最近仮想通貨市場があまり良くない状況になり、通貨全体が下落しています。良いニュースが出てきたとしても悪いニュースが勝ってしまい、価格上昇が見られません。ですが仮想通貨に将来性を感じている人はこの下落を機に追加で購入しています。私もビットコインとイーサリアム、リップルを買い増ししました。現在各通貨お手頃の価格になっています。追加で購入する人や初めて購入する人に向けて通貨を紹介しようと思います。

トリガー(TRIG)とは

仮想通貨の中でも、新規に上場されるアルトコインへの注目が高まっています。その中でもアルトコイン仮想通貨トリガー(TRIG)はアメリカでできた仮想通貨の一つです。銃と仮想通貨では関係性の想像が難しいと思いますが、トリガーは銃に大きく関係している特殊な仮想通貨です。発行日は2017年10月で発行上限が約30,000,000TRIG(3000万枚)です。承認システムはPoeと呼ばれるものです。購入する場合は中国の大手取引所であるBinance(バイナンス)で購入ができます。

なぜトリガーがこのように呼ばれているかというと、その名称からも知られる通り、ブロックチェーンによるスマートガンネットワークの普及を目指すプロジェクトです。許可された人間にしか所有や利用が認められないブロックチェーンを利用しており、まさにそのシステムは銃に似ているため銃社会が作った仮想通貨と呼ばれています。

アメリカでは審査等で銃の保有が認められますが、犯罪歴さえなければ比較的に簡単に購入できます。ですが管理等が緩いと子供や第三者が銃を利用されてしまいます。この問題を解決するのがスマートガンと呼ばれるもので生体認証技術で登録された本人しか利用できない銃のことです。ですが、現在完璧なシステムではないので普及は進んでいません。このシステムが普及すれば、銃の誤作動を防止したり、銃による自殺や子どもの誤発砲などを防ぐことができます。銃の防衛システムと管理体制を強化できる点が大きな魅力です。

現在1TRIGあたり約110円です。価格はそこそこ上昇し注目されている仮想通貨です。トリガーはアメリカの銃規制などのニュースなどによって大きく変動することから他の仮想通貨との連動性はあまり高いとは言えません。

マスターノード

トリガーにはマスターノードと言うシステムが利用されており、1500TRIGを保有し専用のウォレットに入れ、パソコンを起動させておくだけで報酬を得ることができます。NEMにも似たようなシステムがありハーベストというものです。NEMの場合は10,000NEMが必要なので、NEMよりもトリガーの方が簡単に参加できます。ですがトリガーは日本の仮想通貨取引所に上場していないので、購入する場合は日本の取引所でビットコインかイーサリアムを購入しておき、海外の対応している仮想通貨取引所に送金し、ビットコインもしくはイーサリアム建で購入できます。

報酬はTRIGコインではなく、AMMOトークンもしくはザブトークンです。AMMOトークンはTRIGの25%分報酬としてもらえるので、1500TRIGを保有していた場合375AMMOがもらえます。AMMOトークンの発行総数は60,000,000枚で、マスターノードでしか発行されません。

もう1つの報酬としてもらえるのがザブトークンです。こちらはパソコンのハッシュパワーを提供する必要があるので、ビットコインと似ています。パソコンの空いている場所が必要なのでパソコンに負荷がかかり、電気代もかかってしまいます。ですがハッシュパワーも提供した場合はAMMOとザブトークン同時に報酬として得ることができます。

マスターノードには専用のウォレットが必要ですが、現在開発中です。今年の春には完成予定なので購入者が増え、TRIGの価格が若干上昇する可能性があります。報酬としてえたAMMOとザブトークンは専用取引所で売買することができます。トリガーでは、AMMO以外にも報酬として様々な仮想通貨が配当されるとあって、新規トークンを保有したい投資家たちに人気です。

スマートガンの将来性

アメリカの銃社会が産んだ仮想通貨「トリガー」先程も書きましたがスマートガンは特定の人しか利用できない銃です。スマートガンが普及することで銃にまつわる事件を未然に防止することができるので殺人事件やテロなどの犯罪を抑えることができると言われています。アメリカは銃社会で問題もたくさんあります。

銃の盗難も多いアメリカですが、システムによって本人以外の使用を不可にすることでできるため、安全性が高まると注目されています。スマートガンの性能の向上と普及により銃問題を現在より抑えることができるかもしれません。

近年いろんな端末や電子製品などIT化が始まりすべてのものがネットにつながる動きが見られます。銃もそのうちの1つになれば画期的なものになります。ですがネットに繋げるということはセキュリティ問題も必要になっています。もしハッキングされてしまった場合など遠隔操作されてしまい思わぬ事件に巻き込まれてしまう可能性もあります。例えば勝手に発砲してしまうなどの危険なことも起こりうるのです

実際に車など自動運転に向け開発段階ですがハッキングなどにより遠隔操作され暴走してしまう可能性もあると専門家は言っていました。そのような事もあると言われているので普及されず開発段階となっています。

ですがトリガーはブロックチェーン上で銃の所在確認やトリガーのON/OFFの状態、銃の発砲記録などを記載できるのが特徴で、匿名性も高く、第三者に開示されることもないため、警察での導入などが期待されています。スマートガンは様々な団体や機関が注目しているので今後注目が必要です。NASAやアメリカ国防総省、フィリピン警察など銃期間の主要機関に注目されているので期待度はあります。

現在、仮想通貨取引所Binanceに上場しており、今後他の仮想通貨取引所への上場などが見込まれています。他の仮想通貨取引所で取引されるようになれば、流通量も高まることでしょう。銃社会において安全に銃を使用するためのプロジェクトということもあり、実用化されれば、さらなる価格上昇が見込める仮想通貨といえるでしょう。しかし、上場予定であった仮想通貨取引所での上場廃止が決定するなど不安定要素も大きいので、取引には十分注意をする必要があります。

 

BLOCKSAFEブロックセーフ

BLOCKSAFEはブロックチェーン上に生体認証データや電子チップなどのデータを記録することができる他、発砲履歴などを記録できます。本人以外の人が利用した場合など銃にブロックをかけ発砲できないようにしています。

発砲履歴を記録をブロックチェーン上に記録できるので犯罪などに利用した場合などすぐにバレてしまうのです。現段階ではありませんが位置情報なども記録でっきるようになってしまった場合など完全に逃げる事は出来ません。

生体認証を導入する事で犯罪履歴や住所などの個人情報と合わせることができ、完全に管理することができるのです。生体認証は被る人がいないので不正に利用することができません。

ブロックチェーンは世界全体で管理しているので不正することができないのでもし完璧なシステムが完成した場合世界中で利用される可能性があります。ですが電波の届かない場所などでは発砲できないなどといったことも起こってしまう可能性があるのでITインフラの進み方にも関係していきます。

トリガーの将来性

仮想通貨トリガーは、2016年10月に一般取引が開始されています。当初0.02ドルほどでした。一時800円以上の値をつけましたが、現在は日本円だと100円前後で推移しています。価格下落の要因の一つは、海外の仮想通貨取引所Bittrexへの上場が廃止されるなどのニュースによるところが大きいです。

トリガーは発行総数が比較的少ない仮想通貨であることや銃社会では見逃せない存在になりました。よってトリガーは今後さらに注目されることが予測できるので2020年辺りまでには価格帯が安定することが予測できます。問題点も数少ないですが命に関わるシステムなので慎重に物事が進むでしょう。

仮想通貨市場は現在あまり良い状況ではありません。この状況の中トリガーのような強い特徴をもつ仮想通貨の行く末により大きく変わり今後の社会を大きく変える力もありますので仮想通貨だけを見るのではなく、システムに目を向けるだけで大きく変わります。

スマートガンが完璧なシステムになり全世界で普及した場合は銃に怯えることのない生活を送ることができます。そのためにはブロックチェーン技術の向上とともに仮想通貨に携わる人を増やす必要があります。仮想通貨は価格だけ見ると危ないと思う人が多くいますが、システムなどの中身を見てみると見方が変わる可能性があります。このまま仮想通貨離れが進んでしまうと実現がだんだん遅くなってしまい遅くなってしまった分犠牲者も増えてしまいます。

今後トリガーはブロックチェーン技術の向上とともに注目度が高まるので急速に注目され急速に技術力も上がります。金融関係以外にも利用され始めたブロックチェーンは今後多くの機能が増え、ブロックチェーン無しに生活や社会が回らなくなる未来があるのかもしれません。スマートフォンやパソコンなど注目されてから多くの人の手に渡るのはあっという間だったので後数年でブロックチェーンが当たり前の世界になるのかもしれません。