仮想通貨取引が長期的な上昇相場になり、市場も成長した2016年から2017年は投資未経験者の多くが参加しました。そして、中には「億り人」と呼ばれる人も表れ、テレビなどでも盛んにビットコイン・ブロックチェーン・仮想通貨について特集も組まれるほどになりました。これまでの相場、総じて投資未経験者でも比較的簡単に稼ぐことができる、いわゆるビギナーズラックのような相場でした。つまり、株式投資やFXでよくある暴落や下落相場というのが、無かったため2017年初頭にビットコインを保有していれば、2017年10月頃には何十倍もの資産になっているパターンも珍しくありませんでした。

しかし、ビットコイン取引をしていて、その間に投資やアルトコインについて勉強をしなかった方は、2018年の暴落や下落相場で市場撤退を余儀なくされたことでしょう。仮想通貨取引も投資です。投資の基本は、元本保証がないこと、価格変動リスクがあることです。これを理解して投資をしなければ、特に仮想通貨市場は値動きが激しいので1日で資産を失うこともあり得ます。

だからこそ、投資未経験者は仮想通貨取引の技術や、ビットコイン以外のことについても知る必要があるのです。そこで、今回はアルトコインをテーマに、2018年注目されているアルトコインについて紹介していきます。

アルトコインはビットコイン以外の仮想通貨

成長性のあるアルトコインの見つけ方投資未経験の学生や主婦、あるいは会社員の方達も2017年は仮想通貨を購入する機会が増えました。そして、多くの初心者方が購入した通貨といえば、ビットコインです。テレビ、CM、インターネットなどで、よく目にする仮想通貨はビットコインだからという理由もあります。また、初心者とビットコインは相性も良いです。理由は、機能がシンプルだからこそ仕組みが理解しやすいという点です。

アルトコインは、ビットコインの派生形ですがその機能は、各通貨によって様々で中には通貨としてではなく、プラットフォームとして開発された新たな概念の仮想通貨が誕生。機能が豊富で、拡張性が高いというのは、ユーザー側から見ると利益が得やすくとても将来性があります。しかし、それはあくまで仮想通貨の本質を理解した人が、取引することで利益に繋がります。

まだ、仮想通貨の仕組みについて十分に理解していない段階で、アルトコインに手をだすと余計理解できずに、損失だけ大きくしてしまうことに繋がります。アルトコインを購入するときは、ビットコイン取引に慣れていること・仮想通貨の本質が理解できていること、そして技術的な部分も知っている必要があります。特に技術的な部分について理解していないと、アルトコインの機能は複雑で専門的な内容がほとんどです。ですので、最低限ブロックチェーンやP2P、どのように仮想通貨が発行されるのか、ということについては勉強しておく必要があります。

アルトコインを購入するときのポイント

アルトコインは、2018年現在約1000種類以上の通貨が発行されています。従って、予備知識なしでアルトコインを探すと数が多すぎて、どれを購入すればよいか分からなくなります。まず、アルトコインは適当に選んではいけません。アルトコイン取引も投資です。投資というのは将来価値が上がる(下がる)何かの情報や根拠が自分の中にあり、それを基に取引していくものです。

ですので、買いから取引を始めるのであれば、価値が上昇する仮想通貨を購入すればよいわけです。そして、自分が選んだアルトコインにどのような価値があるのか、これからどのような価値を生み出していくのか、その根拠を自分なりに見つけた上で購入しなければ、利益に繋がらない事を覚えておく必要があります。また、空売りの場合も、適当に下落相場でエントリーすることはいけません。

空売りは、下落=価値が下がることで利益がでます。従って、選んだアルトコインの価値が下がる原因となる情報や、何かしらの機能を見つけて投資をするプロセスが必要になるのです。通常は、買いから取引を始めることが多いので、今回は価値が上がるアルトコイン=将来性がある通貨を基準に考えていきます。

アルトコインは、株式に例えると割安・成長のカテゴリに入ります。つまり、購入コストが低く、これから成長の余地がある仮想通貨が多く存在しているということです。ですので、アルトコインを購入するときは、

・成長性がある
・将来性=技術的な発展要素がある
・他のアルトコインやビットコインにはない、オリジナルの機能が実装されている。
・オリジナルの機能が、今後社会の役に立つものか
・常に開発が進行しているか

等というところがポイントになります。また、よく勘違いしやすい所が割安と成長を同義に捉えるパターンです。一見すると割安なアルトコインも、これから成長の余地があるアルトコインも価格が安いという点で共通しています。しかし、注意するポイントがあります。それは、「割安な通貨も成長性のある通貨も=安い」ですが「安い≠成長性がある」ということです。つまり、割安なアルトコイン全てが、成長性のあるものでないということです。

ですので、アルトコインの中にはとても安い価格で、売りに出されているものもあります。そこで、「安いからコストも低いし買ってみよう」と安易に手を出すと、そこから急に暴落する場合や、いくら待っても価格が上昇しないという、意味のない投資をすることになります。そして、手数料と売買コストだけを支払うことになり、時間を無駄にしてしまいます。アルトコインで利益を出すためには、成長性・将来性があり、なおかつ割安な通貨を見つけることがポイントになります。

成長性のあるアルトコインを見つけるには

仮想通貨取引が知っておくべき2018年注目のアルトコインとはアルトコインは約1000種類以上あり、初心者が闇雲に成長性のあるアルトコインを探してもなかなか見つけることは難しいです。しかし、成長性の意味を理解することで、今までよりは探し方にある程度目星を付けられるようになります。

成長性のあるアルトコインは、まず毎日出来高が発生していることです。これは、株式投資の銘柄探しのテクニックですが、出来高とはその銘柄、通貨の市場にどれだけの人がいるかの目安になります。つまり、出来高が少ない、0の場合はそもそも自分と取引成立する相手がいないことと同じです。

ですので、出来高が少ないアルトコインは、よほど画期的な機能が開発されていることや、ネットやテレビで宣伝されているくらいの資金投入されているアルトコイン以外は、購入しても塩漬け状態になる可能性が高いです。出来高、つまり取引量が多いアルトコインを候補に入れることが優先されるの、時価総額でランキングされているアルトコインの情報を基に候補を絞るとよいです。

また、その中でも毎日一定の出来高があるものを更に絞ります。たとえ、時価総額が高かっとしても、ある期間の出来高が0に近い事があると、それだけで損失を発生させるリスクに繋がります。

次は、画期的なシステムが実装されたアルトコインかどうかです。成長性に直接関係するのは、出来高ではなくユーザーや社会に役立つ機能を実装させているか、そしてそれが後々発展していく要素があるかです。これは、初心者には目利きが難しい部分があるので、最初のうちはアルトコインの中で時価総額が高いものを選ぶことが重要です。
基本的に時価総額が高いものは、既に成長している通貨が多いですが、今後も発展の余地がある通貨が多いです。従って、

・イーサリアム
・リップル
・ネム
・ライトコイン

が成長中であり、それぞれ特徴があるアルトコインです。

まずは、現在成長しているアルトコインで取引をして、どのような機能を実装している通貨の人気があるか調べる事から始めましょう。