匿名性と決済スピードに優れた仮想通貨モネロ

Coincapという全750種類以上の、仮想通貨のランキングによるとモネロ(Monero)は、時価総額ランキングで10位、1,400億円でかなり高い順位にランキングされているのが分かります。現在1XMR(モネロ)約10,000円で8月31日の最高値である15,900円ほどと比べてかなり下落してしまっています。しかし高い匿名性とビットコインと比べて発行枚数が、かなり少なく設定されているので、今後の展開次第では再び最高値である15,900円を抜いていくことも可能だと考えています。さらにモネロはビットコインなどと比べて、まだマイニングし易いという利点があります。今回はモネロの特徴やこれからの価格推移、マイニング方法などを説明していきます。

仮想通貨モネロとは

モネロとは、エスペラント語で「コイン」や「硬貨」という意味をもっています。エスペラント語とは、全ての人を対象とした言語として作られた言語です。モネロは2014年4月18日にリリースされ、日本ではcoincheckが2016年9月23日に取り扱いを始めました。現在モネロを取り扱っている取引所は日本では、coincheckだけとなっています。

発行枚数の上限は、ビットコインが2,100万枚に対して1,840万枚と1割ほど少なく発行されているのが特徴です。詳しくは後述しますがさらにビットコインより優れた匿名性をもっているので、ハッキング等の犯罪に巻き込まれる可能性は非常に低くなっています。

優れた匿名性を持っているCryptoNight

モネロが使用しているCryptoNightとは、特定のハッシュ値を見出すための算出アルゴリズムを実装していて、Cryptinote(クリプトノート)という匿名性を強くしているプロトコルを使用しています。そのため、ビットコインよりも匿名性が強くなっています。もう少し、このCryptoNightというものを詳しく説明します。

例えば、ビットコインで使用されているブロックチェーン(インターネット上の誰でも閲覧可能な取引帳簿)は、誰から誰へと送金したという情報(個人情報等)は分かりません。しかしビットコインアドレスから個人がどこに送ったのか、という取引記録は残ってしま
います。さらにその記録をたどってしまえば、どこの誰に送金をしたのかなどの取引記録から、顔と取引記録が紐づけされてしまうという事ができてしまうのです。モネロの場合は匿名性を強くすることによって、一回の送信によって一人の所有者が特定されることはありません。

どういうことかといますと、最初にビットコインの説明からします。例えば100bit送るとしましょう。この場合、ビットコインの場合ですと、100bitをそのまま送り相手に送るという手段を取ります。次にモネロを100XMR送る場合だと送信者が送信する際に、30XMR、40XMR、30XMRというように、いくつかに分裂させてから送ります。そうすることで誰から誰への送信なのか分からないようにしています。さらにモネロのアドレスは4から始まり全95文字でビットコインアドレスの27~34文字と比べるといかに匿名性が強いかが分かるのではないでしょうか、

素早い決済能力をもったモネロ

個人でマイニングがしやすいモネロは今が購入チャンスモネロはビットコインより優れた決済能力を持っています。ビットコインは約10分と言われていますが、モネロは約2分で決済を終了させてしまうことができるのです。さらにブロックサイズによる制限がないのも利点の一つで、ビットコインで常に問題になっているスケーラビリティ問題(も起こる可能性は低くなっています。

スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンが取引量増加によって情報量が多くなりすぎて、取引の際のスピードが遅くなったり、取引が出来なくなったりするという問題のことです。

マイニングが比較的容易

ビットコインンはアルゴリズムでSHA-256というのを使用しています。このSHA-256はASIC(専用ハードウェア)と呼ばれているものを使ってマイニングをすることが主流となっています。加えて、ビットコインはすでに個人でマイニングをするのではなく、大企業や国家が行うという大規模なものでないと太刀打ちできなくなってきています。

ですがモネロの場合は一般のCPUでもマイニングが可能となっています。(もちろん、一般で普及されているノート型パソコンでマイニングを行うにはさすがにキツイですが……)価格が上がっていてマイニング難易度が上がっている現在でもASICを使用しなくてもマイニングをすることが可能なのは、ビットコインと比べかなり参入しやすいのではないかと思います。それに現在モネロマイニングをする、ASICは開発されていないだけではなく、4年後にはモネロの86%がマイニングし終えてしまうことになっています。なので、モネロのマイニングをするのは、今がチャンスということなのです!

モネロの価格推移とこれから

去年までは11月くらいはまだ、1,000円にも到達していませんでした。ですが、モネロの価格が大きく動いたのは5月の中旬くらいからでした。5月くらいの中旬は日本で売っているほぼすべての仮想通貨は根を上げています。モネロも一気に7000円ほどまで上昇します。その後一度大きく下落したものの8月の半ばに6000円ほどまで値段が戻ってきました。

モネロの躍進が始まったのは8月21日でした。何が理由かというと、世界最大の取引高を占めている韓国の大手取引所である「bithumb」がモネロを扱うことを決めると、わずか6日で15000円を超える最高値をつけました。その後はモルガン銀行CEOによる「ビットコインは詐欺だ」という発言と中国政府による取引所の閉鎖なども相まって、一度は8000円台の前半まで落ち込みましたが、現在は10000円台をキープしているところです。

チャートを見てみてもあまり大きな動きはなく、値動きも小さくなっています。さらにビットコインの分裂でビットコインゴールドの配布が決まるなどで、一時的にモネロなどのアルトコインは下落する傾向しています。ここ数日はモネロもビットコインの分裂の煽りを受けるという可能性が非常に強く、一時的に大きく下落する可能性もあるのではないかと予測できます。ただ、ビットコインゴールドが配布されてから、今度は逆にモネロを含めるアルトコインが一気に買われるという可能性もあるので、取引所のチャートをしっかりみておくとよいでしょう。

モネロの場合今後しばらくの間は、何事もなければ8,000円台まで下落するということはないようにみえます。なぜならば、ここ一ヵ月どんなに番安くても9500円より下にならないことがチャートからみてとれるからです。さらに9,500円ほどまで下げた場合、一時的ですが大きく11,000円前後まで値上げをしています。逆をいうならば、9500円まで落ちたときは落ちきったところを確認してから、買いに入るとよいでしょう。

仮想通貨で大きく儲けるには、いかに安いところで買うかということに尽きます。前述したモルガン銀行のCEOの発言と中国政府による取引所の閉鎖の際には、8,000円台まで下落したと書きました。この時の8,000円台最安値となっていて、このときに買うことが出来ればベストだったことが分かります。逆に一番してはいけないことが、最高値で買ってしまうということです。

モネロが有名になったきっかけの一つに、アルファーベイで使用されているということが判明したからです。アルファーベイというのは、ウェブ上の闇市場のことで、非合法なものなどが数多く売られているサイトです。ただ、発行枚数が極端に少ないので犯罪資金などには使われ難いのではないかといわれています。しかし実際にアルファーベイで使用されているのが事実ですので、今後モネロが使用禁止になるという可能性もゼロではありません。ですが実際モネロの優れた匿名性は市場でも高く評価されています。冒頭で書いた通りCoincapでは10位に位置しています。今後、モネロを開発している組織であるMonero Projectもそれなりに対策を考えてくることでしょう。