通貨が勢いを増す事が考えられます。今回は「ライトコイン」について書いていこうと思います。
ライトコインとは
ライトコインについて軽く説明をしていきます。「ライトコイン」は元Googleの社員Charlie Lee氏により誕生しました。2017年の最初約500円でした。4月の最初に1000円値上がりしてからは緩やかに上昇しています。当時「ライトコイン」は技術力が高い方でかなり規模の大きい仮想通貨でした。「ライトコイン」は少額支払いが可能であり手数料を削減する事ができます。取引スピードも早く一時は「ビットコイン」よりも早く技術も上と言われていました。
「ライトコイン」にはアトミックスワップと言うシステムがあります。このシステムは異なる仮想通貨同士で取引が可能になります。更に仲介者なしに持ち逃げされる事なく取引を行うことができます。
最近の動きとニュース
「ライトコイン」も他の仮想通貨同様12月8日あたりから価格が急上昇しました。最大で3万円値上がりし、一時1コインあたり4万円を超えました。超えた後は2万5千円まで下がってしまいましたが3万円まで戻り、12月25日ぐらいから変動が落ち着きました。2018年になってからは大きな変動は見られませんが、「ネム」や「リップル」が注目度を上げ、「リップル」に関しては新聞に大きく記載されたため資金の流入が考えられます。「ライトコイン」を作ったCharlie Lee氏はSNSを使い価格操作をしているという疑いをかけられていました。そのためCharlie Lee氏は保有している「ライトコイン」を全て手放し、今後も保有することはないと断言しました。
SNSを投稿するたびにフォロワーや「ライトコイン」保持者に罵声を浴びていました。SNSにより「ライトコイン」の価格が変動することはないと思われますが、変に誤解をしてしまった投資家が利確をして価格が下がってしまうことはあります。そのような誤解は「ライトコイン」だけではなく他の仮想通貨でも起こっています。そのため数字のきりがいい値段に到達したら価格が一時的に下落してしまいます。
仮想通貨がバブルであるという専門家までも出てきてしまいました。なのでSNSの動きなどは100%無視できない状況になってしまいました。以前は情報収集として利用されていましたが、今では少し変わってしまいました。ですがSNSに出回っている人々の感情によりコインを決済してしまった人の多くは、まだ保有しておくべきであったと投稿している人が多く見られます。
それでは最近起こったニュースを書こうと思います。
・オンラインゲームプラットフォーム
オンラインゲームプラットフォームSteamが「ビットコイン」の価格変動の激しさにより決済を中止しています。「ビットコイン」が中止したため現在では「ライトコイン」と「ビットコインキャッシュ」が決済に対応しています。仮想通貨の主軸である「ビットコイン」が利用できなくなったことにより、ユーザーが「ライトコイン」や「ビットコインキャッシュ」に乗り換える人たちが出てきました。更に元から価格が高くなかったため、「ライトコイン」に乗り移った投資家が多く見られました。ですが「ビットコイン」の価格が安定し、取引手数料の問題が解決次第再度導入する可能性のあります。その時は少し価格が下がる可能性があります。
・「ビットコイン先物取引」
12月中旬に「ビットコイン先物取引」が誕生しました。先物取引により価格が乱高下したために「ビットコイン」を手放し他の仮想通貨(ライトコイン)などを購入した動きによる価格変動も考えられます。一方先物取引により期待感が高まり資金をつぎ込む投資家もいます。このため価格は変動しましたが長期的に見てみると価格はそこまで変動していません。ですが「ビットコイン先物取引」でサーキットブレーカーが発動してしまい、不安定な動きを見せています。1日に数十万円の価格変動があるため、他の価格変動が低い仮想通貨に回していることも考えられます。「ビットコイン先物取引」はまだ不安定なところもあるため、当分アルトコインを保有する投資家が多くいると考えられます。
・ コインベース・ドット・コム
アメリカの大手取引所です。最近様々な仮想通貨が対応しています。ですがこの取引所はインサイダー取引を疑われ、現在調査されています。疑われたことによりコインベース・ドット・コムのCEOのBrian Armstrong氏は従業員ポリシーを記載しました。内容は家族や友人にも情報を公開することを禁止することや、従業員や請負業者の取引データ公開を禁止している事が記載されています。もしそのような事が起こってしまった場合罰則を受けることになります。
一方でApp Storeではアプリのランキングで1位を獲得をしたため注目度が上がり取引量が増えました。大手の取引所であることから開設者が増え仮想通貨の購入が増えています。
・ ライトニングネットワーク
このシステムを導入し性能がかなり上がりました。このシステムの導入により少額の支払いでも数円の手数料で送金する事ができます。この手数料の低さは仮想通貨の中でもトップレベルで、「ビットコイン」よりもかなり安い手数料となっています。更に送金スピードもとても早いです。大体10秒くらいで送金が完了します。ライトニングネットワークでの送金は実際に成功しているため、高性能な仮想通貨になっています。このシステムはライトニングネットワークのペイメントチャンネルが開かれたことにより送金が可能になりました。
ブロックチェーンを利用することなく複数回の少額送金を行う事ができます。このシステムが実用化された場合更に価格は急上昇する事が考えられます。少額送金を低手数料でできることにより割り勘やちょっとした支払いにも利用する人が出てきます。「ライトコイン」は良い出来事や悪い出来事があるので価格変動があまり起こらずレンジ相場となっています。需要が更に高まり価格が上がるにはまだ素材が不十分なので今後は「ライトコイン」に関わるニュースを確認しておくのが大切です。
今後の動き
「ライトコイン」は送金スピードが早いことや、安全性が高いと言われています。ですがその点だけを見ると他の仮想通貨「ネム」「リップル」「イーサリアム」など「ライトコイン」以上の仮想通貨が出始めています。「リップル」や「ネム」に関しては多くの企業と連携していたり、出資を受けています。ですので「ライトコイン」は他の仮想通貨と取引ができることや今後他の新しいシステムが導入されるされることを注目しておくのが無難です。
一方2017年に「ビットコイン」の急上昇を追うように他の仮想通貨も同じく価格が上がっています。「ビットコイン」はもう上がりきったと考える投資家が「ビットコイン」から他の仮想通貨にシフトしていることが考えられます。その影響により価格が上がっていると言う考えもできます。上記でも書きましたが、SNSの情報に惑わされず、自分で決めた方法で購入、決済をした方がいいと思います。
「ライトコイン」は多くの取引所やウォレットに対応しているため価格が急落することは考えにくいです。2018年は「ライトコイン」の動きを注意しながら取引することをお勧めします。