世界的にはICOを規制する動きはまだまだ強く、どちらかというと胡散臭い、怪しいものなどから脱却しきれていません。ICOとはinitial Coin Offeringの略で、新しい資金調達方法とされています。それでも様々なジャンルに特化したICOが、毎日何種類も出現しているというのが実情です。医学関連やゲームそして、IOTなど様々なものに特化したICOがあり非常に多種多様なものが揃っているのがICOの特徴でもあります。
ですがふと、見つけました。日本ではあまり話題になっていないようですが、アダルトに特化したICO。その名もBunny Token(バニートークン)。うさぎというのは何かと動物の中でも性欲が強い動物といわれていることから、『バニー』という名前をつけたのでしょうか。
おそらく世界でも数が少ないものなのではないか思うICO、バニートークンとは一体どのようなものなのでしょうか。
バニートークンとは
ホームページによると「バニートークンというのはブロックチェーン技術を用いてオンラインのアダルト業界を統一する標準的な支払いシステム」のようです。バニートークンは2018年3月13日から2018年5月25日まで行われる予定のICOです。総トークン量が10億、トークン供給量が7億枚と非常に多いこともあって、あまり価格も高くありません。
バニートークンの初回価格も10,000BUNNY=1ETHとかなり安く手が出しやすい価格になっています。日本円だと大体1BUNNYあたり5円後半から6円くらいです。売れ残ったコインは全てバーン(焼却)されることになっています。バーンとは現在すでに発行されているコインを使えなくすることによって、コインそのものの価値を高め、価格の上昇が期待できます。
バニートークンの特徴
バニートークンを使ったプラットフォームを築くことは、現在のアダルト業界の問題点を解決することができるだけではなく、大きなメリットが生まれます。
・現在のアダルト業界の問題。
①アダルト業界で働いている人たちの収入の不安定さ。
②オンライン・アダルト業界の運営コストが高いこと。
③銀行口座の開設が非常に難しい。
④アダルトサイトなどから商品を購入した際、匿名性が確保されていない。
アダルト業界は銀行などから突然口座の凍結をされたりすることも多く、せっかく手に入れた利益を阻害されてしまう可能性があってしまっています。それに匿名性が確保されていないため、有料のアダルトコンテンツに手を伸ばす消費者の数は限られてしまっているという、デメリットがあります。個人的にはアダルト業界は儲かっている印象が非常に強かったのですが、そんなことはないようです。
・バニートークンを使用するメリット。
①100%匿名の取引。
②アダルト企業への優先支払い。
③低料金で実行。
④ブロックチェ―ン技術を使用することによってのセキュリティー。
デメリットをメリットに変換することができるので、アダルト業界にとってはこのプラットフォームの構築はありがたいでしょう。特に100%匿名というのと、ブロックチェーンの技術を使用してのセェキュリティーは、非常に強固なので消費者側からみても非常に意義のあるものに違いありません。
バニートークンのロードマップ
ICOの中にはロードマップはおろかホワイトペーパーすらないところもありますが、バニートークンはしっかりとロードアップも作られています。それにたどたどしいですが日本語でもある程度は分かるように書かれているので、親しみを感じることができます。以下バニートークンのロードマップです。
・2018年1月 プライベートプレICOで5,000万枚完売。
・2018年3月13日 プレICOトークンの販売。
・2018年5月25日 トークン販売終了日。
・2018年Q3(7~9月) 仮想通貨取引所に上場。
・2018年Q3(7~9月) 売り残ったトークンをバーン。
・2018年Q3(7~9月) バニートークンをウォレットに保管した全員がトークンをボーナスとして受け取ることができます
・2018年Q4(10月~12月)バニーウォレット開始 。
・2018年Q4(10月~12月)ベータ―テストの開始。
・2019年Q1(1月~3月)バニートークンの使用プラットフォームの開始。アダルト業界のトップ業界と追加契約をする予定。
・2019年Q2(4月~6月)アダルト業界から少なくとも200社の企業と提携を結びます。
・2019年Q3(7月~9月)市場を拡大し、バニートークンが業界の主要な通貨となります。
以上のようにバニートークンのロードマップはかなり細かく明確に書かれていることが分かります。特に2019年Q2の200もの企業と提携を結ぶというはかなりスゴイのではないでしょうか。運営側も全く根拠なくこのようなロードマップを公表することはないと思うので、かなり強く期待しても良いのではないでしょうか。
バニートークンの購入方法
日本語なので容易にできると思いますが、ICOを購入するのが初めての方は迷うかたもいらっしゃる可能性もありますので、購入方法を書いておきます。
①ビットコインもしくはイーサリアムを持っていない方は、日本の仮想通貨取引所でいずれかを購入しておきます。
②バニートークンのホームページ(https://bunnytoken.com/)へアクセスします。
③画面右にある『トークンを購入する』をクリックします。
④メールアドレスとパスワードを入力し利用規約の欄をチェックします。
⑤画面中央にある、『ETHEREUM』『BITCOIN』のいずれかをクリックします。
⑥買いたいと思っているバニートークンの量を入力し、送金アドレスをコピペしてから、自分のウォレットからもしくは先ほど購入した取引所からバニートークンのウォレットへ送金をします。
⑦数時間後ビットコインもしくはイーサリアムが送金完了し終えたら自動的に購入できているはずです。
バニートークンは時間がたつごとに、トークンの価格が上がっていってしまいます。現在は1.01ETHで10,000BUNNYですが、ICO終わりである5月25日になると10,000BUNNYを購入の際、約今の倍の2.02ETHを払わないと購入することができなくなります。バニートークンを購入の際の最低額というのは特にないようなので、もし興味を持ったのならば、わずかだけでも購入しておくのはどうでしょうか。
ロードマップが非常に緻密なバニートークン
人間には三大欲求というものがある、というのを聞いたことはありませんか。食欲、性欲、睡眠欲の3つです。どれが一番強いか、というのは個人差があると思いますが、どれも欠かすことができないというものです。本能的に必要なもの、というのはやっぱり強いのではないか、というのが自分の考えです。アダルト産業は不況にも強いというのを聞いたことがあります。そんなこともあってか個人的にはちょっと興味を持ったので、少しだけ買ってみようか思っています。
特にバニートークンが評価できるポイントは、ロードマップが非常に緻密なことです。もし2019年Q3までロードマップ通りに進んだら、バニートークンは非常に価値のあるものになるでしょうし、是非なってもらいたいものです。それにすでに2018年7~9月にはメジャーな取引所に上場する計画があるだけではなく、アダルト業界のメジャーな企業複数の企業とパートナーシップを結んでいること、そして売れ残ったコインはバーンをすると明言をしているなど、非常に期待を持たせる条件が揃っているところです。
ただICOはビットコインやイーサリアムなどの主要コインを購入する以上にギャンブル要素が非常に強いので、無くなってもいいくらいのお金で購入しておくのがベストでしょう。世界にはビットコインに全財産をつぎ込んだという方もいらっしゃるようですが、このようなことはかなり危険なので多額の資金の投入はするのではなく、余剰資金で購入しておくのがベストでしょう。