「人生に経験値を」がコンセプトのXP(Expirience Points)が仮想通貨の巨大マーケットを誇るインドの取引所「Bitindia」へ上場が決定しました。今回はBitindia上場への背景、そして続々と発表されるXPの好材料を紹介し、今後の動向を予想していきます。

 

Bitindia上場への背景

XPコインbitindia上場決定への背景Btindiaとは4月に取引が開始されるインドの仮想通貨取引所です。インドは人口13億と仮想通貨市場としてのポテンシャルは大きく、期待のできるマーケットです。Bitindia公式は最終的な目標は、2022年までに世界の暗号通貨取引の25%を確保すること、と発表しています。また、Bitindiaにはセキュリティソフトで有名なマカフィー社の創設者・ジョン=マカフィー氏が参画しており、注目を集めています。

そんな大きな可能性を秘めたBitindia上場への投票が今年2月上旬に始まりました。その1か月前にbinanceの上場投票で惜しくも2位となり上場を逃しているため、XPのコミュニティでは雪辱を晴らすため、かなりの盛り上がりを見せていました。ちなみにXPのDiscord上のコミュニティには約5万人もの人が参加しており、他では類を見ない巨大コミュニティを形成しています。連日投票の促しがされたりとメンバーが皆積極的に参加をしていました。それが功を奏し、上場圏内である5位に入賞を果たします。

これで上場が確定したとXPファンは喜んでいたのですが、突如Bitindia運営から第2ラウンドを開始する、という発表がされました。理由としては同じ人間が複数のアカウントを使って投票するいわゆる不正投票が見られたためだそうです。コミュニティの人達も若干がっかりしていましたが、第2ラウンドでも結束力を見せつけ2位でフィニッシュとなりました。

そこから不正投票を取り除き、2日後に最終結果が発表されることになりました。誰もが上場を確信しておりましたが、結果はまさかの6位で上場ができないと公表されました。しかも5位のLISK(Lisk)と同票だったにも関わらず、LISKは上場しXPは落選とのことです。さすがにコミュニティのメンバーも怒りを通り越して呆れていました。そこから何とかXPの運営がBitindia側に掛け合いをし、翌日には上場決定が正式に発表されました。以上がBitindia上場の背景です。

一見ドラマのようにも思えますが、コロコロと決定が変わるBitindia運営への若干の不安も隠せません。しかし市場規模としては申し分もない為、もちろん期待はできると思います。
取引開始は4月ですので、XPの認知度・流通量の増加につながるはずです。

E-sportsのメインスポンサーに

XPのコミュニティメンバーがbitindia上場で盛り上がっている最中、さらなるビッグニュースが舞い込んできました。XPがインドで開催されるe-sportsトーナメントにてメインスポンサーになるという発表です。日本ではあまり馴染みのないe-sportsという言葉ですが、実は世界では大盛り上がりを見せています。

e-sportsとは、エレクトロニック・スポーツの略で複数プレイヤーで行われるゲームをスポーツとして捉えたものです。要はコンピューターゲームの大会というわけですが、我々が想像するゲーム=遊びの域を超えており、世界的に正式なオリンピック種目としても検討されています。

また、e-sportsを盛り上げている要因として大きいのが「多額な賞金」です。日本では規制が原因でesprts大会の賞金は10万程度とされていますが、海外の大きな大会では20億円以上の賞金が用意されています。競技人口も年々増えており、2017年の4月で約9,000万人です。これはテニスの競技人口・1億人と遜色がなく、現在ではテニスの競技人口を越している可能性もあります。これほど多額な賞金が出され、競技人口が増加しているため、市場規模も爆発的に増加しています。2017年には335億、2018年には1000億目前とも言われています。プレイヤー、市場規模、観客、認知度とこれからますます盛り上がっていくことは間違いありません。

XPがスポンサーを務めるe-sportsの大会「Chennai Esports」はインドの大都市であるチェンナイにて3月3日から開催されています。多くの人の目に触れることは間違い無いので、XPの認知度は高まること間違いありません。

Eucoinへ上場決定

さらなる好材料も続々と発表で、XPコインの価値は長い目で見て上昇期待Bitindiaへの上場が決定したのも束の間、今度は「Eucoin」というヨーロッパの取引所への投票がスタートしました。そして見事に第2位を勝ち取り、3月6日午前7時twitter上でEucoinの公式アカウントより上場決定が発表されました。

Eucoinはだ始まっていない新興の取引所で、ロードマップによると今年中にオープンを予定しているそうです。binanceやBitindiaのある中国・インドに比べ、ヨーロッパは仮想通貨の取引高があまり高くありません。そのため今後ヨーロッパにおける主要な取引所となっていくかもしれません。

Eucoinのミッションはヨーロッパの金融基準法および法執行機関に従った公正で透明な取引所を目指すことです。公正な取引所でXPが扱われることにより価値の向上につながるはずです。

binance上場はあり得るのか

「Bitindia上場」「e-sportsトーナメントのスポンサー」「Eucoin上場」と好材料が続くXPですが、binance上場は果たしてあるのでしょうか。現在0.04円付近で落ち着いているXPですが、一時期は0.6円まで価格が伸びました。XP価格高騰の背景には、binanceが密接に関係しています。

binanceは中国の大手仮想通貨取引所で取り扱い通貨数は200以上、取引量は世界最大とも言われています。binanceはユーザー投票で上位のコインを上場させるというシステムをとっています。2017年12月31日から始まったbinance上場ラウンド5にXPコインもノミネートされました。binanceに上場している通貨には1円以下のものがないためXPもbinance上場により夢の1円突破と期待が高まりました。XPの強みであるコミュニティでは、連日投票の呼びかけが続いたりと大盛り上がりでした。そのおかげで順位は上位をキープし、ノミネート前には0.08円だったにも関わらず投票最終日の1月5日には0.6円まで一気に高騰しました。

結果としては2位で終わってしまい惜しくも上場は逃しましたが、歴代投票数2位をマークしポテンシャルの高さを見せつけました。今まで行われた投票では2位の通貨が時間が経ってから上場を果たしたこともあり、まだ上場の可能性がないわけではありません。第5ラウンドでXPを破り見事1位を獲得したNANO(元XRB)は2018年2月2日に上場しています。

そしてbinanceの投票ラウンド6が2月9日に始まりました。今回はXPのノミネートはありません。これに関して今後前回2位だったXPの上場が決定しているためノミネートされていない、という説とXPのbinance上場は今後ないためノミネートされていないという説が流れています。どちらの説が正しいかというのは今のところわかりませんが、少なくともbinanceへの上場の可能性はあると思います。過去にはノミネートされてから半年後に突然上場した通貨もあるため、焦らずにもう少し様子をみるべきです。

今後のXP動向予想

Binance上場投票に敗れてから価格も低迷に陥っていたXPですが、最近はBitindia上場、Eucoin上場、e-sportsのスポンサーと好材料がめまぐるしく公表されています。

現在もLescovexへの上場投票中ですし、今後も様々な取引所に上場していくでしょう。現在XPは日本での人気が圧倒的に高いですが、世界的には認知度も流通量もまだまだ高くありません。色々な取引所に上場することにより認知度、流通量も高まっていくことは間違いありません。

また、XPはゲームの実装も予定しており、さらなる実用性の向上が期待できます。日本では実際にXPで支払いができる店舗が増えてきています。学芸大学のカフェ「cafe EMPORIO」や埼玉県松伏町のうなぎ料理専門店「川昌」ではXPを使って料理を食べることができます。さらにフィリピンへの語学留学の支払いがXPでできるなどのサービスも始まっており、着実に実用性も高まっています。

XPのようないわゆる草コインで実際に通貨として使用出来るコインは他にありません。こうした実用性と様々な取引所への上場により認知度・流通量の増加、そしてXP最大の武器であるコミュニティの強さが相まって、XPの価値は長い目で見て上昇することは間違いないと思います。今後のXPの動向・展開に期待です。