最近、ビットコインという言葉を耳にすることが多くなったのではないでしょうか?知らない人の方が少ないと思います。
しかし、ビットコインと聞いて知っていてもそれを理解している人はあまり多くはないのです。ビットコインについて知らない人やビットコインって聞いたことあるって人は是非この機会に知っていただけたらと思います。
ビットコインとはみなさんの知っている仮想通貨のことです。では、どんな仮想通貨なのかご存知でしょうか?ビットコインの特徴は大きく分けて5つの特徴があります。その特徴についてとビットコインの価値について話していきたいと思います。
ビットコインの特徴
まずビットコインは仮想通貨です。 仮想通貨とは何かといいますと文字通り「仮想」なわけですのでユーロ、ドル、円などの法定通貨みたいに実物がなくバーチャルなお金ということになります。法定通貨と仮想通貨の違いを理解するだけでビットコインとは何かをひもといていく鍵になります。
まず仮想通貨としてバーチャルなお金の特徴ですが、バーチャルなので実体がありません。円だとお札や硬貨がありますがビットコインには存在しません。手にとって触ることができないということです。
その代わりに「ウォレット」という専用の財布に入れて持ち運ぶことができ、この「ウォレット」というのもバーチャルな財布です。これはすべてがデータで管理されているということです。スマホなどに入れておけばいつでも使うことができます。
ビットコイン支払いができるお店であればそのウォレットからビットコインを支払うことができるわけです。ちなみにビットコイン自体がどこにあるのかというとスマホやパソコンにダウンロードされているわけではありません。
クラウド上に保管されているので、もしウォレットのアプリをダウンロードしたスマホやパソコンを紛失したとしても別のスマホやパソコンからログインしなおせば大丈夫です。
紙幣を入れておく普通の財布なら失くしてしまうとおしまいですが、バーチャルなウォレットならその端末自体を失くしても大丈夫ということです。こういった点ではビットコインの方が便利ですね。ビットコインというのは紙幣や硬貨のような実体がなく触れることができないがウォレットに入れて持ち運ぶことができクラウド上に保管されているので端末をなくしても大丈夫ということです。
ビットコインはデジタル通貨
ビットコイン自体はクラウド上に保管されているデジタルな通貨です。つまり「データ」これは円の場合でも似たことが言えます。円の場合は基本的にみなさんは銀行にあずけていますよね?そして通帳に残高が記載されていますよね。
しかしこの残高もATMで引き出してはじめて現金化できるものであり、言ってしまえば通帳に記載されている数字は単なる「データ」です。
ただし、ビットコインの場合はATMで引き出して現金化するということはできません。これは先ほど話した実体がないからです。その代わりにどこまでいってもデータなので1億持っていようと10億もっていようとかさばることはないのです。
紙幣なら普通にそんな大金を持ち歩くことは不可能です。ですから銀行に預けてキャッシュカードとして持ち運びます。つまりデータとして持ち運んでいるわけですね。
結局、円やドルとの差は何かといいますと最終的には実体があるかどうかだけです。しかし円やドルもいつもはデータとして持ち歩いているので実感としては同じですね。ビットコインがデジタル通貨であるというのはどこまでいってもクラウド上に保管されているデータであるということです。
ビットコインは国際通貨である
円であれば日本、ドルであればアメリカ、ユーロはEUがそれぞれ発行しています。法定通貨はその通貨を発行する「国」が存在します。
しかし、ビットコインを発行する「国」は存在しません。ビットコインは特定の「国」に発行されているわけではないのです。なので世界中どこへいってもビットコインの価値は同じです。ビットコインはビットコインなのです。
例えばアメリカへ旅行してハンバーガーを食べようと思った時に日本円では支払えません。まず日本円をドルに両替して支払うことになります。しかし、ビットコインであればそのお店がビットコイン支払いに対応していればそのままウォレットから支払うことができます。
ビットコインには国境がなくどこか特定の国が発行しているわけではなく、世界中どこへいっても同じビットコインとして使える真の国際通貨とも言えるでしょう。
ビットコインは分散型通貨である
特定の国が管理、発行していないビットコインはネットワークに参加している人たちが主体となり管理、運営しています。世界中で24時間365日行われている取引を参加者同士でお互いに承認して取引の正しさを担保にしています。
それを支えているのがP2Pネットワーク。中央のサーバーですべて処理するのでわなくネットワークにつながれたコンピューターが取引の正しさを承認するために世界中で稼働しています。
誰かが真ん中にいて管理するのではなく参加しているメンバー同士で承認して運用しているのでその点では「民主的な通貨」ともいえますし真ん中に国があって中央集権的に管理する通貨とは反対の通貨ということで「分散型通貨」であるともいえます。
ビットコインには中央の管理者は存在しておらず、参加者同士で取引の正しさを承認し運用している。その意味において「民主的な通貨」であり中央集権的な法定通貨とは逆の分散型通貨であると言えます。
ビットコインは暗号通貨である
さてどこがどう暗号なのでしょうか。円やドルにははっきりと実体がありますし暗号の匂いは一切感じませんよね。ビットコインの場合はどうでしょうか?
データであるビットコインは暗号署名入りなんです。署名といっても誰かの名前が書かれているわけではありません。「電子署名」という暗号技術が使われているということです。
この「電子署名」によっては他人が勝手に誰かのビットコインを送金することはできません。
こういった高度な暗号技術によってビットコインは守られているのです。ビットコインは電子署名という暗号技術によって守られており、そのおかげで無断で送金されたり送金中に誰かに奪われるということはないということです。
仮想通貨の価値とは
先程も説明してきた通りビットコインはバーチャルなお金で仮想通貨です。仮想のお金なのにどうして価値があるのでしょうか?
それは信頼があるからです。円やドルに価値があるのはみんなが価値があると信じているからです。なぜなら円やドルの正体はただの紙であり銅やアルミの塊です。それ自体に大した価値はありません。信用こそがお金の本質なのです。
ではどうしてビットコインは信用できるんでしょうか。それは誰も改変や偽造ができないということや特定の国や人の支配を受けないですし有限であるということが信用につながるということですね。
ビットコインは円やドルのように実体のある通貨ではなく、あくまでデータとして存在しており、特定の国が発行しているわけでわなくみんなで管理、運営し暗号署名などのセキュリティに守られた新しい通貨であるということです。
また、そんなデータの存在であるビットコインに価値があるのは誰も偽造や改変ができず特定の誰かの思惑に左右されず発行枚数が有限であるからです。
これからまだまだ普及していく仮想通貨を今から学ぶのも遅くはないと思います。これをきっかけにはじめてみるのもいいのではないでしょうか?