2017年末から起きた仮想通貨市場の下落相場は、当時仮想通貨の信頼性や将来性について不安視する声も少なくなく、仮想通貨に関する資金回収を行う投資家も存在しました。しかし、2018年3月末頃から、基軸通貨ビットコインを中心として、レンジ相場に切り替わりました。これは、確定申告シーズンが一区切りついたことや、新たに大手企業が仮想通貨事業へ参入を発表するなど上昇要因となる出来事が続いたためといえます。

そして、2018年4月末頃から仮想通貨市場が上昇相場へと転換し、再び仮想通貨投資が盛り上がり始めています。そして、仮想通貨市場を取り巻く環境も日々変わり、新しい仮想通貨に関する情報も公表されています。その1つが仮想通貨Wowbitというアルトコインです。2018年5月時点では、まだ上場していませんが、近々上場予定という情報もあり仮想通貨投資家も注目しています。仮想通貨Wowbitの開発元や、特徴、購入方法やウォレットなどについて紹介していきます。

仮想通貨Wowbit(ワウビット)とは

WowbitはWowoo開発の仮想通貨仮想通貨Wowbit(ワウビット)は、2018年5月8日時点で、まだ上場していない通貨です。開発元は、シンガポールに拠点を置くWowooで、主にICOプラットフォームに関する事業を行っています。開発はWowooですが、事業に必要な資金はOKWAVEが出資しています。OKWAVEといえば、国内のインターネットでも有名な、質問サイトを運営している会社です。

なぜ、OKWAVEが出資しているのかというと、同企業はICOプラットフォームや仮想通貨の将来性に関して、事業拡大の可能性を感じているからです。従って、これまでにも仮想通貨COMSAのICOにも出資し、成功を収めています。このようにWowooは、大きな資金援助を受けながらWowbitの開発を続けています。

次に、Wowbitの前評判などについてですが、Wowoo自身がICOでのWowbitの価格から上場後に30倍を目指すという、趣旨の発表を行い大きな注目を集めました。多くのICOは、プロジェクトが良好であっても、上場後には予想よりも少ない出来高などでマイナーアルトコインとして価格推移することも珍しくありません。そんな厳しい仮想通貨業界の中で、大きな目標を掲げたWowbitに信頼性が持たれている理由がOKWAVEによる資金援助で安定した開発を続けることができるという予想があります。

もうひとつの理由が、Wowooの評議会に招待・集まった方達の中に、仮想通貨NEOのCEOや仮想通貨投資の第一人者ロジャー・バー氏が居たことも考えられます。つまり、大物投資家や同業の仮想通貨業者のCEOが注目しているということは、それだけWowbitに将来性や実用性を感じているといえます。

Wowbit(ワウビット)の特徴

Wowbit(ワウビット)の特徴として挙げられるのが、まずWowooのプラットフォームとして発行される予定の独自トークンという点です。Wowooのプラットフォームについては、ホワイトペーパーに記載されている概念を基に説明します。例えば、質問サイトがWowooのプラットフォームによって、運営されています。この時、質問者が何か質問をして回答者が質問者に役立つ答えを返します。そうすると、質問者が回答者へ良い答えを教えてもらったお礼として、独自トークンWowbitが支払われます。

Wowooプラットフォームプロジェクトの概要は、仮想通貨・トークンを利用して人々が持つ感動を可視化させることにあるとされています。つまり、前述のような質問サイトで例えると、これまでは質問者が良い答えを見つけたとして、できることはお礼の文章を任意で書くかお礼のボタンを押すだけでした。多少の気遣いはありましたが、明確な意思として見えにくい側面もありどこか機械的ともいえました。

しかし、Wowooプラットフォームを導入することで、プロジェクトや事業・情報について自由度の高いシステムを構築することができます。そして、その事業に関する投資や取引にWowbitを利用することができるようになります。これまでの仮想通貨と大きく違う、感動の可視化という理念を持ったWowooプラットフォームと仮想通貨Wowbitは大きな期待を掛けられています。

具体的にWowbitの理念を紹介すると、事業という枠を超えて、人々の善意や感動、芸術分野に関する感動などあらゆるサービスや事業の基盤を目指しています。そして、あらゆるサービスや感動に対して、報酬を受け取るシステムを作り、WowbitはもちろんWowooプラットフォームで新たな独自トークンを発行することも可能とされています。例えば、クリエイターや芸術分野における作家などは、自身が制作する作品に対してコストが掛かります。

しかし、一般的な事業とは違い、商業的な商品ではありません。個展やイベントで人々が目にし、プロの審査員が審査し価値や感動が付けられます。従って、安定的な事業資金や収入を得ることが難しい分野といえます。そこで、Wowbitを利用する機会が現れます。Wowooプラットフォームを利用した、クリエイティブな作業を行うことで、寄付による事業資金の回収やスポンサー探しをせず、人々がWowbitを用いた感動に対する対価として支払ってもらうことができます。Wowbitは、作家にとって報酬となり新たな活動資金や収入源として活用することができます。このように、Wowbitは仮想通貨の概念を変える、全く新しいシステムと可能性を秘めたものです。

Wowbit(ワウビット)の上場について

次に、WowbitのICOについて紹介します。WowbitのICOは、メジャーアルトコインのイーサリアムを利用して発行されています。名称は、前述の通りWowbitで、通貨単位はWWBとなっています。ICOのレートは、イーサリアムを利用しているので1WWB=0.0011ETHとなっています。特に、イーサリアムで取引している仮想通貨投資家にとっては、新たな利益確保の機会といえます。

Wowbitの通貨発行上限枚数は、1,111,111,111WWBで、ICOの配布上限は近いとされています。そして、2018年5月8日に大きな情報が公開されました。Wowooが、公式にWowbitの上場について近い時期に公開予定を発表しており、仮想通貨投資家はWowbitに対して収益面での価値と自由なトークン活用ができる価値の両面で期待しています。当初の予定では、2018年春にWowbitを上場する予定だったので、予定通りに準備が進んでいると考えて良いでしょう。

Wowbit(ワウビット)の購入方法

上場予定のICO仮想通貨Wowbitの将来性Wowbitは、2018年5月時点でまだ上場していない状態ですが、ICOとして購入することは可能です。ICOの一般向け購入期間は、2018年3月12日から行われていますが、ICO参加者の条件としては、日本・米国・中国・韓国に居住している方以外となっています。従って、国内の仮想通貨投資家はWowbitのICOは、購入できないということになります。

近々Wowbitは、上場するという情報も公開されているので、その後は前述の参加条件から除外されている国も解除される可能性があります。国内のWowbitを購入予定として考えている、仮想通貨投資家は仮想通貨市場に上場されてから投資することになります。

Wowbitがどの仮想通貨取引所で取り扱われるかは、公表されていませんが大方の予想では海外の仮想通貨取引所で取り扱いが始まると考えられています。また、海外の仮想通貨取引所でWowbitを購入するのであれば、一旦国内の仮想通貨取引所でビットコインなどのメジャー仮想通貨を保有する必要があります。次に、Wowbitを取り扱っている海外の仮想通貨取引所で、先程のビットコインを元手に取引を行う方法しかありません。

Wowbit(ワウビット)のウォレットについて

Wowowでは、Wowbit向けに開発しているウォレットがあります。現在は、Androidアプリ向けにWowooウォレットとして配信されています。特徴は、Wowooプラットフォームに対応しており、Wowbitの管理や100種類を超える仮想通貨の管理が可能です。また、アドレス管理やWowooトークンを直接保管できる機能もあり、Wowooを利用する方に最適化されたウォレットです。