【原文】
読者の皆さまへ,

カルダノ財団は研究活動をローンチしました。カルダノ財団は、シンクタンクのZ/Yenグループのディストリビューティド・フューチャーズ(Distributed Futures)を、ブロックチェーン・アプリケーションに関する研究プログラムのパートナーとして採用しました。このパートナーシップは、カルダノの発展を促進し、またブロックチェーン技術がどのようにして様々な業界に影響するのかといった調査に役立ちます。

日本時間12月8日の22時頃に、カルダノより新しい発表がありました。今回の発表のメインテーマは2つあり、ヘルプセンターとブロックチェーンの研究活動のローンチが1つ目、二つ目のテーマはディストリビューティド・フューチャーズとカルダノの共同で行われる新しいパートナーシップの予定の公開です。ユーザーサポートから手堅く固めていくカルダノの方針は日本企業が推進しているカスタマーサティスファクション向上による顧客獲得に付随するところがあり、いかにユーザーとなる投資家たちの興味を引くか工夫する様子が見受けられます。

ヘルプセンター開設

【原文】
皆さまのご意見は非常に大切です。私たちはヘルプセンターが、カルダノについて学ぶことができる素晴らしいリソースにすべく努力を続けていきます。現在、ヘルプセンターは日本語、英語、中国語で表示されています。 今後数ヶ月に多くの言語を追加する予定です。

新しいヘルプセンターは、フィードバックを意識した作りになっています。よくあるトラブルはパッケージングされてトラブルシューティングにまとめられており、その評価を3タイプの絵文字で評価できます。評価されたデータはカルダノへと送られ、次期アップデートに反映させていくという仕組みです。カルダノは既に電話応対可能なヘルプデスクを備えていますが、今後のエイダコインユーザー増加を見越して業務効率化を図っているのでしょう。

既に世間に浸透したビットコインでさえ未だ新規投資家が続出しているので、ビットコインの10万分の1程度と格安で買えるエイダコインも同様に爆発的に投資家が増える可能性は十分にありえます。そしてヘルプセンターの意味するところは「エイダコインの使い方」にあるので、今後は投資に関するサポートとは別に、エイダコインで商品決済を行う方法などを拡充していくと予想できますね。その点の真偽についてはフィードバックの集計アップデートで明らかになるでしょう。

Sherry(非中央集権化プロジェクト)のローンチ

マルチ・シグネチャのトランザクション方式の採用により、ウォレットの処理が非常にスムーズになりました。かつトランザクションの処理手段にライトクライアントを採用し、複数のクライアントを持つことで処理が集中しないようトランザクションを分散できるようになりました。トランザクションが集中すると、仮想通貨はその処理を緩和する為にソフトフォークやハードフォークに迫られて価値を分散する事もあるため、この対策はユーザーとして非常にありがたいことです。このようにブロックチェーンの基礎システムの見直しを行ったことでウォレット入金から他社への送金まで流通の全てが各段に向上し、より決済手段に適した次世代仮想通貨となりました。

そして以前から話題となっていた耐量子コンピューター技術は「耐量子コンピューター電子署名方式」と名付けられて組み込まれました。これによりセキュリティー面もカバーされ、カルダノは堅牢なシステムを手に入れました。そのシステムを日本の歴史で例えるなら、難攻不落の小田原城と言ったものでしょう。そのうえ現在もブロックチェーン研究プログラムを推進しているために今後もセキュリティ性能は向上を続けていくでしょう。ここまで徹底して管理された仮想通貨ネットワーク技術は、現時点でカルダノ以外に存在していません。世界中から集めた高度な技術を持つブレインたちが、カルダノの品質を保ってくれているのです。

カルダノ財団の新しいコミュニティマネージャー

新着ニュース以降のカルダノの動向についてカルダノに集まるブレインたちに、新たなるメンバーが追加されました。日系の女性「向井マキ」です。カナダのバンクーバー出身の彼女は最近イギリスのロンドンに移住し、12月よりカルダノ財団に加わりました。チャーミングな笑顔と堪能な日本語と英語でカルダノフォーラムやチャットで「おもてなし」の精神でコミュニティメンバーを支えていくのでしょう。日系メンバーがカルダノに増えてくると、日本人としては親近感が湧いてきますね。エイダコインは上場前、日本人を中心に販売していたので、サポート体制も日本人に合わせているように思えてきます。

新たなパートナーシッププログラム

【原文】
カルダノとZ / Yen Distributed Futuresが推進するパートナーシッププログラムは、PoC(概念実証)やパイロットテストなど、年間8〜12件の新しいプロジェクトをスタートします。すでにsmart ledger(スマート台帳)アプリケーションに関する2つの共同研究論文を公開しており、内1つは、オランダ政府が自国のブロックチェーンにおいて採用するように指示しました。パートナーシップは、銀行、貿易、保険などの幅広い産業に焦点を当て、規制当局、投資家、政策立案者との関わりを促進することを目的としています。

このZ / Yenは、イギリスのロンドンにある巨大な金融シンクタンクです。その母体はAONというアメリカ合衆国シカゴに拠点を置く保険会社であり、その歴史は長く1994年に設立されました。主に世界の金融指数を評価することで名を知られている著名な企業なので、今後は仮想通貨にも影響を与える可能性があります。カルダノは過去2年間で有数の専門家、学者、暗号学者によって設計され、時価総額でトップ10の暗号化されたエイダコインを評価材料とすることでZ /Yenとのパートナーシップ提携を結ぶことに成功し、リアル社会への進出に着手しました。

カルダノが考案する施策は、現在マーケティングのターゲットとしてる投資家たちを銀行、貿易、保険などの新しいマーケティング市場に結び付けていく事を狙いとしています。カルダノが以前より提唱していた『エイダコインを所有する事で先進国の人々に役立つ身分証明書になる』ということは、保険企業とエイダコインを結びつけることで成立するのでしょう。この施策は既に開始されており、今後はPoC(概念実証)やパイロットテストなど、年間8〜12件の新しいプロジェクトをスタートする予定です。

新着ニュース以降のカルダノの動向

今回のロードマップByronの公開後、カルダノは時期ロードマップShelleyよりさらに後に来るGoguenに向けてロードマップのプランニングを開始しました。次期ロードマップの主な目的は、IOHKによるCardanoSLの完全な非中央集権化です。その作業の多くはネットワーク層の改良に関するもので、コアコンポーネントを大きく改良、改善することになります。これによりカルダノが提唱するエイダコインの基幹部分ウロボロスシステムは、より堅牢なP2Pネットワークとなり、その堅牢性を増すでしょう。

この重大なネットワーク改善において我々が注意しなければいけないこともあります。現在、エイダコインの大半は投機目的で所有されている為、価格変動により売却して利益を出そうという目的があります。しかし、ネットワーク変更のタイミングで一時的にエイダコインの転送ができなくなる可能性もあるので、慎重にトレードを行う必要があります。まだこれからエイダコインの価値は上がっていくので、すぐにトレードに出さず、価値が上がるまでステーキングで利子を受け取るのが無難でしょう。