2018年3月末頃から、ビットコイン相場はレンジ相場となり、投資経験者であれば下落基調が一区切りついたと分かるような動きとなりました。そして、2018年4月中旬ごろから徐々に買い圧力が強くなり始め、5月時点ではメジャーな仮想通貨であるビットコインやイーサリアムなどが軒並み上昇傾向となっています。また、ウェブボットによる予測も、2018年はビットコインやイーサリアム・リップルなどの価格が、上昇基調で推移し高値を更新するという情報があります。

現段階では、仮想通貨市場が本格的な上昇基調へ、入ったかどうかまでは分析出来ません。しかし、仮想通貨市場の流れが変わっていると、判断してもよい材料が出てきています。そんな、大きな変化が起こっている仮想通貨市場ですが、一部の仮想通貨投資家が注目している情報があります。それは、仮想通貨AXEコインについてです。仮想通貨AXEコインは、まだ上場していないICOのプレセール段階の通貨
です。徐々に概要や開発元の情報が出ていますが、断片的といえます。そこで、今回は2018年5月時点で公開されている、仮想通貨AXEコイン(エグゼコイン)の概要について紹介します。

仮想通貨AXE(エグゼコイン)コインとは

仮想通貨AXEコイン(エグゼコイン)に注目仮想通貨AXEコイン(エグゼコイン)の発行元はSEFICO財団と呼ばれる、財団が発足したプロジェクトで開発しているとのことです。ドバイの財団という情報は一般的に広まっていて、公式サイトでは国連などにも支援を行うという趣旨が記載されています。また、同財団のメンバーについても記載されていますがが、投資やICOに参加する仮想通貨投資家は、発行元の情報確認を行ってから実際の取引に移ることが大切です。

AXEコインが持つ理念は、8つの支援を行うことを予定しています。具体的には、人道支援・環境支援・技術開発支援・夢現実支援・医療支援・教育支援・動物愛護支援・エネルギー支援です。

人道支援というのは、例えば紛争地域で一般の方達が人命の尊重が、おろそかにされている環境から助ける為という意味も含まれています。他にも、自然災害時の救援物資の援助や、避難所開設・管理といった行動も人道支援です。次に、環境支援というのは、文字通り環境汚染に対する保全活動についての支援になります。身近な支援では、植樹作業も含まれます。3つ目の技術開発支援とは、発展途上国のインフラ整備などを行うことで、生活・経済のボトムアップの支援を行うことです。

夢実現支援については、詳細な情報が公開されていないので、何らかの夢を支援する活動という予測しかできません。5つ目の医療支援とは、一般的に発展途上国の満足な医療を受けることができない貧困層の方達に向けて、病気やケガの支援を行うという事です。6つ目は、教育支援です。教育支援とは、前述と同じく主に発展途上国に居住している、紛争や経済的事情で教育が受けられない方達への支援です。

特に、紛争地域では子供達が、戦場に送り出されることも珍しくありませんし。また、経済的事情で教育が受けられないと、大人になった時に仕事に就こうとして、読み書きや計算といった基礎的な学習が身についていない事による弊害がでてきます。これらの問題解決をする為の、教育支援ということが考えられます。7つ目は、動物愛護支援です。動物愛護支援は、動物に対する不当な扱いなどを減らす為の活動全般を指します。8つ目は、エネルギー支援です。エネルギーと聞くと、漠然としたイメージで詳細な情報が公開されていませんが、一般的な意味合いとしては火力発電などの意味でエネルギー支援と考えることができます。

これら8つの支援について仮想通貨AXEコインを活用して、行うことが理念とされています。例えば、発展途上国の貧困層に居住している方の中には、経済的事情も含めて口座を作れない・送金手数料などの問題で送金できないといった問題があります。この時に、AXEコインが普及していれば、ブロックチェーン技術や後述でも紹介するスマートコントラクト機能で、簡単に決済や送金作業をおこなうことができます。

また、仮想通貨投資家側もAXEコインを通して、世界各国に支援を行うことができる予定です。つまり、支援の輪についてAXEコインを通じて世界中で、活動していき幸せに繋げるということが目的とされています。

AXEコイン(エグゼコイン)の特徴

AXEコイン(エグゼコイン)は、イーサリアムをベースとして開発されているという情報があります。イーサリアムと言えば、メジャー仮想通貨の1つで時価総額第2位の大きな市場を形成していまます。そして、同通貨の大きな特徴がスマートコントラクト機能で、ブロックチェーン技術を応用したものとなっています。これが、AXEコインにも実装されているとうことで、自由な自動契約機能を構築することができます。

例えば、作曲から音楽配信サービス事業を行いたいと考えるとします。従来の考え方では、作曲は自身で行うことができますが、配信や決済といったシステム的な面は業者が担っていました。ですので、仲介料を支払う必要がありますし、直接ユーザーに届けることが難しい環境といえます。スマートコントラクトを利用すれば、ブロックチェーンに配信と決済・契約から記録まで、全てプログラムによって自由に設定できます。従って、クリエイターが作品を制作し販売作業まで、直接管理できるというメリットがあります。

AXEコインも、イーサリアムがベースなので、スマートコントラクト機能を活用した支援が考えられています。

次に、AXEコインは支援の他にも、世界でトップの流動性を誇る仮想通貨を目標として掲げています。具体的には、支払いに関する高い流動性を確保すること・既存のECショップにAXEコインで決済できる機能を広く普及させること・既存のECショップとタブレットを用いてアナログな市場も確保すること、といった事業を予定しています。

最近では、株式会社ワンワールドが、自社で運営している仮想通貨決済が可能なECショップ「タッチモール」にAXEコイン導入を発表しました。タッチモールも、AXEコインと同様に支援についての活動理念があります。具体的には、ECショップが広く普及することで、経済格差や地理的格差を埋めて誰もが買い物ができる世の中を目指すことを考えています。

AXEコイン(エグゼコイン)のICO

上場予定の仮想通貨AXEコインの購入方法や将来性AXEコイン(エグゼコイン)は、2018年5月時点で上場されていませんが、ICOで販売されています。仮想通貨初心者にとって少し分かりにくい所ですが、簡単に説明すると上場前の資金調達が行われているということです。

プレセールは、2018年3月31日から4月5日に行われ、次回のプレセールが5月5日から5月15日の予定となっています。2018年5月時点のレートは、1AXE=0,0006ETHとなっており、最低購入数が2ETHと決められています。購入方法にも決まりがあり、取引所でイーサリアを購入したらマイイーサウォレットかHBウォレットに送金します。そして、そのウォレットからプレセールで販売されている、AXEコインを購入する必要があります。

AXEコイン(エグゼコイン)の将来性

AXEコイン(エグゼコイン)の将来性については、上場していない状況なので現時点では検証が難しいといえます。また、ICOについても2018年5月時点で、完了していないこともあり仮想通貨投資家はホワイトペーパーと、公式サイトの情報をよく確認することが大切です。

上場後に安定した価格推移を見せるようになれば、ある程度将来性について見極める事もできます。しかし、上場前であることなどを考慮すると、仮想通貨初心者は上場後の方向性について分析してから投資をする方法も考える事ができます。

今後の、AXEコインの開発状況や、公式サイトの更新情報、タッチモールなど新たな連携について総合的に判断し、各仮想通貨投資家が投資を行うか決めることが大切です。