2018年4月中旬頃から、仮想通貨市場は上昇基調へと状況が変わり再び市場に活気が戻ってきています。また、資金流入も増加傾向で、機関投資家による投資も想定されています。2018年5月時点で、仮想通貨投資を始める方も少ないでしょう。また、上昇基調であっても、どのように仮想通貨投資を始めればよいか分からない事もあります。以前のようにビットコインを保有していることで、利益を得られる簡単な相場であれば、初心者も投資をしやすいですが実際には右肩上がりのみの相場ではありません。
従って、仮想通貨初心者も積極的に、アルトコインの情報収集や新たに開発されている仮想通貨について、日々情報を更新する必要があります。初心者のうちから、様々な仮想通貨について調べていく事で、あらゆる仮想通貨の機能などの知識が蓄積されて、後々の仮想通貨投資スキルに関係していきます。そこで、今回は2018年2月に上場したばかりの仮想通貨、AVHの概要や開発状況、将来性について紹介していきます。
仮想通貨AVHの基本情報
仮想通貨AVHの通貨単位は、名称と同じAVHとなります。通貨発行上限枚数は、100億枚とビットコインなどよりも、発行枚数が多いことが分かります。開発経緯は、アダルトコンテンツに関するプラットフォームとして考えられています。
コンテンツの売買に関しては、イーサリアムなどで実装されているスマートコントラクトを利用した契約になるということです。また、スマートコントラクトやブロックチェーン技術を利用したコンテンツ売買を行うことで、従来のように企業がコンテンツを製作・販売ができることは勿論、取引履歴が残るので透明性の高い市場を形成することが可能となります。2018年5月時点でトークンとして上場しています。
仮想通貨AVHの特徴
仮想通貨AVHの特徴は、まずアダルトコンテンツに関するプラットフォームという点です。これまでの同コンテンツに関するシステムは、管理会社や販売会社が存在しいわゆる中央管理方式の販売システムでした。しかし、ブロックチェーンやスマートコントラクト技術を利用することで、利用者はコンテンツの購入は勿論、コンテンツ制作・配信側に対して応援などを行い仮想通貨AVHによる報酬を貰うことができます。また、ブロックチェーン技術は、取引履歴が残るので市場の透明性に繋がるだけでなく、不正なコンテンツの排除にも貢献できます。更に、著作権のある正式なコンテンツ保護にもなるので、しじょうの健全化にも関わります。
次に、仮想通貨AVH独自の機能といえるのが、AVSというプロジェクトです。AVSとは、AVHプラットフォーム上で販売している作品に対する投資が行えることと、AVS上で活躍している方との対話もできる予定とのことです。そして、コンテンツに対する投資を行うだけでなく、コンテンツの売上等による還元・報酬を得る事が可能で、コンテンツのファンである投資家側にとって利益が得られる制度です。これまで、コンテンツに対する投資は、仮想通貨の中でも少ないだけでなくコンテンツに関わる人との対話は珍しいシステムです。コンテンツのファンにとっては、投資以上に対話によるメリットも大きいと感じるでしょう。
AVHプラットフォーム内のコンテンツホスティングレイヤーは、IPFSとなっており簡単に説明するとP2P方式に分散型ファイルが組み合わさったシステムです。つまり、1度コンテンツを配信すると、ネットワーク上に存在し続け、誰も改変や検閲といった作業が出来ないということです。市場の透明性という点でメリットなる要素の1つです。
仮想通貨AVHは、一見するとブルーオーシャンのように感じる仮想通貨投資家もいるでしょうが、2018年時点で、同系統の仮想通貨は10種類以上発行されています。従って、市場から見ると後発の仮想通貨という位置づけになります。しかし、仮想通貨AVHは、同業界の企業などが参加している為、比較的話題性もあり開発も続いています。また、他の仮想通貨が同じように大規模且つ、継続的に開発が続け居るかは不明な部分もあり、仮想通貨AVHの信頼性や話題性などでトップシェアとなる可能性もあります。
仮想通貨AVHのICO
仮想通貨AVHは、ICOを行う予定でしたが、途中で変更となりNOICOとして配布される形になりました。そもそもICOとは、企業や団体がプロジェクト進行する為の資金調達として、これから上場する仮想通貨・トークンを発行し仮想通貨投資家に購入してもらい、既存の仮想通貨を法定通貨に換金し、開発費用などに充てるという方法です。対して、NOICOは、トークン発行を行い仮想通貨投資家に購入してもらう方式ではありません。例えば、プロジェクト進行側が一定の条件を満たすことで、トークンを配布するという方式にして、いわゆる投資による資金調達以外の方法をとっています。
そして、2018年2月から上場を開始し、開発を続けながら市場に流通しています。通常の仮想通貨は、ICOにより資金調達を完了させ、開発をある程度まで完了させます。そして、その後上場を行い定期的なアップデートを繰り返しながら、価値を上昇させていきます。しかし、NOICOの方法をとったことで、話題性や一定の固定のファンを増やす方向にシフトし、開発は市場流通後にも継続的にしています。
仮想通貨AVHを使った投資戦略
仮想通貨AVHは、アダルトコンテンツに関するプラットフォームとして開発されました。従って、それらのコンテンツに関しての投資に関心がある、仮想通貨投資家は投資候補に入れることもよいでしょう。また、同系統の仮想通貨の中には、話題性先行で実際には開発が進んでいない通貨も存在します。そのような中で、仮想通貨AVHは2018年4月も開発が進んでおり、新しいコンテンツ戦略として本格的に稼働することが期待されます。また、一部の仮想通貨投資家にも注目されているので、それらが価値の下支えになっているとも考える事ができます。
仮想通貨投資初心者の中には、アルトコインや上場したばかりの仮想通貨に対する投資に対して、どのようなアプローチで分析すればよいか分からないこともあります。仮想通貨AVHも、ICOが事実上完了したばかりで上場後の価値についても適正価格が判断しにくいでしょう。そのような時は、まず公式サイトやホワイトペーパーをチェックします。AVHの場合は、公式サイトで開発者や出資企業などが公表されているので、透明性という点では把握できます。また、ホワイトペーパーには、AVHプラットフォームについても詳細な内容や仕組みが記述されています。更に、AVSによる投資についての概要も記載されており、今後投資予定のユーザーは1度目を通すことが大切です。
仮想通貨AVHの将来性
仮想通貨AVHの将来性についてですが、アダルトコンテンツに関する仮想通貨は、現在10種類以上発行されています。従って、同系統の仮想通貨としては後発組に入ります。しかし、ホワイトペーパーが公開されていることや、2018年5月時点で上場済みであること、そして開発が進んでいることを考慮すると、他の仮想通貨よりも成長性が見込めるでしょう。同系統の仮想通貨よりも出資企業が明確であり、話題性にも富んでいます。
また、1AVH=$0.006821(約0,6円)低価格帯ですが、前述の開発状況や計画されているプラットフォームが本格的に稼働した場合には、価格上昇が考えられます。今後、同ジャンルのコンテンツについて、購入を検討している方や新たなプラットフォームについて興味がある方は、投資対象として検討してみるのもよいでしょう。