仮想通貨市場の中でもICO関連が近年盛り上がりを見せています。今回はその中でも特に盛り上がりを見せるフィリピンの ICO案件・MAXBOXに関して解説をしていきます。
この記事を読めば、そもそもMAXBOXとは?といった基礎的な情報からMAXBOXの特徴、そして将来性まで理解することができます。
MAXBOX(マックスボックス)とは?
そもそも、MAXBOX(マックスボックス)という言葉を聞いたことがない人も多いかもしれません。MAXBOXとは、フィリピンで行われているICOプロジェクトです。
まずはMAXBOXの基礎的な情報を説明していきます。MAXBOXは2018年4月1日に公開されたばかりで、通貨単位はMBXと表記されます。イーサリアムのプラットフォームを基盤としており、最大発行枚数は100,000,000MBXと決定されています。運営会社はMAXBOX System Incです。所在地はフィリピンにありますが、MAXBOXを設立したメンバーは日本人です。そのため、公式HPは日本語で掲載されています。
MAXBOX(マックスボックス)、5つのフェーズとゴール
MAXBOX(マックスボックス)の公式HPによると、MAXBOXの目的は“フィリピン最高位の金融ライセンスを保有すると共に、新規ベンチャー企業の発掘と支援を軸にし人々の暮らしを豊かにするフィンテックソリューションプロバイダーになること”です。つまり単に仮想通貨を発行するだけではなく、MAXBOXの価値を高めることによりフィリピンの経済発展に貢献していくことをミッションとして掲げています。このミッションを達成するため、MAXBOXには5つのフェーズが設定されています。
まず第一のフェーズが、フィリピン政府公認の仮想通貨取引所を開設することです。現在フィリピンには仮想通貨を売買できる販売所はありますが、セキュリティが万全で取引ができる仮想通貨取引所はありません。まずはフィリピンで安心して取引ができる政府公認の仮想通貨取引所を開設します。この取引所では、仮想通貨の購入、送受信、トレーディングなどマルチに対応出来るようにします。同取引所における使用可能通貨は、まずは既存の仮想通貨として基盤が確立しているBTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)、XRP(リップル)に限定しますが、徐々に取り扱い通貨も増やしていく予定です。
第二フェーズはICOプラットフォームのリリースです。ICOとは、資金調達をしたい事業者がトークンを発行し、事業に将来性を感じた投資家から資金調達をすることです。実際にサービスが開発され価値が向上すると、投資家もリターンを得られるという仕組みです。MAXBOXはこのICOプラットフォームを新規企業に提供します。つまり、新たな事業を始めるために資金集めをしたいベンチャー企業に資金調達の支援、取引先紹介などを行い、総合的に支援するということです。
第三フェーズでは国内企業との連携、第四フェーズではフィリピンの銀行との提携やM&Aを予定しています。物流や小売業など、国内の企業と連携することによりフィリピンにおける仮想通貨の浸透を図ります。また、国内の金融機関と提携することにより、仮想通貨を用いての金融基盤を確立していきます。第3・第4フェーズ共に、生活に欠かせないインフラとの連携を行うことで仮想通貨を日常に浸透させることを目的としています。
最後の第5フェーズではAIを活用した次世代フィンテックプラットフォームの構築を目指しています。AIによって企業のリアルタイム分析と、分析結果による最適化を自動で行うことが可能となります。AIを用いることにより人間よりも正確な判断ができ、あらゆる事象を効率良く行うことができます。またAI×フィンテック市場は今後拡大が期待できますが、まだ参入している企業は多くありません。そのため先行者利益を狙えることも魅力の一つです。
以上のように、MAXBOXの公式HPではミッションとそれを達成するために必要なフェーズが明確に公表されています。そのため投資家や仮想通貨利用者の支持が得られ、ICOでも成功を収めています。
フィリピンの経済事情から見るMAXBOX(マックスボックス)の将来性
今までMAXBOX(マックスボックス)のミッションと、それを達成するための5つのフェーズを解説してきました。しかし、気になる将来性はどうなのでしょうか?結果から言ってしまうと、MAXBOXの将来性は高いと言えるでしょう。フィリピンの経済事情からその将来性を紐解いていきます。
フィリピンと聞くと、発展途上国や治安の悪さといったイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。しかし、実はフィリピンはアジアでも第2位の経済成長率を誇る世界が注目する経済途上国です。ちなみにフィリピンより豊かなイメージのある我が国日本の2017年度・GDP成長率は1.7%ですが、フィリピンは7.6%です。意外かもしれませんが、約5倍もの差があります。フィリピンはここ最近経済がめざましく発展してきており、今後ますます加速することが予測されています。経済学誌『The World in 2050 From the Top 30 to the Top 100』では世界193ヶ国中、今後35年の間に最も経済成長を果たす国がフィリピンである、との記述もあります。
フィリピンのめざましい経済成長を支える背景には2つの要因があります。まず1点目が著しい人口の増加です。少子高齢化が深刻な問題として存在している日本とは対照的に、フィリピンでは人口が爆発的に増加し、若い労働力が溢れています。東南アジア諸国は人口増加傾向にありますが、その中でもフィリピンの人口ボーナス終了年は2062年と予測されており、断トツで長いです。
2点目が、人口増加に伴った出稼ぎ労働者の増加です。国外に出稼ぎに出ているフィリピン人は2013年時点で224.2万人と記録されており、これは40年前と比較すると60倍以上に増加しています。海外での出稼ぎが多いということは、本国への送金も増加するということです。自国への送金が増えれば増えるほど、フィリピンのGDP成長率にも大きく貢献しています。
このように、フィリピンは今後ますます経済発展が見込める国です。また、本国送金の懸念点として、送金手数料の高さが挙げられます。従来は海外へ送金しようとしたらいくつもの銀行を経由しなければならず、送金手数料が高くなってしまいます。一回の送金で数千円の手数料が取られてしまうということはよくある話です。しかし仮想通貨は法定通貨よりも格段に送金手数料が安いという特徴があります。そのためフィリピンでは需要があり、送金手段として日常的に浸透していく足がかりとなる可能性が高いです。今のうちからMAXBOXがフィリピン国内の仮想通貨シェア率を高めることにより、MAXBOXの需要が増え、将来性も高くなっていくでしょう。
MAXBOX(マックスボックス)のトークンは現在プレセール中
MAXBOX(マックスボックス)は現在トークン(MBトークン)を発行しており、プレセールを行っています。MBトークン保有によるメリットやプレセールのスケジュールを説明していきます。MBトークンを保有するメリットは2点あります。まず1点目が、MBトークンを保有することにより今後ICOの先行案内を受けることが可能とる点です。2点目は保有数に応じて仮想通貨取引所の手数料総額の10%が分配されるということです。
プレセールは2018年4月1日〜30日まで行われ、発行枚数は1,000万枚です。1枚当たりの価格は5ドル、最低購入枚数は5,600枚に設定されています。また、購入額が多ければ多いほどボーナスが付与されるなどの特典も用意されています。
気になるMAXBOXトークンの購入方法ですが、公式HPでのアカウント登録が必要になります。必要なものはメールアドレスのみですので、簡単に登録することができます。登録が完了したらログインをし、購入方法、購入数量の順で進んでいきます。数量を入力し、購入ボタンを押したら完了です。購入で使える通貨はビットコイン(BTC)、またはイーサリアム(ETH)ですので、事前に用意をしておきましょう。
MAXBOXのアカウント登録とトークン購入方法
気になるMAXBOXトークンの購入方法ですが、公式HPでのアカウント登録が必要になります。必要なものはメールアドレスのみですので、簡単に登録することができます。まず公式HPにアクセスし、新規登録のタブをクリックします。メールアドレスとパスワードを入力する欄があるので、それぞれニュ力しましょう。確認メールが届くので、メール内のURLをクリックしたら登録完了です。
登録が完了したら先ほど入力したメールアドレスとパスワードでログインをし、左のメニューから購入ボタンを押し、数量を入力します。金額を確認し、間違っていなければ購入ボタンを押し、完了です。MAXBOXは今後ますます期待が高まっていくことが予想されるので、気になっている方は早いうちに購入することをオススメします。ただ、仮想通貨に関する情報は玉石混合ですので、しっかりと自分自身で調べた上で投資をするようにしましょう。