2016年から公開に関して良くも悪くも話題を呼んでいたCardano(カルダノ)財団が発行するADAコインですが、ついに2017年9月29日をローンチ予定日と発表しました!現在、投機目的でADAコインを持っている方多いと思います。(私もその一人ですが)しかし、ADAコインの持つ性能に魅力が無ければ相場は上がりませんよね。ADAコインの魅力とは一体何なのでしょうか。

ホリエモンは以前、暗号通貨に対して「カジノと相性が良い」「イーサリアムやべぇ」などの発言をしています。ところでこのADAコイン、オンラインカジノやゲームのプラットフォームとして開発されたんですよね。まさにホリエモンが奨める使用方法ではないですか!しかも運営と利用者との間で「絶対に」不正が行われないという事がセールスポイントです。

2017年現在の世界ギャンブル市場は22兆円規模と言われており非常に大きな市場ですが、ADAコインのターゲットはそれに留まりません。プレセール段階から世界最大のギャンブル大国日本に目を付けていたのです。それは皆さんご存知であり政府公認の賭博であるパチンコ・パチスロと宝くじです。パチンコ・パチスロ市場は約23兆円、宝くじ市場は約1.5兆円と言われており、世界市場と合わせると46.5兆円ものマーケットにADAコインが参入する事になるのです!

身分証明にもなるADAコイン

ADAコインは、その信頼性を利用して株式、保険、ローン、融資などの信用取引に使用される計画もあります。信用取引を行う際には必ず身分証明書を必要としますが、ADAコインは身分証明書を用意する手間を省く役割も果たしてくれるのです。その仕組みはCardanoが今後発行する電子パスポートに身分を紐づけてADAコイン使用時の身分証明の手間を省くというものです。それだけの事?と思うかもしれませんが、新興国各国には身分証を持っていない人たちが25億人もいると言われていて、身分証の無い人たちが銀行口座や保険を取得するのにADAコインが役に立つのです。

インドネシアを例に挙げると、銀行口座を保有して身分証を確保できているのは人口の20%ですが、携帯電話やスマートフォンの保有率は125%です。携帯電話はアフリカで昔ながらの生活をしている原住民も持っていますからね。そのような人たちが携帯電話でインターネットからADAコインを購入する事で、ADAコインで保険やローンの契約を結ぶことができるようになるというのは革新的な事態です。また、新興国の人口は2014年の時点で60億人を突破したと言われているので、市場としてはとても大きく期待が持てますね。

本当にADAコインに不正は行われないのか

仮想通貨に投資する際、ハッキングや情報漏洩が心配だと思います。ADAコインの開発者であるチャールズ・ホスキンソンが手掛けた仮想通貨イーサリアムでさえも、セキュリティが高いと言われながらにDAO(Decentralized Autonomous Organization)のハッキング被害で一時期は価値を大幅に落としてしまいました。

ADAコインは「絶対に不正が無い」事が唯一無二のセールスポイントなので、もしハッキングなど不正を連想させるトラブルが起きてしまったら一瞬にして価値を無くす可能性もありえます。もしADAコインの長期保有を考えているのでしたら、取引所にコインを残さずに専用ウォレットであるダイダロスの保管をオススメします。

量子コンピューターの出現

Cardanoが提唱するADAコインは量子コンピューターを超えるか!?2017年9月24日に、東京大学工学部から現在のスーパーコンピューターよりも遥かに単純計算処理に優れた量子コンピューター実現まで間もないとの発表がありました。基本的に仮想通貨と量子コンピューターの関連性は低いのですが、この量子コンピューターが量産され、悪意を持った企業が使用した場合はどうなるか検証してみましょう。

まず、仮想通貨の世界は整備半ばに巨大な市場へと膨れ上がっているので、各取引所は日々接続が不安定になるなどのトラブル対策に追われています。そこに量子コンピューターのハッキング攻撃があった場合、人間には想像もできないほどの攻撃にほとんどの取引所はその機能を停止してしまうでしょう。取引所が機能を停止するとそのセキュリティは全く無力化され、外部からの侵略を容易に受け入れてしまいます。

さらにビットコインなど各コインのシステムを解析にかかった場合、量子コンピューターが得意とする単純計算を利用し、人間が考える数千年分の処理でアクセス先を手当たり次第ぶつけて正しいアクセス先を探し出す事ができます。そしてほとんどのウォレットは解析されて所持している通貨を覗かれてしまうでしょう。そうなると私たちが頭を悩ませてトレードで稼いだ各コインはそっくりハッカーに盗まれてしまい、コインの持ち主は破産の危機に直面するという恐ろしい事態になりかねません。

ADAコインのセキュリティの高さ

では、今後価値が上がると見越して購入したADAコインはそのような被害に合わずに済むのでしょうか。ADAコインの仕組みは、ビットコインと同じようにブロックチェーンやスマートコントラクトなどの技術を組み合わせてセキュリティを高めながら、ビットコインやイーサリアムが苦手とした通信速度を高めています。例を挙げると、AさんがBさんにコインを渡す時に、立ち合い人になる人をシステム自身が選定して立ち合い人の元で取引を行う。取引が完了したデータは世界中のADAコイン保有者のパソコンやスマートフォンに分散して保存される為、データの特定や無断でコインを移動させる事は非常に困難でしょう。現段階では、この非常に複雑なシステム採用できているのはビットコインとイーサリアムだけですが、これらの通貨は取引量の多さに耐えきれずにビットコインキャッシュとイーサリアムクラシックに分離してしまいました。

さらに専用ウォレットであるダイダロスは、テストネット0.5に至るまで半年もの期間を経てセキュリティを高めてきました。これらの技術は到底破られるものでなく、また、現段階で発表されている量子コンピューターでは単純計算は高速に行えるものの、ADAコインやビットコインなどに使われている暗号化技術の解析には向いていません。量子コンピューターが複雑処理をこなせるようになった時には危機感を感じてしまいますが、現段階では高速に複雑な計算を行うスーパーコンピューターと、高速に単純計算を行う量子コンピューターという住み分けが続きそうなのでしばらくの間は安全と言えるのではないでしょうか。それでも不安や心配を感じる方はローンチチェックリストを見てみてください。ヘルプデスクが既に完成していてテクニカルサポートは万全に整っていると公開発表されているのでとっても心強いですね!

ADA相場予想

ADAコインの公開直後の取引所は海外のBITTREX(ビットトレックス)に決定しています。公開後は、この日を待ちわびた人たちが殺到して非常に多くの売買が行われるでしょう。そしてネットワークが混雑しながらもADAコインの相場は高騰し、チャールズ・ホスキンソンが予想している1ADA=1$の価値を一時的に超える可能性もあります。これだけでも夢のある話ですが、ADAコインの実力としてはさらに伸びると私は見込んでいます。

ADA保有者の40%は日本人と言われているものの、多くの日本人は英語が苦手だと言われており、そのような人たちはBITTREXで取引が開始されても日本の取引所ができるまで待機します。その後、日本の取引所に公開された時に全てのADA保有者が動き出して第二のADAバブルが来るのです。過去にも、日本のCoincheckに公開された途端に40%以上相場が上がる通貨が多数ありましたよね。ADAの期待値から予想すると、40%どころか100%以上に相場が上がってもおかしくありません。また、CardanoはADAをプラットフォームとして長期的な計画を考案しているので、将来的には第二のビットコインと呼ばれるかもしれませんね。今後もADAコインから目を離せません。