未来予測プログラム「ウェブボット」がビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、リップルライトコイン、ダッシュ、ネオが2018年の秋頃に大幅に値上がりすると未来予測しました。
それにおいて価格水準は220万円と予想されていて、この価格がビットコイン単体なのか、今市場にある仮想通貨の価格を合算したものなのかは不明ですが、確実に相場の値上がりを意味しています。確かに10月13日の時点でビットコイン相場は急上昇して60万円を突破していますが、この現象は220万円まで相場を伸ばす前兆なのでしょうか。相場が上昇すると市場がその価格帯に慣れてしまうため、あながち無視できない予測ですね。
ウェブボットとは一体何者か
ウェブボットとは、元マイクロソフトのコンサルタントの、クリフ・ハイ氏が今から1990年代後半に開発した未来予測プログラムの事です。未来予測というと占い師を思い浮かべる人もいると思います。このウェブボットも類に外れず、世界中から情報を得る事でその占い精度を極めて高くした占い師とも言えるのです。
この予測プログラムは、インターネット上で使用頻度の高いキーワードなどのデータを数値化してテクニカル分析(統計学によるデータの分析)を行い、未来を予想します。
ですから情報に左右されやすい為替相場の調査に応用されていて、2017年7月にはビットコインの相場が50万円を超えると言う予想を見事に的中させました。
評価が高まるウェブボットによる仮想通貨予測
そのような輝かしい実績のあるウェブボットですが、その過去は社会の情勢を図ろうとしても市場心理を掴めずに成果を出せずにいました。それが2016年になってITが社会に浸透し、著名なYouTubeのチャンネルやネットテレビなどで頻繁に取り上げられるようになったことで世間に知られるようになったのです。
その内容とは、毎月ウェブボットが出すレポートに未来を表す新しい内容が混じってきたというものです。例えばこれまでのビットコインの取引やツイッターなどで投稿された内容やニュースをウェブボットに与えると、それらの共通性・方向性などをウェブボットのプログラムが解析して市場心理を導き出すのですが、そこに未来の記載が混じっているのです。
実例で言えば、気象予測や自然災害の過去データをウェブボットに与え、大型地震の発生予測や天気予報の予測データとして活用されています。このように今では身近なところでウェブボットが使われているので、その信用力は言わずとも高い事が分かります。
最近では仮想通貨やFXの業界において数多くの近未来予想を的中させているので、ウェブボットの評価を当てに取引する人が出始めました。そうしてウェブボットは晴れて仮想通貨の指標として、その存在を確固たるものにしたのです。
ウェブボットが予測するドルの減価によるハイパーインフレーションの進行
ウェブボットが示す１ビット220万円の相場とは、単純にビットコインの価値が上がるというものではありません。これにはサプライムローン問題やアメリカ大統領トランプ氏の世間への影響などから今後、ドルの市場価値が下がりハイパーインフレとなり、ドルを持つ人たちはビットコインへ為替の切り替えを行うだろうという事実を元にした予測が行われているのです。
では、ウェブボットは円を始めとする他の通貨や他国の情勢についてどのように判断しているのでしょうか。残念ながら、その答えはウェブボットにしか分からず、彼は与えられた情報のみを判断する為に多岐に渡る判断は困難と考えられます。つまり人工知能のように自身で考えるという事は行わず、集めたデータを集計して最適値を割り出すのがウェブボットという事ですね。
テクニカル分析を読み解くウェブボット
そのように高精度を誇るウェブボットでも、予想不能なスキャンダルなどによるファンダメンタル分析(噂などの人間心理を探る分析)には対応できないのです。例えば「今のアメリカ大統領トランプ氏が任期半ばに政権交代を行う事になった」という未来があったとすると、「トランプ氏の行動が人々を不安にさせる」という心理が働きます。残念ながら人の気持ちの仕組みはまだ完全に解析されていない為、ウェブボットではなぜ任期半ばで政権交代が行われるか判断できずに誤った未来予想を出してしまいます。
そのように市場は常にファンダメンタル相場とテクニカル相場が織り交ざっている為、今回ウェブボットが予想した未来に対してファンダメンタル要素がどのように絡んでくるかで結果は変わってくるのです。だからこそ投資家たちはウェブボットの未来予想だけに左右されず、ニュースやSNSを駆使して相場を読んでいるのですね。このような先の見えないギャンブルに似た要素があるからこそ仮想通貨の取引は楽しいのです。
クリフ・ハイ氏が読み解く2018年の仮想通貨市場
仮想通貨市場の未来を先読みするのはウェブボットだけではありません。多くの有識者たちがこぞって仮想通貨の行く先を予測し、取引での儲けや銀行システムなどに応用しようと試みています。その中でも、もっともウェブボットに近く人間的論理で推測するクリフ・ハイ氏の提唱する2018年の仮想通貨予想は無視できません。
このクリフ・ハイ氏とは前述により世界有数のコンサルタントであり、インターネット・データマイニングのエキスパートでもあります。そのハイ氏が予測する仮想通貨市場はウェブボットの考える仮想通貨市場と似て異なり、より具体的なものでした。
＜10月まで仮想通貨市場の相場は下がると予測＞
ハイ氏の予測では、ロシアや中国を筆頭にした世界各国が仮想通貨を規制する対策活動により、8月9月10月の仮想通貨市場は停滞し、下落へ向かうと提言しています。そして今年の後半に銀行が大問題に陥り、巨額のデリバティブ危機へと向かい、アメリカドルの相場が下がるとも言っています。
今回、ハイ氏がYOUTUBEで語った内容はあくまで世界経済に対する警笛であったり客観的な考え方を述べるものでしたが、後半では上記のような仮想通貨に対する意見もあり、非常に興味深いインタビュー内容となっていますので英語がわかる方は是非、動画を見てください。
◆クリフ・ハイ氏へのプロダクションインタビュー
＜ウェブボットが市場に与える効果＞
ハイ氏の語る未来像はウェブボットの未来予測に似た予測ではありますが、大きな違いはウェブボットも評価の対象に見ている事です。ハイ氏もウェブボットが相場に与える影響について危惧していて、「ウェブボットによる仮想通貨の相場予測は公表しないといけない」と語っているのです。閉鎖的な研究所で使用される、ただ毎月レポートを吐き出すだけのAIでなく、自身も相場を形成する一因としてレポートを吐き出し続けるとなると、ウェブボットが何らかの答えを出した事によって市場の相場が変わる事だって出てきます。
さらに言うと、ウェブボットは99ドルで販売されているので誰にでも買えるお手軽AIプログラムです。別の時期に未来を予測したウェブボットのレポートも評価の対象になるのです。そうする事でウェブボット自身の精度がさらに高くなりますし、新しい未来予測が次々と出てくるでしょう。現在の未来予測はあくまで通過過程の一評価に過ぎないのかもしれません。しかし、仮想通貨の相場が220万円となり、市場が仮想通貨に移り行く未来も想定して動かないといけないかもしれませんね。
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