【仮想通貨取引について】ビットコイン取引で逆張り投資について2017年末から2018年3月時点まで、ビットコイン相場は下落基調で推移しています。投資経験のあるビットコイン取引者や、中級以上の実力を持つビットコイン取引者であれば乗り切ることが出来る相場ともいえます。

しかし、最近ビットコイン取引を始めた人や、これまで投資経験のない人がビットコインから投資の世界に入った人は、今回の相場は難しい状況といえます。また、初心者の中でも現物取引のみで、売買をしている人は買いからの方法のみであり、レバレッジも活用していないことで更に厳しい状況といえます。

G20の仮想通貨に対する見解

3月19日からG20が始まります。今回の議論では、仮想通貨の規制等が主な内容なので、会議の結果によっては大きな価格変動が予測されます。ビットコイン取引初心者は、相場観察に徹しすることリスク回避に繋がります。

しかし、ビットコイン取引をそれでも行うという方も、いると考えることが出来ます。そこで今回は、2018年3月に起きているビットコイン相場についてと、そのような相場でビットコイン取引初心者は、対策を立てて乗り切るかについて、様々な方法を紹介します。

ビットコイン相場は、どのような動きになるのか期待されているので、今回の相場で投資の力を付ける機会として考える事も出来ます。

3月15日のビットコイン相場は下落基調

2018年1月は、コインチェックの仮想通貨流出事件や規制に関する情報が出たことも一因とされ、ビットコイン相場が急落しました。そして、そこから下落相場が続き2月も中期的な下落相場になりました。

しかし、2月末から3月にかけてそれまでの下落基調から、少し上昇相場へと転換する動きが見えたことで、市場ではビットコイン相場がこのまま上昇するのではないか、という期待感が出ました。しかし、3月15日まで1度上昇した価格帯を、推移している状態でレンジ相場が続いています。

そして、3月15日のビットコイン価格は、84万円台を記録し下落基調が強まっています。また、25日移動平均線を天井とした下落の動きなので、25日移動平均線がレジスタンスラインと見ることが出来ます。また、3月15日は、スイス国立銀行3か月物銀行間取引金利誘導目標中心値の発表があります。

3月15日の相場だけを見ると、午前11時頃を境にして86万円台をキープしていた所を割り込んで、一気に83万円台まで急落しました。その後は、85万円台未満で価格がゆるやかに下落しています。

ビットコイン取引初心者が現物取引で収益を上げるには、難しい相場となっています。ただし、細かい売買を繰り返していくことで、少しずつ利益を積み重ねる方法を考える事も出来ます。その場合は、同日の午前8時から10時までの間に、取引を完了させる必要があります。

スキャルピングは慣れてからがよい

ビットコイン取引で逆張り投資について3月15日の下落相場において、ビットコイン取引を始めて間もない人や投資未経験からビットコイン取引を始めた人は、非常に難しい相場と感じる内容です。また、現物取引でビットコイン取引をしている人で大きな収益を上げるには、資金力とスキャルピングを活用する必要があります。

資金力とは、文字通りトレーダーが持っている資本のことです。つまり投資が出来るお金がどれだけあるかということです。ビットコイン取引も、資金力があれば様々な取引手法の選択肢が広がります。

それが、前述にもあるスキャルピングという投資法です。スキャルピングとは、超短期取引を意味していて、主にFXで活用されてきた手法です。仕組みは簡単で、1秒から1分という短い時間で1回の取引を完了させます。

そして、それを1日の中で何回も繰り返すことで、1回の利益は極めて小さい金額ですが何度も取引して積み重ねることで、ある程度の収益を上げます。

ただし、これは、ビットコイン取引初心者には不向きな取引手法です。理由は、まず資金力がないと厳しいです。現在ビットコイン相場は、通常時数秒で約2,000円前後の価格変動があります。
一見すると、ビットコイン取引初心者でも何回か取引をすれば収益を積み重ねていけそうな金額です。

しかし、これは1BTC保有していた場合の話です。3月15日時点のビットコインと円のレートは、1BTC・約83万円前後です。

初心者の中でも、余裕資金で80万円をビットコイン購入に、回すことが出来る人もいるかもしれません。

しかし、多くのビットコイン取引初心者にとっては、気軽に投資出来る金額とはいえないです。また、取引初心者ということで、大きな損失を発生させる可能性もあります。

従って、通常は前述の10%程度、8万円が購入金額といえます。その場合に、スキャルピングをすると収益も先程の10%なので、200円程になります。仮に1日20回取引をし、全て同じ利益だとしても4000円です。実際には、損失も何回かあり、日によって売買ポイントの回数は違います。また、1日取引をするということが前提なので、専業トレーダーでないと厳しいスタイルです。

ビットコイン取引を少額投資で、且つスキャルピング手法を行うとリスクが高く、リターンは少ないという確率が上がるので、他の方法で取引するのが良いです。

逆張り投資という手法もある

前述のような手法をビットコイン取引初心者が行うと、リスクが高いという解説をしました。次に紹介する手法が、初心者でも実践出来る取引手法です。それが、逆張りです。逆張りとは、例えばビットコイン相場が下落基調で、1BTC80万円まで下落したとします。

しかし、価格は80万円を底値として、そこから上昇します。この時、底値の前後で買い注文を入れて、上昇後に売る手法です。つまり、初心者の多くが覚える順張り投資とは違う考え方です。

順張り投資は、チャートの流れに沿って=上昇相場に乗って売買します。これは、2017年のビットコイン相場では、多くの方が実践したやり方で、実際に長期的な上昇相場だったので簡単に出来る方法でした。

しかし、現在の相場では順張りをしようとすると、下落相場に乗ることになるので現物取引では厳しいです。そこで、逆張りを活用することで、現在のような下落相場でも一時的な小さい上昇を、収益にすることも可能です。

例えば、3月15日の午前7時頃のビットコイン・円のチャートがあります。午前7時手前に一時85万円台まで下落したビットコインが、午前7時過ぎには88万円を超えました。このような小さい反発を逆張りで、利益を狙うことが出来ます。

逆張りで収益を上げる場合には、オシレーター系指標を活用することも良いです。オシレーター系であれば、買われすぎ・売られすぎを判断することが出来るので、底値とこれから上昇が起きるのかという判断材料に使うことが出来ます。また、順張りのみで取引してきた初心者の方は逆張りも活用することで、ボックス相場や下落相場でも小さな売買サインも収益へ繋げる売買を行うことが出来ます。

逆張りも相場を読む力が問われる

順張りに比べて逆張りは、リスクがあると言われています。理由は、順張りは相場の大きな流れに沿って取引するので、収益を上げやすいです。

しかし、逆張りは相場のトレンドが転換しそうな時や、小さな反発を利用して収益を上げるので、分析を間違えると急落といった場面で購入するリスクがあるからです。

従って、逆張りを始める前にまずは過去のビットコインチャートを見て、どの場面で反発しているのかをよく分析して現在のチャートでそれが活用出来るように、知識として蓄える必要があります。