仮想通貨にまで進化を遂げたお金

最近では仮想通貨、ビットコイン、フィンテックやシェアリングエコノミーなどあまり聞きなれない新しい言葉を耳にすることが多くなってきたと思います。これは時代の変化「新しい経済」が始まっているということが考えられます。みなさんは自分たちには関係のない話だとか思っているかもしれません。しかし、それは大きな間違いであり、この先の変化に対応できなくなってしまう原因の一つになってしまいます。

昔の話にはなりますが今みたいにスマホや携帯電話がない時代は連絡手段として手紙を使っていました。手紙を受け取る相手は3日ほどかかりようやく手紙の内容を把握します。その後返信を送り、手紙を送った人まで戻ってくるのに3日かかりこのやりとりを1回行うだけで最低でも6日はかかることになります。しかし現代ではこのやりとりをスマホや電話を使うと3秒もかからずにできるようになっています。

そしてこれは手紙を書くよりも非常に便利であることをみなさんは知り、新しい時代に対応していっているということです。お金についても同じようなことが言えると思います。
みなさんは仮想通貨やビットコインなどの言葉の意味を知らないだけなのです。新しい時代「経済」の変化について知ってもらい1人でも多くの人に知識を広めていっていただきたいと思っています。

お金の誕生とは

今なぜ仮想通貨なのか?まず仮想通貨の話をしていく前に重要となるお金について話していきます。みなさんはお金はなにをするために必要だと思いますか?電気代や家賃、食費など生きていくためには必要なものだとすぐに浮かんでくると思います。それくらい当たり前ですよね。なぜなら地球上のほぼすべての人が市場経済の影響力からは逃れることが出来ないからです。

現状ではお金がなくてはを家を借りたり、電車に乗ったり、食料を買ったりすることが出来ないですよね。人間は生活するためにお金を稼ぎ、人生の半分は生活をするために仕事をしています。お金は生きていくために必要であり、それと直結しているということはかなりの影響力がありますよね。

そして、そのお金ができた理由として「価値」という漠然としたものをうまくやりとりするために出来たと言われています。お金が出来る前は物々交換をしていました。しかしこれでは交換するものが腐ってしまったり持ち運びが大変でした。ですから金属や紙、貝殻などに価値をつけ他人が必要とするものにしたのがお金の始まりです。現在は世界最古のお金が貝殻ということになっています。

時代を経てお金の変化

先ほどお金の歴史について少し話しましたが貝殻の話は一つの例であり他の地域では骨や石、革や犬の歯なども使われていました。そんな時代から硬貨が生まれ紙幣が生まれ、今ではデジタルなお金までも生まれているということです。デジタルなお金=仮想通貨です。
人が時代に対応していくようにお金もまたその時代のニーズに応じて変化していくということです。そしてまた新しく時代が変化しお金も変化していく時期だということです。

なぜそのようなことが言えるのかと疑問に思う方もいると思いますのでその根拠について話していきます。まず、お金の持つ3つの役割を知っていますか?

1つ目は価値の尺度=モノの価値をはかる基準でありお金によってモノの価値を比較したり判断することができます。
2つ目は交換(決済)=モノの取引を行う際の支払い手段でお金があることで自分の欲しいものを手に入れることができます。
そして3つ目は価値貯蔵手段=価値が変わりにくく将来に備えることが出来る。これは物々交換をしていた魚などは腐ったりして将来に備えたりもできませんよね。

新しいお金、仮想通貨のメリット

仮想通貨取引の規制がいわれているなかで業務提携を続けるbitFlyerの今後に要注目先ほど説明した3つの役割を果たすことができれば貝殻や紙や金属でもいいわけです。ですからネット上の数字でも役割を果たせばそれもお金になるわけです。こうして作られたお金が「仮想通貨」です。この仮想通貨のメリットは貝殻のように簡単には手に入れることができないことや増やすことが出来ない点と金のように数が限られてるわけでもありませんし、紙幣のように国が勝手に量を増やすこともできません。

そして重要なメリットが国がなくなっても今までの仮想通貨の価値がなくならないのです。しかし、ネット上の数字なので法定通貨みたいに現物があるわけでもなく触れることができないというところが不安に思われるところなのだと思います。しかし、こう考えてみてはいかがでしょうか?ネット上で保有している仮想通貨=銀行の通帳と考えてください。

通帳に記載されている数字も触れることが出来ずATMを使わないと現物(法定通貨)に触れることができませんよね。それならば仮想通貨もATMなどを介して現物(法定通貨)で出金することができます。結局は通帳に記載されているかネット上に記載されているかの違いだけでこう考えれば同じですよね?さらにビットコインはビットコイン決済が対応しているお店などでも決済ができるようになっています。

仮想通貨は賛否両論

そんな仮想通貨ですが肯定的な意見と否定的な意見があります。肯定的な意見は「革新的なテクノロジーだ」と主張しており。反対に否定的な意見は「詐欺みたいで胡散臭い」と主張しています。確かに仮想通貨は法律がしっかりと整備されていませんし、仮想通貨の周りには「絶対儲かる」などと怪しいセミナーに勧誘したり、ビットコインをだまし取ろうとしたりする人がいるのは事実です。

中には金融関係に詳しい人が見当違いなことを言っているのもあります。例えば、「仮想通貨やビットコインは通貨になれない」や「通貨の定義に当てはまらない」などです。これは新しいものが出てきたときにそれに近い知識を持っていると知っている知識を当てはめて新しいものを見てしまう傾向があるみたいです。ですので類似した知識を持っている人よりも知識のない人の方が受け入れることができるということです。

仮想通貨やブロックチェーンという新しい技術は全く新しいルールで回っている新しい仕組みという考え方で捉えていってみるのもいいのではないでしょうか。

これからはデータ社会

これまでお金というものが地球上に住んでいる人類にとって必要なのかということについて話してきました。お金がなければ生活をすることもままならない時代です。そして人類に必要なお金が昔は物々交換から始まりましたがそれでは魚などは持ち運びが大変ですし保存(貯蓄)をすることができませんでした。

そこから他人の必要となる持ち運びの楽な紙や金属や貝殻などに価値をつけたのがお金の始まりだということです。そしてそれが時代のニーズに応じて形を変え今話題の仮想通貨にまで進化した。今では中国を中心に色々な仮想通貨が出てきていますが本物の価値あるものや詐欺みたいに胡散臭いものまであります。ですがビットコインのように仮想通貨の代表と言えるものを中心に徐々に世界が変わっていく動きがあります。

これからはどんどん仮想通貨が普及していきいつかは世界共通通貨のビットコインが主流になっていくでしょう。常に変わりつつある時代に置いて行かれないようにこれを機に仮想通貨を始めてみるのはどうでしょうか。今は「まだ」と思っていても「もうおそい」になるのはそんなに遠い話ではないですよ。

仮想通貨の魅力はまだまだありますがここでみなさんに知って欲しかったのはお金というものが時代を経てモノからデータに変わったという事実とその仮想通貨について興味を持ってもらえたらと思っています。