世界トップクラスの取引を行っているbitFlyerが利用されている理由
bitFlyerは2014年に開設された仮想通貨の取引所になり、日本最大の取引量を誇っていますが、世界で取り扱われている仮想通貨の取引量は先物取引が始まることで一時期増加したアメリカの取引量を越えて、世界の取引量の過半数を日本が占めています。
そしてその取引量の大半がbitFlyerやbitFlyer FXによる取引となっているため、世界の取引量でもトップクラスの取引量を誇っていることになります。
このようにbitFlyerが人気となっている理由は、例えば取引所と利用者の間で行われる取引情報を暗号化して通信を行ったり、ファイヤーウォールによってハッカーなどによる改ざんを防ぐなどの対策を行っていたり、利用者のパスワードで使用出来る単語を増やすことによってパスワードの解読を難しくしたり、2段階認証を実施するなどによるセキュリティの高さにあります。
一方新規に口座を開設するときの申し込みは簡単で、口座開設にかかる日数は他の取引所に比べても早く開設することが可能となる点も、魅力の1つになっています。
そして一部のネットショップや家電量販店などは、bitFlyerと提携していてビットコインによる決済が行えるお店がありますし、ポイントサイトでもbitFlyerと提携して貯めたポイントをビットコインに交換出来るサービスを提供しているポイントサイトも存在しています。
じぶん銀行とbitFlyer間で入出金がリアルタイムで可能になり高級車をビットコインで購入することが可能となる
そのようななかでbitFlyerは3月28日にネット銀行であるじぶん銀行と業務提携を行うことを発表しました。
具体的には年中無休で24時間何時でもbitFlyerに開設しているアカウントとじぶん銀行の口座間の送金を、リアルタイムで行うことが出来るようになるサービスが開始されました。
このためbitFlyerで仮想通貨の口座を開設している利用者でじぶん銀行に同じ名義で口座を開設している利用者はリアルタイムで入出金を行うことが可能となり、コンビニなどのATMを利用することで年中無休で深夜や早朝でもbitFlyerの口座に入金することが出来るため、仮想通貨を購入するタイミングを逃す危険性を防ぐことが可能となります。
一方ビックカメラなどの家電量販店や一部の飲食店やネットショップなどでビットコインによる支払いが可能となっている店舗がありますが、3月27日に高級輸入車の販売店であるロペライオに対してビットコインによる決済を行うことが出来るようになりました。
具体的にはbitFlyerウォレットを利用して行い、1億円相当のビットコインを上限としてQRコードを読み取ることによって数秒以内に決済が行えるようになり、このロペライオでのビットコインによる決済サービスは、東京都内の3店舗から開始して将来的には全国の店舗でビットコインによる決済が行えるようになる予定となっています。
ネットマイルとも提供するbitFlyerのこれからの可能性に要注目
一方セレスが運営しているモッピーというポイントサイトやREALWORLDが運営するげん玉などbitFlyerと提携して貯めたポイントをビットコインに交換することが出来るポイントサイトが幾つか存在していますが、3月19日にネットマイルがbitFlyerと提携することを発表されました。
ネットマイルはアンケートやゲームなどで貯めることが出来るだけでなく、GetMoneyやwarau.jpなどのポイントサイトで貯めたポイントをネットマイルにまとめたり、マイルや楽天ポイントなどに交換することが可能なポイントサービスを行っていますが、その交換先の1つにビットコインが加わることになり、ネットマイルで2,000マイルに対して1,000円相当のビットコインに交換することか可能となります。
今年に入り規制による不安などから値下がりを続けて直近で70万円代になったビットコインですが、低調な仮想通貨の取引に対してbitFlyerからは引き続き業務提携の話題が提供されています。
実際の店舗などでビットコインを扱う機会が増えると、投棄の対象としてのビットコインからデジタル通貨としてのビットコインの認知が高まり、適切な規制や法的な整備がなされることによって、ビットコインを代表する仮想通貨の取引は再び活気を取り戻すことが可能となるため、仮想通貨の取引をリードするbitFlyerの取り組みに注目されます。