匿名性が強く、決済スピードが優れているダッシュコイン

仮想通貨元年といわれている、今年2017年ビットコインの上昇だけではなく、様々なアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)高騰しました。中でも、DASHコインの高騰は凄まじく、今年の初旬は1DASH、1,000円前後だったものが、今年の5月中旬には19,000円と、たった4ヶ月で19倍もの価格になってしまいました。

もちろん、様々なメディアで仮想通貨が報じられるようになったというのもあります。しかし、DASHコイン高騰大きな理由は「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案」と仮想通貨に対する消費税の免除という政府のバックアップがあったからでしょう。それにDASHコインは、詳しくは後述しますがビットコインと比べて非常に匿名性が高く、決済スピードが高いというビットコインの弱点を補っている仮想通貨です。

現在DASHコインは時価総額3300億円前後でビットコインの時価総額、12兆円と比べるとかなり差を開けられてしまっています。DASHコインのスペックは非常に高いので、これからさらに時価総額が上がっていくことは間違いないでしょう。今回はDASHコインの特徴やこれからの価格推移などを書いていきます。

ダッシュコインとは

2014年1月Evan Duffield氏によって開発された仮想通貨です。元々の名をダークコインといっていましたが、2015年にダッシュコインと改名をしました。改名した理由としては、ダークというのがアンダーグラウンドを意味しているのではないか、などと憶測があるようですが、正確な説は分かっていないようです。発行総数はビットコインより少ない1,900万枚となっていますので、価格のふり幅はかなり大きくなることが予測できます。

ダッシュコインの大きな特徴は冒頭でも書いた通り、
・匿名性の高さ
・決済スピードの高さ
となっています。では具体的に、どのようにダッシュコインは匿名性が高いのでしょうか。

ダッシュコインが採用しているcoinjoin方式

匿名性が強く、決済スピードが優れているダッシュコインブロックチェーンを採用しているビットコインは非常にセキュリティーに優れていて、ハッキング等の犯罪が行われたとしても、すぐに分かってしまうという強い利点があります。その一方で、「どのアドレスがどのアドレスにいくら送金したのか?」などといった個人同士の送金記録はブロックチェーンという技術を使っているため、インターネット上で誰でも閲覧をすることができて、まる分かりとなってしまいます。ここがブロックチェーンを使っているビットコインの大きな弱点の一つだといわれています。ここで一番恐れられているのが、アドレスと個人の結びつきです。これによって個人のビットコイン保有などの情報が相手方に知られてしまうという恐れがあります。

この「どのアドレスがどのアドレスにいくら送金したのか?」という送金記録を外部から閲覧不可能にさせたものが、ダッシュコインが採用しているcoinjoin方式といわれています。coinjoin方式は、同じ時間帯の送金依頼のコインを一時的にプールしてから、送金元のアドレスに送金をすることです。つまり、個人から個人。という従来の送金方法ではなく、複数から複数。という送金方法に変換することによって、誰から誰へ送られた、という送金情報を意図的に分からなくさせることに成功しました。このcoinjoinの技術によって、ダッシュコインは匿名性の非常に強い仮想通貨となっています。

ビットコインの数百倍の決済スピード

元々ビットコインは最低で10分で決済可能でした。しかし現在ビットコインは取引量増加ということもあって、スケーラビリティ問題(送金詰まりや送金が不可能になる)の問題を抱えています。その結果、幾度もハードフォーク(ブロックチェーンそのものを大きくすること)を行い、市場を混乱させています。

ですが、ダッシュコインの場合は、『インスタンドセンド』という技術でビットコインの10分を大きく上回る、1秒で28回の決済を可能としています。このインスタンドセンドは2015年に開発された技術で、ダッシュの開発チームは「ダッシュコインは現金を目指す」と言っています。このインスタンドセンドという技術でしばらくは、ビットコインのような、スケーラビリティ問題を引き起こすことはないでしょう。

ダッシュコインの相場と将来の価格

現在、1Dashコインの価格は49,560円となっています。冒頭でも書いた通り5月の中旬で19,000円だったので、すでに3倍近く価格が上昇していることになります。特に、三週間前後の値動きは激しく11月3日には30,000円前後でした。しかしその10日後には、あっという間に47,000円にまで到達し、その1週間後には史上最高値である53,000円を記録しました。

ダッシュコインが大きく上昇した理由としては、ちょうど11月12日にビットコインがハードフォークを行わないことを発表しました。これによって、ビットコインキャッシュなど一部の仮想通貨を除く、多くの仮想通貨は下落してしまいました。しかしビットコインの下落が止まった11月12日をきっかけに、下落していた仮想通貨は再び大きく上昇をし始めます。ダッシュコインも例外ではありまえん。

ただ、チャートを見る限りダッシュコインの場合、11月10日のとき、約30,000円でした。ですが、11月12日には26,000円とビットコインに比べると、下落幅は低いことが分かります。以上のことからダッシュコインはビットコインの影響をあまり強く受けない、という可能性があります。ただ、ダッシュコインはビットコインと同様に発行総枚数が他のアルトコインと比べて著しく少ないため、上昇するときは大きいですが、下落するときのスピードもかなり速いことが予測できるので短期売買というよりは、長期で保有しておくことをおススメします。

現在は49,560円となっていますが、何事もなければすぐに50000円も奪還できるでしょう。去年の12月もビットコインは年末の数週間前から、大きく上昇しました。おそらく一般企業のボーナスの配給によって、仮想通貨に手を出した人が多かった、と考えられます。(翌月、中国政府によるビットコインの規制が入り大きく下落してしまいましたが……)

今年も来月はビットコインの価格は上昇と共にダッシュコインの価格が上昇する可能性が非常に高いと予測できます。なので、もしダッシュコインの購入を考えている人は、今月くらいまでに買っておくと良いのではないでしょう。

海外にはダッシュコイン対応のATMも存在している

2016年のビットコインカンファレンスで、ダッシュコインに対応している自動販売機の開発が発表されました。現在少しずつ、ダッシュコイン対応のATMも増えてきているようで、日本でも西麻布や六本木にダッシュコイン対応のATMの存在が確認されているようです。優れた匿名性とスピーディーな決済能力をもったダッシュコインなので、認知度が上がれば、もっと使用される機会は増えるのはないでしょうか。

匿名性と決済スピードという点でダッシュコインは、1,000種類近くあるとされている仮想通貨の中でもトップクラスの優れた仮想通貨だといえます。時価総額では現在6位と若干、数カ月前に比べると勢いが落ちてしまっているようですが、ダッシュコインのスペックから考えると、まだまだ上昇が期待できるといっても過言ではありません。それに匿名性と決済スピードという2つの強い特徴をもっているので、これから様々な企業がダッシュコインとの提携の話などが出てくると予想できます。そうなれば、ダッシュコインはさらに価格を上昇させるでしょう。