10月18日~20日にかけてリップルXRPの値段が約5円急落しました。最近まで最高値31円を付けていたリップルですが一気に下落したことによって市場が少し混乱気味になっております。また、リップルXRPだけではなく他のコインも下落しております。今回の仮想通貨下落に関して「今後の仮想通貨は大丈夫なのか!?」「少し不安になってきた」と思う人もたくさんいることでしょう。しかし今回の仮想通貨の下落が今後の仮想通貨の将来に影響するかといえば、それは間違いでしょう。今回は仮想通貨の将来とリップル下落の原因、今後の仮想通貨の動きについて話していきます。
リップル下落の原因
リップルコイン購入者のほとんどが先週の動きをみて「これから伸びるのではないか?」とか「ビットコインを抜かすのでは?」と希望をもったと思います。その最中でいきなりリップルが下落したのでがっかりした人も多いでしょう。しかし投資家や専門家からしてみれば今回の下落は「たいしたことない」というレベルの問題でしかないのです。では、今回の下落の原因はなんだったのでしょうか??
18日に静岡県浜松市にある「リップルトレードジャパン」という仮想通貨を仲介する会社が倒産しました。そして会社が倒産したにも関わらず顧客に対して取引を続けていて、現金をおよそ1000万円以上だまし取った疑いでリップルトレードジャパンの代表が逮捕されました。つまり詐欺行為で捕まっております。この詐欺行為も卑劣なもので事実上はおととし会社が倒産しており、その後も既存の顧客との取引があり、口座も履歴もまったくないまま現金を預かりその現金をリップルコインに投資するわけではなく、自分のポケットマネーにいれていたというのが発覚しました。
では今回、なぜリップルがこのような詐欺事件によって急激な下落をしたかといいますと
大きな理由としては「仮想通貨は中央管理がない」=「法律が適用しづらい」ということになります。なので一つの詐欺事件で投資家やマイナーなどは敏感に反応してしまうという事実が今回の事件ではっきりわかりました。
そしてこのニュースが日本国内に流れ出すと、日本のリップル投資家はXRPを一斉に売り出しました。この影響でリップルが下落したとなれば世界の投資家も異変に気付きリップルを売り出します。この負の連鎖でリップルが下がったとされます。
しかし世界各国ではこういった詐欺事件は頻繁に起きています。しかし日本の一件の詐欺事件によってリップルがここまで下落したとなれば、日本が仮想通貨の主要国であることがわかるでしょう。なので今回の通貨の変動、今後の可能性にとして見てはいかかがでしょうか?
日本の仮想通貨シェア率
現時点では日本はビットコインのシェア率が世界1位です。全体の5割をシェアしております。つまり2100万コインのうち1050万コインを日本国内がシェアしている計算になります。ビットコインは仮想通貨のなかでは時価総額ダントツ1位です。これがなにを意味するかというと、仮想通貨時価総額1位のビットコインの半分を日本がシェアしているとなればおのずと日本が仮想通貨大国になるでしょう。
これだけではわかりづらいと思いますので数値に表してみると
ビットコインの時価総額=約8兆円
日本のビットコインシェア率=5割
つまり単純計算でいくと時価総額4兆円分は日本国内でシェアをしているということになります。4兆円となれば規模がかなり大きいです。1年分の国家予算並みにあるのです。国家予算並みの資金が日本国内でビットコインに流れているとなれば日本はおのずと仮想通貨大国になるのです。
仮想通貨は日本が一番重要!?
今回のリップルの事件と日本のビットコインのシェア率を見ていただければわかりますが日本での1件の詐欺事件が世界の仮想通貨を取引している人にとっては重大なことになります。そして今後も日本は仮想通貨大国として位置する可能性が多いにあります。
まずビットコインを開発した人が日本人です。サトシ・ナカモトという人がビットコインを開発してから今現在ではビットコインは1コイン約63万円です。つまりビットコインを開発し、金融のシステムを大いに変革したのが日本ということになります。これまでのお金のシステムとは一層変わった仮想通貨は金融革命といっても過言ではないでしょう。まず従来のお金のシステムと違うところは①中央政権が存在しない②お金の価値のシフト③多様性、ということになります。
①中央政権が存在しない
これはなによりも金融革命の証拠です。今までの通貨は銀行が仕切っていました。つまり皆さんに入ってくるお金は銀行がすべてを管理し、8割の人間が世界の2割のお金を持ち、2割の人間が世界の8割のお金を手にしている今現在の世の中です。これに革命を起こしたのです。つまり中央政権が存在しないということはこの2対8のバランスが確実に崩れます。資産が平等になるのです。
②お金の価値のシフト
これも大きい変革です。従来はお金は汗水流して稼ぐもので時間をかけて貯めるものだと考えられていましたが。この肉体労働を何時間やっても中央政権がお金を管理している以上世界のお金の2割しか握ることはできませんでした。しかし仮想通貨の誕生により肉体労働が知識労働に変わり、マイニングという手法でビットコインを発掘できるので汗水流さなくてもPCがあって専門知識と仮想通貨を理解すれば0から1を生み出せるということになります。つまり肉体労働⇒知識労働、そしてお金は知識で稼ぐ時代になるのです。これがお金の価値のシフトです。
③多様性
現在、アメリカではビットコインはコンビニや家電量販店で使うことができます。さらにネット上で送金をできるので手数料がかかりません。しかも世界共通の価値があるのがビットコインです。つまり従来のお金のシステムと比べると各国で通貨は違う、そして両替をする手間がかかる、さらには送金に手数料がかかる。なのでお金を稼いでも使ってもお金が無くなっていく仕組みなのです。これをビットコインは変えました。さまざまな多様性と利便性を持たせたのが仮想通貨です。
この大きい価値を作ったのが日本なのです。つまり世界各国の仮想通貨の投資家は日本で起こるニュースが重要なことを知っています。
リップルも日本を主軸に動いていく
この日本の詐欺事件によって時価総額ランキング3位のリップルも日本を主軸に動いていることが分かったでしょう。そして今後のことも踏まえると日本はこれからもリップルの舵を握っていくという意見が濃厚になってきます。この意見が濃厚になっていく理由としては中央政権が参入できない市場に銀行が乗り出すということです。日本ではまず第一に日本のトップを担う三菱東京UFJ銀行がリップルのコンソーシアムを本格的に採用して動いていくことが動かぬ証拠です。三菱東京UFJ銀行は皆さんも記憶に浅い「リーマンショック」の時に世界第二位の証券会社モルガンスタンレーに手を貸したことでも有名です。
つまり三菱東京UFJ銀行は世界有数の大手メガバンクということです。さらには日本ではゆうちょ銀行、三井住友銀行がリップルコンソーシアムに参入予定です。このことによって日本がいかにリップルに力をいれているかがわかります。この3つの大手メガバンクが参入した時点でのリップルの時価総額はイーサリアムを超えて2位になると専門家が予想しています。以上のことを加味すると日本は仮想通貨の先導を行く国ということがわかります。なので日本の詐欺事件では仮想通貨市場では大きなことです。
これをプラスに言えば日本での仮想通貨の情報を早く入手することで今後の仮想通貨の動きをいち早く読むことができるということになります。そしてリップルの今後の動きとしてはまだまだ上がる可能性を秘めています。日本での信用が少し下がっても世界での信用はかなり厚いです。今回の一時的な下げはむしろチャンスです。今の機会を見逃さずリップルを購入してみてはいかがでしょうか?