日本発仮想通貨モナーコインモナーコインの特徴や将来性を改めて解説
日本初の仮想通貨モナコイン。現在時価総額では60位程度に着けています。もともとはライトコインというアルトコインをもとにしていましたが、現在は独自のテクノロジーを採用し、根強い人気を誇っています。じわじわとその人気も高まりつつあるこのモナコイン、改めてどのようなコインかご紹介していきたいと思います。

ホリエモンも持っている仮想通貨モナーコインとは

リリースは2014年1月1日もともと、ライトコインのマイニングプールを運営していたMr.watanabeという人物が設立しました。名前の通り、2chキャラクターであるモナーをモチーフにしています。発行当初は日本初の仮想通貨ということで、ホリエモンこと堀江貴文氏や楽天三木谷会長などそうそうたる面々から支持され、世に出てきました。このデザインや最小単位をビットコインの1satoshiをもじって1watanabeにしているという遊び心から、ネタ、俗に言う「草コイン」のようにも思われがちですが、リリースの速さからもわかるように比較的早い時期から着々とアップデートを重ね、ほかの仮想通貨にはない独自の性能を持っている優れたものになっています。

2017年4月27日には世界で始めて、ビットコインをはじめ、ビットコインの仕組みを採用している仮想通貨が抱えるスケーラビリティ問題やマリアビリティ問題を解決する可能性を持ったsegwitというシステムを搭載しました。また、取引スピードはビットコインの実に6倍、しかも2018年にはクロスチェーンでのアトミックスワップを実現し、話題になりました。技術的に見ても非常にポテンシャルの高いコインなのです。

また、arkmonaというモナコインファンの掲示板では投稿に対して、モナコインで投げ銭を行うことができるなど、モナコインを活用した独自の経済圏を作り上げています。また、tipmonaというtwitterの投稿に対して、投げモナを行うことができるアプリケーションも開発しており、現在着目されている、マイクロペイメント技術を利用したインターネット投げ銭文化をいち早く実現してもいます。このように現時点で数少ない実際に現実世界のものと交換をすることが可能な仮想通貨、それがモナコインなのです。

自腹で宣伝を行う熱いファンを獲得している

モナコインはこうした特徴から、日本国内では非常に高い人気を誇り、独自の熱狂的なファン層を築いています。2017年10月には秋葉原全域を使ってモナコインのキャンペーンが開かれましたが、これも有志によってはじめられたもので、運営は関わっていません。田中さんという一人の熱狂的なモナコインファンが100万円以上の資材をなげうち、イベントを行ったのです。投機的な目的ではなく、独自のファンを獲得するということは長期的に見れば非常に有用でしょう。今後利用価値のない仮想通貨は淘汰されていくことが予想されていますが、すでに、利用価値を提供する土台ができているためです。また、ファンが楽しんで仮想通貨を使うということは当初の仮想通貨が描いていた新たな、経済圏を作り上げるという理想にも忠実なものといえます。

さて最後にこのモナコインが今後どのような成長をたどっていくかについて説明していきたいと思います。

発行枚数がビットコインの5倍、今後の成長に期待

大きく発展する可能性を秘めるモナコインの歴史と今後の展開モナコインは現在注目の仮想通貨の一つといえます。イーサリアムやリップるなどビットコインに次ぐ知名度を誇るようなもの以外のアルトコインとしては数少ないホワイトリストに登録されている仮想通貨です。ホワイトリストとは何かというと、金融庁が登録を行った事業者で現在取引がすることができる通貨の総称です。金融庁の行う厳しい審査をくぐり抜けた取引所が取り扱っているということで、通貨自体も信頼度あるいは今後の成長性が期待されるものとして、扱われています。そのため、ホワイトリストに載ったという表現が使われているのです。
事実モナコインは一見するとネタコインのようですが、先ほどもご説明したように、ちゃっかりとsegwitを世界で初めて導入したり、取引所を挟まないアトミックスワップを実現したりと非常に高い技術力を誇ります。

そしてもう一つ重要な点が強いファンコミュニティがあるということです。現在の仮想通貨の高騰は実際のところ、数値しか見ていない投機目的のユーザーが急激に増加したことによるバブルといえるものです。今後大手金融機関が参入してきた際に、市場は安定に向かっていくと予測されています。そうした中で、多くの仮想通貨は投機目的のみつまりレートの上がり下がりで判断されているため、価格が下がってくると見向きもされなくなってしまう可能性が十分にあるのです。

そんな時に重要なのが、そのコインが現実社会で使われているかどうか、そして仮にコインが苦境に立たされていても、そのコインが描く未来や理想にファンがいるかどうかということです。
この点でいえばモナコインは両方とも満たしているわけです、arkmonaなど独自の経済圏を築き、コンテンツに対する投げ銭としてモナコインは現在使われています。確かに一部モナコインファンの間を出るものではありません。ですが、現在非常に多くの仮想通貨がこうした独自経済圏、そしてそこでの発行通貨の利用を想定しているものが多いのです。しかしながら実際に実現しているものはテスト段階と言えど、多くはないのです。

また、2017年10月には一部ファンが資材をなげうって秋葉原をジャックするなどファンは熱狂的です。仮に通貨が苦境に立たされてもそれを下支えする土壌があります。

モナーコインの今後を期待させる要素

これ以外にも今後を期待させる要素はあります。その一つが発行枚数の多さです。ビットコインに限らず仮想通貨は大きく分けて2パターンがあります。一つは発行枚数に制限があるタイプのもの、ビットコインやモナコインがこちらに当たります。もう一つがイーサリアムのように発行枚数に制限がないものです。どちらも目指す方向性があるのでこの要素だけを見て優れているかどうかは判断を下せません。

ですが、ビットコインやモナコインタイプのコインに言えることは、残りの発行枚数が少なくなってくると希少度が高まり価値が上昇するということです。ビットコインもその枚数が増えて、マイニングできる数が減る、半減期に、その価格を伸ばしてきました。モナコインも同様です。それに加えてモナコインはビットコインの2100万枚に対して実にその5倍1億512万枚の発行枚数を誇っています。

現時点で約55%が発行されていますが、依然として、45%弱発行枚数が残っています。まだまだ価格が上がる可能性を秘めているのです。もう一つ好材料が先ほどもご紹介した2018年以降の既存金融機関の本格的な仮想通貨業界への参入です。参入してから次第に実用的でない仮想通貨は淘汰されていくという予想が立てられています。これは一見残念なことのようにも聞こえますが、モナコインにとっては好材料でしょう。現時点で、技術力の高さ、現実社会での利用例といった好材料が残っています。十二分にこの淘汰を生き残る可能性があるのです。

また現時点では海外での知名度も高くなく、こうした流れの中で海外でも知名度が高まれば、価格は上がっていくことが予想されます。発行枚数が多いため急激に価格が上昇するタイプの通貨ではありませんが、長い目で見た場合好材料が多いのです。Zaifやbitflyerで現在は取引が可能です。気になった場合は購入してみるのもよいでし