仮想通貨市場は、株式やFX同様常に価格や状況が変化していくものです。仮想通貨取引自体は、2018年も一定数の市場参加者がいるので、今後も引き続き市場は成長していくものと考える事ができます。しかし、仮想通貨取引をしている初心者の方で、取引のスタイルをあまり考えていない場合は注意です。2016年~2017年は、常に上昇相場で2017年末には急騰相場まで表れたこともあり、投資未経験者の中には、なかなか相場が変化するというイメージが付きにくい状況でした。ですので、そうした状況下で投資を始めた方には、2018年の相場は衝撃を受けるものとなります。

2017年までは、比較的安定して上昇していたのに対し、2018年1月に入り急激に価格が下落し、3月時点でも仮想通貨市場全体がレンジ相場か下落相場となっています。この急激な変化に対応していけるかどうかが、仮想通貨市場から撤退せずに生き残れるかどうかに関わってきます。柔軟性を持った仮想通貨トレーダーになるには、いくつかの方法や身に付ける技術はありますが、その中でも仮想通貨の分散投資もよい方法です。それでは、今回は国内発祥のアルトコインである「モナコイン」の特徴や具体的な機能、レートについても紹介していきます。アルトコインの知識を増やすことで、リスクヘッジにも活用することができます。

仮想通貨モナコインとは

仮想通貨モナコインに注目モナコインは、当時2chで2013年12月末に誕生したが一旦リセットし、翌年1月に正式公開された日本発祥の仮想通貨です。基本的な機能として、P2P通信を採用しています。つまり、ビットコインと同じ非中央管理システムです。ソースコードのベースは、ライトコインになっていて他の仮想通貨と違う所といえば、コミュニティベースで実験的にサービスが行われている所です。例えば、通称投げ銭と呼ばれるサービスがあります。これは、正式は「tipmona」と呼ばれ、Twitterとウォレットを連携すれば、連携したユーザー同士で送金ができるだけでなく、ツイッターで残高確認などもできる便利なサービスです。

他には、AskMonaという質問や回答ができるコミュニティサイトもあります。因みに、質問に答えてくれたユーザーに投げ銭ができる機能も付いています。更に、Monappyというポータルサイト・ウォレットも存在します。内容は、オンラインウォレットとして機能していることと、ポータルサイトとしてコミュニティや、ユーザー同士の送金など他にも様々な機能が実装されたサイトです。2018年3月時点も、運営されているのでこれからモナコインを購入しようとしている方は、コミュニティに参加してみるのもおすすめです。
因みに、上限枚数は1億512万MONAとなっています。

モナコインのメリットとデメリット

モナコインは、他のアルトコインやビットコインよりも、周辺環境が充実しており特にコミュニティ関係がしっかり構築されていることがメリットです。理由は、ユーザー同士で情報交換ができ、利益追求型というよりかは、ユーザーが楽しく取り扱うことができることを重視している仮想通貨です。

他には、価格が安いのでこれから成長していく余地があるということです。ビットコインなどは、2017年に1度急成長・急上昇したので現在はその反動もあり、下落・レンジ相場となっています。モナコインは、今後も新しい機能や画期的なサービスを始めることなどが期待できますし、それらの機能が市場価格に良い影響を与える可能性があります。アルトコインの購入を考えている人は、割安なモナコインを購入するのも良い方法といえます。また、取り扱っている取引所も、ザイフ・ビットトレード・ビットフライヤー・ビットバンク・フィスコと増え、購入しやすいです。

モナコインは、ビットコインよりも承認スピードが速いです。ビットコインは10分なのに対し、モナコインは90秒という時間で作業が完了します。ですので、送金作業などでは、ビットコインより優れているといえ、そのような目的で使用するには非常に便利といえます。

ビットコインと連動しにくいので、分散投資を行う時に有効な手段といえます。もし、ビットコインと価格が連動していると、ビットコインの価格が下落した場合に連動して下落する可能性が高いです。しかし、モナコインはチャートを見れば一目瞭然ですが、ビットコインの価格とは連動していない傾向があります。ただし、仮想通貨市場全体が下落など大きな事象が起きた場合は別です。

一方デメリットですが、モナコインはメジャーな仮想通貨と比べると取引量が少ないので取引時の注文価格に、差が出る可能性が上がります。しかし、現在のところモナコイン自体のデメリットはほとんどありません。

モナコインはマイニングもできる

今後成長の見込みがあるアルトコインを購入したいならモナコインがおすすめモナコインは、ビットコインなどと同様にマイニングができます。しかし、マイニングのシステムはビットコインと違うので覚えておくと良いです。ビットコインのマイニングは画期的なシステムと、評価されてテレビなどでも盛んに特集されました。その特徴というのが、ユーザーがトランザクションの協力をする代わりに報酬としてビットコインが手に入るというものです。ただし、マイニングには専用のチップや端末が必要なこと、最近では一部の団体などが、スパコンなどを用いてマイニング上位者として、固定されつつあったので一般ユーザーはマイニングしても恩恵を受けいにくいという側面もありました。

対して、モナコインはCPUやGPUでも可能なので、家庭用のパソコンでマイニングができるということで、注目を浴びています。また、コミュニティが構築されていることもあり、比較的安定したユーザー同士の活動により他のアルトコインよりも問題が少ないです。

例えばモナコインでマイニングをする為に必要な物は、OS・GPU・ソフトウェア・ウォレット・プールとなります。マイニングを行う場合には、2つの方法があります。1つは、プールマイニングと呼ばれる複数のユーザーとマイニングを行い、報酬を得る方法です。もう1つは、ソロマイニングで文字通り1人でマイニング作業を行います。安定した報酬は、プールマイニングといえます。そして、プール(サイト)へ登録を行い、ソフトウェアをダウンロードします。ソフトウェアは、マイニングに必要なものなので、必ずダウンロードします。諸々のコードを入力すると、マイニングが開始されます。あとは、報酬が入るのを待つだけです。準備と入力作業を完了させれば、その後の作業はほとんどないですし報酬を得られることを考えると、コスト面でもよい方法です。更に、モナコインは成長途中の仮想通貨なので、今後価値が上がり続ければマイニング報酬も上がります。つまり、割安・成長通貨のひとつであるモナコインのマイニングは、早めに始められればそれだけ報酬の差額も大きくなります。

仮想通貨取引以外のサービスにも興味があるならモナコイン

仮想通貨の多くは、海外製なのでコミュニティも英語圏のサイトなどが多く、なかなか参加が難しいと感じる場合もあります。しかし、モナコインであればコミュニティサイトや、投げ銭などのサービスも全て日本語で作成され、日本人がほとんどです。コミュニティを主体として仮想通貨購入を考えているのであれば、モナコインもおすすめです。

また、仮想通貨取引として考える場合も、2018年3月時点で成長途中といえるチャートです。従って、今後も価値の上昇が期待される興味深いアルトコインといえます。コミュニティや新しいサービス、今後成長の見込みがあるアルトコインを購入したいと思う方は、モナコインがおすすめですよ。