一週間のエイダコインの相場推移と解説

9月29日の公開日より、私たちADAホルダーに膨らむ夢とこれからADAを購入する新規ホルダーに多くの期待を与えてくれているエイダコインです。エイダコインを運営するカルダノによると、今公開されているエイダコインはセトルメントレイヤーと呼ばれるコア機能しかない状態であり、未完成なのです。公開前の指標となっていたロードマップが語っていますが、公開前のエイダコイン開発は多くのプログラムが遅延してトコロテンのように無理矢理市場に押し出された格好となっていました。この仮設道路のようなエイダコインに他の機能性の高いレイヤーが次々と実装されて、より便利で使いやすいエイダコインに変わるとその価値はどこまで上がるのか、とても楽しみですね!

10月2日のエイダコイン取引相場

10月2日のエイダコイン取引相場上場直後のエイダコインは一時、公開前相場の0.2円より50倍の10円まで時価相場を上げて市場を騒がせました。取引が開始された直後にエイダコインに魅力を感じる新規ホルダーが殺到した事が原因と考えられますが、この現象はどの仮想通貨にも共通する一瞬のバブルなのです。

その後、急いで現金化したいホルダーたちがこぞって売りに走ったので、売却量は30万ADAとなり、反して購入量は813ADAと、かい離した数字を見せて相場は上昇から急降下に転じました。午後には相場の下落がゆるやかになり、取引金額3円あたりで下げ幅はストップして一日の終わりを迎えました。3円と聞くとビットコインやイーサリアムなどと比較してとても安く感じますが、それでも公開前の10倍の価値なのです。仮に10万円分のエイダコインを購入していたら、100万円になっているんですよ!

10月3日のエイダコイン取引相場

10月3日のエイダコイン取引相場前日に過熱した取引の名残から、この日の取引も高値が長く続きました。この日のエイダコインは、前日の取引量の多さから全世界の仮想通貨取引量のトップに立ったという偉業を遂げています。このまま市場の注目を集めて価格上昇に繋がるのでないかとの期待がトリガーとなり買いが殺到するという、順風満帆な様子で市場は賑わっていました。好ましい動きを感じていたのですが、午後になって相場は急変し、売りが殺到した為に相場は下落へと向かっていったのです。

この相場の動きの背景には、エイダコインの取引開始がニュースなどで話題となり世間の認知が高まった事から、プレセール時のホルダーが一斉に売りに走ったのでないかと推測できます。これから相場が跳ね上がるかもしれないのにもったいないと思う人もいるかもしれません。しかしこれも戦略であり、種銭を増やして他の仮想通貨に分散投資を行おうという考え方もあるのです。そしてしばらくこの風潮は続くでしょう。プレセール時のホルダーが売りを止めた時、購入量が売却量を勝り、相場が上昇するのです。

10月4日のエイダコイン取引相場

10月4日のエイダコイン取引相場この日、BITTREXではエイダコイン一時メンテナンスを行い、取引ができない状態となっていました。

【原文】
Bittrexは、いくつかのメモリリークを修正するためにノードを更新しており、また高負荷に耐えられるようスケーラビリティも向上させています。これはすべての新しい暗号化通信のためのルーチンであり、すぐにオンラインに復帰するはずです。今後数週間は、交換機への統合に関するパフォーマンス上の問題が解決などの為に断続的に停止することが予想されます。

この定期メンテナンスによりエイダコインの売買はできるものの、送金を行えない時間が発生します。これから取引をやろうとビットコインをBITTREXに送金する際は、メンテナンス時間に注意をしなければなりません。それでもこの日の仮想通貨における時価総額順位ではZECを凌いでエイダコインが17位から16位となり、取引量で見るとリップルに迫る勢いを見せたのです。(翌日5日に一時ZECに時価総額で抜かれましたが、すぐに順位を取り戻しました。)

10月5日のエイダコイン取引相場

10月5日のエイダコイン取引相場4日の終わり頃から時価相場3円を迎えてこれから相場が上がっていくのかと思いきや、まだまだ売りの圧力が強い為にゆるやかに相場は下降していきました。

ここが底値なのか分かりませんが、おそらく今が買い時です。これより相場が下がってもその差は少ないのですが、ここから相場が上がるとなると莫大な利益となるかもしれません。相場の上昇にはカルダノが期待をもたらすニュースが必要となりますが、まだカルダノは自団体の持つ性能のほんの一部しか公開していないのです。少なくとも今後の相場上昇となると

「取引所の増加」
「エイダコインのバージョンアップ」
「エイダコインを通貨として利用できるプラットフォームの公開」

この3つが実装されるたびにチャンスが訪れるでしょう。そして実装の結果の良し悪しに関わらず実装の前には期待から相場の上昇が起きるので、無難に稼ぐのであれば各機能が実装する前に売り抜くべきです。各機能が実装された後の相場の動きは誰にもわかりません。非常にギャンブルじみた投資となるので、リスクも高くなってしまいますね。

ここまでの流れはは他の仮想通貨と同様です。上場直後に相場が急上昇と急降下を同時期に迎え、その後1年以上の長い待機期間を経た後に100倍以上の相場の爆上げを迎えたのが他の仮想通貨であるリップルです。果たして、エイダコインもリップルと同じように1年以上の待機期間を必要とするのでしょうか。

10月6日のエイダコイン取引相場

10月6日のエイダコイン取引相場またもやエイダコイン取引相場が3円になりました。夕方から売りの傾向が強くなっていますが、2円~3円の間を行き来するのでしょうか。時々見られる大量の売り(赤く長いバーの部分)はプレセール時のホルダーが売却したのでしょう。高値での買いも見えるので需要はあり相場が上がる要素は十分なのですが、まだ売り市場は落ち着きそうにありません。

噂では近日中にBITTREXに続いて2か所の取引所がエイダコインの取り扱いを始めると言われています。日本の取引所なのか、海外の取引所なのか現段階では不明ですが、期待材料が出た事でこれから買い市場も伸びるかもしれませんね!

10月7日のエイダコイン取引相場

10月7日のエイダコイン取引相場素晴らしいチャート図ができあがっています。売りが小幅な動きとなり、大口の買いが3本見えまね。買いの力が強いので、午後には元の相場を取り戻しています。

今回買いが増えた原因は、取引所が増加する事とは別にありました。ツイッターの噂によるもので、14日にBittrexのとある仮想通貨銘柄を海外の資産家が大量に購入していくという内容です。大量の買いがあると相場は必然的に上がるので、その期待によってエイダコインの相場も釣り上げられたのでしょう。

ツイッターで言われているCardanoローンチイベントとは10月14日(土)に東京の渋谷で開催されるもので、

・CARDANOを構築している理由
・これからCARDANOが成し遂げていくこと
・既存のブロックチェーン技術と比較したCARDANOの優位性
・各団体の今後の役割
・規制との向き合い方

これらについて説明が行われる予定です。確かにこれからCardanoが行っていく事が明確になれば、安心感を持って投資する事ができ、相場の見通しも立てる事ができるでしょう。14日に海外の投資家が大量に仮想通貨を買う事以上に、ローンチイベントの影響力が気になるところです。開催予定日は2017年10月14日(土) 13:00~17:30なので、時間に余裕のある方は行ってみてはいかがでしょうか。

【登壇者】
マイケル・パーソン氏 (カルダノ財団)
チャールズ・ホスキンソン 氏(IO)
ダンカン・カウツ氏(IO)
ベルナルド・デイビッド氏(IO)
ダルコ・ミジック氏 (IO)
児玉 健氏 (EMURGO)
ダレン・ケイマス 氏(EMURGO)

※EMURGOとはカルダノブロックチェーンを支える企業です。
※IOとはイーサリアム開発者チャールズ・ホスキンソンが所属するエイダコイン開発企業です。

【会場】150-0011 東京都渋谷区東1-2-20 住友不動産渋谷ファーストタワー2階 Aホール
【参加申し込み先】info@emurgo.io