2018年1月26日に日本の仮想通貨取引所コインチェックから580億円にものぼるハッキングによる盗難が起こり、一躍有名になったアルトコイン、ネム(NEM/XEM)。2018年2月上旬の価格は50~60円代ですが、これからの価格上昇は期待できるでしょうか?ネム(NEM/XEM)の持つさまざまな特徴やこれまでの値動き、今後の期待できる材料などから考えてみました。

仮想通貨ネム(NEM)とは

【ネム(NEM)の将来性は?】2018年ネム(NEM)に期待されるカタパルト実装

ネム(NEM/XEM)という名前は「New Economy Movement」(新しい経済の動き)の頭文字にちなんだものです。NEMは富を幅広く分配することを理念の1つにしています。

ネムで用いられるNEMとXEMの違いは、NEM(ネム)はブロックチェーンそのものを指し、使用される通貨の単位がXEM(ゼム)となっています。時価総額ランキングでは2018年2月上旬時点で10位、時価総額約5,400億円です。開発に日本人が関わっていることもあって、日本で人気の高いコインのひとつです。

2015年3月31日に公開され、発行上限の8,999,999,999XEMがすでに発行済となっています。そのため、ビットコインなどのようにマイニングは行われず、代わりに「ハーベスティング」でPOI(プルーフ・オブ・インポータンス)、つまりユーザーの重要度によって報酬を分配するシステムが採用されています。

重要度は貢献度(NEMの保有数と取引の頻度)で決まり、能力の高いコンピューターで大量に電気を消費しなければ利益をあげにくいマイニングのように、資金力があるほど有利、ということがないので、名前の通りに富の分配が可能なシステムとなっています。10,000ネムを保有していれば、普通のパソコンでも参加可能です。

またマイニングでは、使用するコンピューターがウイルスに汚染される可能性がありますが、ハーベストでは、そういった危険性がないので安全性を高めることができる方法でもあります。

仮想通貨ネム(NEM)の特徴と将来性

安全性が高く多機能なNEMのブロックチェーン

NEMのブロックチェーンには日本のテックビューロ社の開発したブロックチェーン「mijin(ミジン)」が取り入れられています。金融機関の経費削減のために作られたものだけに、送金速度も非常にすぐれていて、住信SBIネット銀行などが運用テストを始めています。1ブロックの生成時間もビットコイン(BTC)の10分の1で済みます。

NEMのブロックチェーンにはイーサリアム以上にすぐれた機能を持つ「スマートコントラクト」が取り入れられています。このスマートコントラクトには、ウォレットを複数人で管理する「マルチシグ機能」も備わっています。出金の際には複数人の署名が必要になるため、安全性がかなり高くなる機能となっています。

NEMのブロックチェーンの安全性については、中国CERT(中国の非営利サイバーセキュリティセンター)が、2016年にセキュリティ機能やメモリ管理、コード品質などについて調査を行い、リップルを上回る安全性の高いブロックチェーンであるという結果が出たことをまとめています。改ざん不可能な高いセキュリティ環境を構築できるので、電子マネーや銀行口座など、多くの分野での応用が可能となっています。

またネムの持つAPIという機能を使えば、比較的簡単にさまざまなアプリケーションを作ることができます。日本発のものとしてはネムでの活動の確認が可能な”XEMBOOK”、ツイッターでフォローすることで投げ銭ができる機能がある”TipNEM”などが知られています。

所有権の移転ができる証明書発行ツール”アポスティーユ”ではマルチシグとAPIを合わせて改ざんを防ぎ、世界で初めて契約・登記がブロックチェーン上で可能にしたので、手間や経費を削減できると注目を集めています。

マルチシグとAPIを合わせて使えば、役所に出向く手間や、証明書を交わす手間が大幅に省けるので、今後、多くの企業や官公庁で採用される可能性があります。

ファンの交流が盛ん

2018年期待されるカタパルト実装は間近?!NEMのファン、nemberはコミュニティでの交流が盛んなことでも知られています。ブロックチェーンの機能を利用してツイッター上で投げ銭をしたり、NEMで決済可能なネムのロゴ入りアイテムなどの売買をするフリーマーケット「nemket」が開催されているほか、各地でミートアップが行われたりもしています。

また、東京にはネムなどの仮想通貨で支払いができるバー「nem bar」も開店。ネット上にとどまらない交流が見られます。1年で600倍の値上がりをした2ちゃんねる発のモナコイン (MONA)のようにコミュニティの交流が活発なコインは、値上がりすることが多いのです。利益を出すためだけに簡単に売ってしまわないファンが多く存在すると、ネット上でもNEMの魅力をアピールしてくれますから、コインには大きなパワーになりますね!

ネム(NEM)のこれまでの価格変動と今後

2017年5月

2015年の公開時には約0.5円、2017年の3月までは1円にも満たなかったNEMですが、5月24日には32円に高騰。一時的に40円に迫る高騰をみせて、公開時の80倍に!この高騰の理由はブロックチェーン「mijin」にコアエンジンが実装予定があることを、ニューヨークの展示会にNEM とmijinが共同ブースを出して発表したためだったようです。

2017年8月

5月の高騰後、徐々に値を下げて10円台になっていたNEMでしたが、8月から価格が上昇。日本初の大型ICO(Initial Coin Offering)のトークン「COMSA」がテックビューロが運営するZaif取引所に上場することが発表され、ネムが使えることになったというニュースが発表されました。

8月31日にはNEMの「中の人(Inside NEM)」がツイッターで「nemberに明日良いお知らせがある」と意味深なつぶやきをしたので「カタパルトについてでは?」と憶測が走ったことによるものでした。9月1日には過去最高値を更新して39円を記録。しかし、特に発表はなく、ただの煽り?と落胆の声が。

2017年12月

11月末から12月にかけては、ビットコインはじめ仮想通貨が軒並み瀑上げした時期でした。NEMもまた高騰。70円を超えます。12月4日には「COMSA」が上場しました。

12月9日には中国のチャットアプリ「WeChat」がNEMと提携するという誤報が高騰につながりました。誤報だったのもかかわらずNEMの価格は上昇を続け、200円を突破。2018年1月4日には244円に。多くの億り人が誕生したとも言われています。

期待が高まるネム(NEM)カタパルト実装の日

12月からの急速な市場価格の高騰の背景には、「2.0 catapalt(カタパルト)」の稼働も近いはず、という期待もかなり含まれているはずです。
NEMプロトコルを活用しています。これにより、電子マネーや銀行口座、認証・登記システムなど、あらゆる分野での応用が可能です。コインチェックから約580億円のNEMが流出した際も、問題はコインチェックがホットウォレットに保管していた、マルチシグを使っていなかったという点にあると判明。

プロトコル技術を使って盗まれたNEMを追跡するなど、NEM安全性の高さがむしろアピールされました。待ちに待ったカタパルトが実装される日もそろそろのはずです。実装されるとNEMの決済速度が10倍アップ、1秒あたりビットコインでは約7〜15件の決済速度がNEMだと約3000〜4000件/秒になるといいます。

世界各国の仮想通貨に対する規制と、コインチェックの騒動でNEMの価格が再び下がっている今が、ハーベストを受けられる10,000XEMを無理なく保有できるラストチャンスになるかもしれません!

ネム(NEM)の購入は手数料が安いZaifで

NEMの取引には、NEMの開発にも深く関わってきたテックビューロ社の運営するNEMの取引高世界一の取引所、Zaifが手数料の安さでおすすめです。現在は取引休止中のコインチェックではNEMは販売所での取扱いだったため、手数料が割高でした。

その他、国内取引所では2018年1月開設のDMMビットコインでも扱っていますが、現物ではなくレバレッジ取引のみ取扱いとなっています。