2018年1月からビットコイン相場は、下落を続けて一時70万円台まで値を下げました。この流れにより、一般の方の多くは仮想通貨の価格変動が激しく、リスクが大きいものとしてイメージが強くなりました。また、仮想通貨取引をしていた方の多くは、急落と下落基調により損失を被ったことで、市場撤退や資金回収の動きが強まりました。

この動きも相まって、基軸通貨ビットコインも中期下落相場となり取引をしている方にとっては、厳しい相場といえます。しかし、4月3週目前後から、ビットコイン相場が上昇を始めていて、トレンド転換の兆しが見えています。また、テクニカル指標でも転換を示すサインがあることから、再び上昇トレンドへと切り替わることが期待されて、このタイミングで仮想通貨取引を始めたいと考える場合もあるでしょう。そこで、今回は仮想通貨に興味・関心がある方に向けて押さえておきたいポイントについて紹介していきます。

仮想通貨取引での価値が市場での価格となる

仮想通貨初心者が運用していくにあたって必要なこと一般の社会人や主婦、学生の方も気軽に始めるほど身近になりつつある仮想通貨ですが、初心者や興味がある方で仮想通貨の位置付けについて知らないまま取引に目を向けていることもあります。

仮想通貨とは、不特定多数の者同士がインターネット上で、モノやサービス・通貨の取引や売買ができる事を指します。つまり、国内の解釈では仮想通貨は通貨として、解釈されているということです。では、なぜ利益を出すことができるのか考えてみましょう。

仮想通貨取引とは、投資と同じです。投資とは、対象のモノに対して価格が上がると見込んで、資金を投入します。ということは、何らかの価値があるとされていて、更に価格が上がると考えて売買されています。ですが、2018年時点で、仮想通貨の価値について具体的な答えはでていません。

理由はいくつかありますが、まず非中央管理の通貨であることが挙げられます。仮ユーザー同士で管理・維持していく自由な市場です。なので、中央銀行のように管理・調整するような、システムではありません。しかし、価値を決める具体的な指標を示す中央管理のようなシステムがないこともあり、需給関係で相場が動く傾向も強いです。

一方、価値について別な意見もあります。それは、技術的価値と通貨としての価値に着目したことです。仮ブロックチェーン技術など高度な技術が、いくつも組み合わさって構築されています。また、それらの技術が発展していくごとに、他の分野にも応用できるのではないかという考え方も出てきます。

そこで、投資家以外の企業や団体も注目しており、それらの期待値が価格となって、相場に反映されているのではないかとも考えられています。このように価値について考える事は、利益を出す為に必要であり今後取引を始めた場合に分析などで役立ちます。

仮想通貨取引で利益を出していくには

利益を出していくためには、様々な知識と経験が必要になっていきます。まずは、前述でも紹介した価値について自分なりの理論を構築することです。次は、取引テクニックを上達させることと、資金力を挙げる事です。そして、他にも投資全般に関する知識も必要になります。

価値については前述で紹介したので次は、取引テクニックについて紹介します。取引で利益を出していく為に必要な取引テクニックとは、主に分析力になります。分析力とは、現在の相場の状況をチャートや各指標、時事情報などから読み取って、どのような相場といえるのか根拠を示すことです。他には、将来の価値を予測して売買する為に、チャートなどを分析して価格を予想することも分析力のひとつです。

仮想通貨取引の基礎知識の重要性

このように、分析力を付けることで、大部分をカバーすることができます。しかし、反対に原理や仕組みが分かっていても、分析力がないと下落相場なのに取引を始めてしまうなどの損失を増やす原因になります。ですので、仮想通貨取引で稼ぎたいと考える人は覚える手順を変えるのがよいといえます。

例えば、仮想通貨自体に興味がある場合には、主に利益を出すことよりも技術や業界について知りたいと考える傾向があります。ですので、その場合には仕組みから覚えていき、その後に取引を始めるという方法があります。

一方、稼ぎたいと考えている方は取引の方法や仕組み、投資の基礎知識などを優先的に覚えて、実践しながら意味も覚えていくとよいでしょう。なぜなら、仕組みなど技術的な部分は、高度で複雑な内容なので覚えようとしてから取引を始める流れだと、なかなか取引まで進みません。また、取引とは直接関係ないことから覚えると、取引に重要な知識を覚えずに取引する可能性もあります。

仮想通貨初心者が取引を覚えるために

仮想通貨初心者が運用していくにあたって必要なこと仮想通貨を始めてみたい方の中で、取引をメインにして売買をしたい場合には実際に売買しながら覚える方法もあります。投資未経験者ですと、仮想通貨も投資のひとつである性質上、投資に関する事柄を知識のみで覚えることは難しいでしょう。また、投資の知識と取引の知識を同時に覚えようとすると更に複雑に感じて取引までたどり着かない可能性もあります。

このように投資未経験者の方が覚える為に、知識を蓄えながら実際に取引をしてみることで市場を目で見ながら流れを知ることができます。ただし、注意する部分もあります。覚えながら取引をするということは、分析についてまだ初心者ということでもあり、損失を被る可能性の高い相場でも、判断を誤って取引してしまう可能性があります。

仮想通貨取引所で実際に取引してみる

取引を始める上で覚えなければいけない事に、仮想通貨取引所があります。投資未経験者の一般の方でも、仮想通貨取引所については聞いたことのある言葉でしょう。現在、仮想通貨取引所は欠かすことの出来ない要素といえます。

取引所は、ユーザー同士の売買の仲介や、販売所としてユーザーと取引所が売買する役割などがあります。また最近では、ビットコインFXやビットコイン先物といった、新たな金融商品も提供しています。このように取引所はユーザーがスムーズに取引ができるように、あらゆるサポートツールや仲介業務を担っています。

本来取引は、ユーザー同士で直接取引ができますが、取引にあたって様々な準備や取引が難しい側面もあるので、初心者含めて取引所を利用することで簡単に取引を進めることができるメリットがあります。

登録方法は、取引所によって一部違いますが全体的な流れは同じです。まず、メールアドレスと本人確認書類を準備し、登録画面に必要事項を入力した後に前述の書類等を提出し審査を受けます。審査が通過すれば、口座開設が完了するので日本円などを入金して、ビットコイン取引などをスタートさせることができます。

このように普及した側面には、仮想通貨取引所が存在するからという理由もあります。手軽に取引を始めることができることと、分析ツールなど環境が整備されていることが大きいです。これから取引を始めたいと検討している方は、実際に取引しながら覚えていく方法もよいですよ。