今年注目の通貨Lisk徹底解説

Liskとは

まず、みなさんが知っているLiskとはLSKのことです。つまりLiskというプラットフォームがありその中で使用する通貨のことをLISKと言います。

プラットフォームってなんですか?となる方もいると思いますので少し説明させていただきます。プラットフォームとは正直しっくりくる日本語はありません。企画って感じでもありません。簡単に一言で言うなら「土台」ということです。プラットフォームと聞いて一番先に浮かぶであろう駅のプラットフォームも言わば電車が停まる「土台」ですよね?駅のプラットフォームはイメージしやすいと思います。電車が入ってくるところ、それがプラットフォームでつまりはLiskになります。その中で使用する通貨のことをLISKというのです。

この例えでいうとLiskはプラットフォーム、その中で動くのがLISKです。これでかなりイメージしやすいのではないでしょうか?「プラットフォームは土台」ということです。ここからが「Liskとは」ってとこに入っていくのですが、Liskとは「分散型アプリケーションプラットフォーム」のことです。なんのことやら?ですよね?わかりやすく解説していきます。

分散型とかアプリとかプラットフォームとかよくわからないカタカナがだからわかりにくいのです。重要なのは一つだけです。「分散型」これだけです。分散、つまり散ってるということですから反対は「集中」ですよね?「分散」の反対は「集中」です。なので当然この分散型アプリケーションプラットフォームにも反対があり集中型アプリケーションプラットフォームというものがあるのです。またカタカナがついていますけど大事なのは漢字の部分だけ!「集中型」です。この二つは具体例を出して比べてみるとわかりやすいです。

「集中型」の方はツイッターやフェイスブックみたいに特定の管理者がいて利用者がサーバーにアクセスしてサービスを使う仕組み。「分散型」の方は特定の管理者がいなくて利用者がお互いのサーバーにアクセスしてサービスを使う仕組みです。要するに真ん中に管理者がいるかいないかです。

分散型アプリケーションプラットフォームとはそういった真ん中に管理者のいないアプリの土台ってことです。なのでLiskが普及していくと将来的に真ん中に管理者のいないSNSとかが生まれてくるということです。イメージでいうとみんながスマホに入れているアプリは今はほとんど「集中型」でも、Liskが普及してこのLiskのシステムをスマホにダウンロードしているとそこで動く「分散型」のアプリが使えるようになるってことです。

ここで今までのをまとめますと、Liskというのは分散型のアプリができるようになる土台のことである。具体的にいうと将来Liskのシステムをパソコン、スマホにいれているとそこで動くみんなで管理する真ん中に管理者のいないSNSとかが利用できるようになる仕組みのこと。

Liskの特徴

そんな分散型のアプリの土台となるLiskですが、こんな特徴があります。

スマートコントラクトの記述言語がJavascript
サイドチェーンを使用
ブロックチェーンの承認システムがDPoS(Delegated proof on Stake)
発行枚数が無制限

このままだと難しいとおもうので1つずつ解説していきます!
まず、スマートコントラクトとは簡単にいうと契約情報がブロックチェーンに書き込めるってことです。ブロックチェーンというのは分散型台帳のこと=みんなで共有している帳簿のようなものだと思ってください。そこに書き込んでおける契約が「賢い契約」=スマートコントラクト。というと堅いですがこのスマートコントラクトを自動販売機に例えてみたらいかがでしょうか?

あなたが100円の飲み物を買うために自動販売機にお金を入れます。自動販売機は契約内容が機械的にインプットされているので100円を入れたら100円の飲み物しか買えません。でも150円を入れれば100円から150円の飲み物を買うことができます。これは機械がお金の代わりに飲み物を与えるといった契約内容をインプットしているから人を介さないでも取引を行うことができるのです。

スマートコントラクトも同じでプログラムに契約内容をインプットさせて自動的に取引を行う機能のことを指します。この取引内容が大まかなものから細かいものまで行えるのがスマートコントラクトの強みです。そういったモノの流れ、契約の流れやシステムをあらかじめプログラミングしておけるものということです。そしてLiskの場合はそのプログラミングの時に使用する言語が
JavaScript(ジャバスクリプト)というのはかなり有名なプログラミング言語でエンジニアの人にとっては馴染み深い、使いやすい言語ということです。それをふまえてLiskはそんな使いやすい言語でスマートコントラクト(契約情報)を記述できるので新規参入がしやすいということです。要するに簡単にプログラミングできるってことですね。

サイドチェーンとは

サイドチェーンとブロックチェーンとの関係次にサイドチェーンについてです。メインチェーンとは別にもうひとつのブロックチェーンを勝手につくってメインチェーンとPegと呼ばれる手法に相互運用性をつくることで、メインチェーンには無かった機能を追加したり手数料や承認時間をゼロに近づけたりと独自のチェーン設計と運用が行えるようにするものです。例えるならブログのトップページがメインチェーンそれぞれのカテゴリーがサイドチェーンという感じです。こうして分けておくことで何がいいかということですが、一つは「性能、処理能力の向上」ですね。全部のプログラムを1つにぶち込むよりも別々に動かした方が処理能力は高くなる。仕事も1人で作業するよりみんなで作業した方が早いですもんね?

もう一つはセキュリティ能力の向上。万が一サイドチェーンに何かバグがあったりハッキングされたとしても切り離すことが出来るってことです。少し過激ですが、例えるなら無人島で毒蛇に腕を噛まれたときに死なないように腕ごと切り落とす感じです。本体(メインチェーン)が死なないように毒が回った腕の部分(サイドチェーン)を切り離すことができる。これによって万が一に備えることができます。サイドチェーンって便利ですね!

ブロックチェーンの承認について

次にブロックチェーンの承認にDPoSという仕組みを用いてることですがここでは簡潔にさせていただきます。
DPoS(Delegated Proof on Stake)=間接民主制のようなもの。みんなの投票で承認者を選ぶ仕組み。それにより承認スピードが向上、本当の非中央集権的なコインでいられるという感じです。

最後に発行枚数が無限ということについてです。読んで字のごとく発行枚数が無限なのです。ビットコインは発行枚数が2100万枚って決まっています。LISKの場合は無限です。決まってません無限に発行されます。無限だとどんないいことあるの?というところなのですが無限だと将来Liskが普及していった時の価格の高騰を抑えることができます。有限だとものすごく普及した時にみんながLISKを欲しがって品薄状態になり価格が上がる可能性があります。

それだとそこで普及スピードが衰えてしまいますよね。そうならないための無限です。無限だとそういった可能性はないですよね?将来ものすごく普及してもどんどん新たに作られていくので品薄状態になることはない。ただ逆に供給が多くなって価格が異常に下がることもあるんじゃないの?って思いますよね、そこは安心してください。そうならないためにLiskは毎年、新規の発行枚数を減らしていきます。供給過多のときはフォージング(鋳造)の報酬を減らすってことです。

新サービスの仮想通貨

Liskというのは分散型のアプリを運用するプラットフォーム(土台)であり開発しやすい
JavaScriptを用いることで将来的にバンバンとそういった新しい分散型のアプリサービスを生み出すICOを簡単にできるようにすることを目標とした仮想通貨。簡単にいうと新サービスの母たる仮想通貨になろうとしているってことで計画どおり普及すれば新しいサービスがICOをして資金を集めて次々に世の中に生み出されることになるのではないでしょうか?