ビットコインが一般の方達にも広く知れ渡り、更に学生や主婦やこれまで投資や資産運用に興味がなかった会社員の方もビットコインを始めています。また、2017年のビットコイン相場上昇の状況から、ビットコインを購入すれば時間とともにビットコインでの利益が出る状況になっていたので、ビットコイン初心者でも比較的簡単に利益を出すことが出来る相場になりました。

しかし、ビットコイン初心者が裁量取引で利益を出せたのは、2017年の相場までといえます。なぜならば、2017年末の下落から2018年2月の下降トレンドといったようにビットコインは調整相場に入っています。

このビットコイン調整相場を人によっては、ビットコインは長期の下降トレンドに入ったという分析やこれからビットコインは上昇相場に入る、というようにビットコインの予測が複数あります。つまり2017年の相場よりも複雑な相場になるのではという分析も出来るので、裁量取引では利益を出すことは難しいことになります。初心者が2018年に利益を継続的に出すには、投資の基本をしっかりと覚える必要があります。それは、現物取引はもちろんですが、ビットコインには他にも売買方法があります。

ビットコインFXや先物取引方法は、初心者から見ると疑問に感じる部分や現物取引と比較して難しい側面もあります。しかし、2018年からのビットコイン相場で売買を続けるのであれば、ビットコイン相場で今後の応用力を付ける為に初心者の段階でFXや先物取引の基本を覚える必要があります。

ビットコイン取引では信用取引も可能

ビットコイン取引方法について初心者の多くが、最初にするビットコインの手法として現物取引があります。簡単に説明すると、ユーザーの資金でビットコインを購入、取引所の売買であれば指値注文で任意の売りが成立してビットコインで利益を得る方法です。

現物取引のメリットは、自己資金で売買を行うので保有したビットコインを決済や送金に使用することが出来ます。また、ビットコインの最大損失は自己資金が0になるまでではありますが、ビットコインがそれ以上の損失を被ることはありません。対して信用取引は、根本的な概念が違います。まずビットコインの資金を借りて売買を行うという前提があります。

そして、借りたビットコインの資金ということは自己資金以上の資金を使って取引を行うことが可能になります。これをレバレッジと呼びます。ビットコイン取引のレバレッジ制度により、自己資金の2倍や5倍といった金額でビットコインの売買・利益・損失となります。他にも、ビットコインの証拠金制度も独自の制度です。ユーザーが取引所から信用を得てビットコインをもらう為に担保が必要になります。

そこで、各所ごとに設定された金額を自己資金で入金しておきます。この作業が完了するとユーザーは各ユーザーから担保として預かっている資金を借りて、ビットコイン取引をします。

ビットコイン信用取引の空売り手法

信用取引には、現物取引にはない売買方法があります。それが空売りという方法です。投資を経験している方であればある程度イメージが付くルールですが初心者には分かりにくいですので解説します。

空売りは信用取引独自のルールで、取引所から資金を借りた状態で売買を行う際にビットコインを借りて売却から始めることが出来ます。そして、相場が下落している時にビットコインを買い戻します。そうすると、1BTC100万円時点で売りから入った場合、1BTC50万円で買い戻すと50万円が手元に残ります。これが、ビットコインでの空売りの仕組みと利益の出し方です。ビットコインを買いから入るのと逆で価格が下落することで手元に残る利益が増えるということです。

ビットコイン取引ではレバレッジに気を付ける

信用取引は、ビットコインの空売りとレバレッジという特徴があり大きな利益と、ビットコインが下落相場でも利益を出すことが出来るというメリットがあります。また、特に空売りは上昇相場・下落相場・ボックス相場という、3つのパターンで、利益獲得の機会があるので現物取引に比べて戦略の幅が広がります。従って、上級者には信用取引で利益を出している方もいます。

デメリットは、資金を借りているので買いであれば円・売りであればビットコインを、必ず取引所に返済しなければならないです。従って、ビットコイン投資のために借りた資金以上の損失が発生した際には、追加で資金を証拠金として入金しなければなりません。因みにこれを、追証と呼びます。

追証は取引所の資金を減額させないようにする意味もありますが、ユーザー側は損失が大きいと自己資金以上の資金を投入せざるを得ないので、デメリットにもなります。初心者が、信用取引を始める場合に気を付ける点に、まずレバレッジを掛け過ぎないようにすることです。

レバレッジは一見すると、自己資金が少ない場合にとても大きな利益を出すことが出来る制度ですが、逆に損失もレバレッジ分金額が大きくなります。もし、追証となった場合によっては、生活費などにも影響を与える程の資金投入が必要な事もあります。ですので初心者は、信用取引で大きな利益を得られると感じて、レバレッジを最大まで掛けないことが大切です。また、あるいは現物取引で一定の利益を継続的に出せる程の技術が確立してからでも遅くないです。

ビットコインFXという取引方法もある

ビットコインの現物取引の他にある種類とはビットコイン投資には、他にもビットコインFXという商品があります。ビットコインFXは多くの取引所で取り入れている商品であり上級者の中でもメインでビットコインFXを売買している事例もあります。また、投資経験者の中には、FXと似たシステムということで、現物取引よりも覚えやすいと感じる場合があります。

ビットコインFX・仮想通貨のFXとは、仮想通貨と法定通貨円・ドルなどの間にある価格差を利用した取引になります。ちなみにFXは、法定通貨同士の価格差などを利用する考え方としては同じ方法といえます。また、ビットコインのFXには証拠金制度がありレバレッジが可能になります。これによって、ビットコインのFXは少額資金で大きな取引が可能になり、早い段階で大きな利益と得ることも出来ます。

ビットコイン先物取引

ビットコイン投資初心者の多くが利用する方法として現物取引やFXです。しかし、ビットコイン投資にはそれ以外にも存在し、そのひとつが先物取引になります。投資未経験者やビットコイン初心者、ビットコインの現物取引を中心にしてきた方達からすると、聞きなれない言葉です。まず先物取引がどのような仕組みか解説します。

先物取引とは、文字通り先を読んでモノの売買を行う金融商品です。例えば金は先物取引として有名です。現時点で金の価格が100万円とし、取引をする人は1年後の価格を予想します。そして、ユーザーは1年後の価格を150万円まで上昇すると考え、現在の価格である100万円で金を購入したいとします。この時取引所は、「1年後に金を100万円」で購入することを約束させます。そして、1年後までユーザーは待ち、その時が来たら金を100万円で実際に購入します。この場合、ユーザーの予測通り1年後の金の価格が150万円であれば、50万円の利益となります。

これが、先物取引の原理になります。まとめると、取引を行う人は現在からある時期になると、いくら価格が上昇するか予想します。その時期になったら、実際に購入をして利益を狙うという方法です。また、先物取引も信用取引になるので、空売りも可能になります。

ビットコイン初心者は、現物取引で慣れてからビットコインFXや先物・信用取引を始めるのがおすすめです。しかし、今後ビットコイン投資で中級以上の実力を付けるには、こうしたビットコインでの信用取引を使いこなすことが出来るようになることも大切です。