仮想通貨の取引を始めるとき、まず仮想通貨取引所に登録をしなければいけません。ビットコインをはじめ仮想通貨は「お金」ではありますが、紙幣や硬貨のように実体があるものではなく、インターネット上で流通しているコインです。あくまでバーチャルな存在であり、売買するにはWEB上で取引所と呼ばれる「銀行」に当たるサイトで口座を開設する必要があります。

日本では取引所の数がまだ少ないためそれほど選択肢はありませんが、海外ではユーザー数や取り扱いコイン数が多いところから小規模で運営されているところまでさまざまな仮想通貨取引所が存在しています。ここでは、国内の取引所を中心に、初心者が登録しておきたい取引所をご紹介します。

取引所登録から取引がスタートするまで

まず、仮想通貨を取引するまでの流れについてまとめてみましょう。取引をするまでにはいくつかの手順で売買できるまでの準備をする必要があります。

1.取引所口座を開設する
最初に、インターネット上にある仮想通貨取引所から登録したいサイトを選びアカウントを開設します。仮想通貨の取引所は、株や債券の取引における証券会社のような存在です。取引所の口座開設でアカウントを作成します。アカウントとパスワードを設定後、登録メールアドレスに確認メールが届きますので、URLをクリックして登録完了です。

取引所によって、この後、電話番号のSMSによる認証コードの入力をするほか、希望取引額によっては本人確認が必要になる場合があります。その際は、個人情報の入力とあわせて本人確認書類の画像アップロードまたはコピーの郵送が必要です。このあたりは一般的な証券会社や銀行口座を作成するのとほぼ変わりません。

2.取引所口座に入金する
仮想通貨取引所の登録が完了すると、取引所から郵送物が届きます。書類に記載の流れに沿って口座へ入金しましょう。仮想通貨取引所への入金方法には銀行振込やコンビニ入金のほかクレジットカードで仮想通貨を直接購入することもできます。

3.仮想通貨を購入する

仮想通貨の取引をするにはまず日本円で取引所が扱っている仮想通貨を購入後、自分の取引したいコインを買うという流れとなります。アカウント画面で自分が購入したい仮想通貨を選択して、日本円(JPY)またはビットコイン(BTC)で数量を選び、購入をクリックすると取引完了です。総資産表を確認すれば、現在自分が保有している仮想通貨の数量や日本円での評価額がわかります。

4.仮想通貨を日本円にする

保有しているコインに利益が出て現金化する場合も、画面から簡単に手続きできます。コインの売却メニューから売りたい数量を入力して売却をクリックするだけで口座に日本円として換金できるので、そのまま銀行口座の出金手続きをすれば完了です。仮想通貨取引所の登録から初回売買までは、ネットバンキングや証券会社のネットサービスを使っている人ならすぐに慣れるでしょう。

なお、入出金に当たっては住信SBIネット銀行の口座を持っておくと何かと便利です。国内の仮想通貨取引所の多くの提携銀行となっているため、入金手数料が無料だったり、入金処理スピードが速かったりと、使い勝手がよい銀行です。住信SBIネット銀行自体も口座の残高や利用状況に応じてATM手数料や振込手数料の無料サービスがあるので、コストをかけることなく仮想通貨の取引を始めることができます。

おすすめの国内取引所「ビットフライヤー」

仮想通貨取引所の口座を開設するなら、まず国内取引所に登録しましょう。日本語サイトで使いやすく、安全性や信頼度も高いので初心者にはぴったりです。万一の時の補償制度を用意している取引所も多いので、不安なく取引を始められます。登録は無料なので、一つに絞らず、気になる取引所を複数持っておくのも自分に合った取引所を見つけやすくなるだけでなく、リスク分散の点からもおすすめします。それでは、国内取引所のうち初心者が登録しておきたいところをご紹介しましょう。

○ビットフライヤー

国内最大規模で知られていて、日本ではコインチェック、ザイフとともに人気が高い取引所です。ユーザー数や取引量、資本金で日本をリードしています。2017年5月から若手女優を起用した地上波のテレビCMで一気に知名度をアップしました。

ビットフライヤーは日本らしい多彩なサービスが持ち味です。クラウドファンディングサービスを提供する「fundFlye」をはじめビットコイン送金がたった1秒で完結する「bitWire」はユーザーの注目を集め、登録者数アップに貢献しています。また、事業者向けサービスとして仮想通貨によるEコマース決済のサポートも提供中で、ビックカメラやH.I.S.といった大手小売店でのビットコイン決済での提携も進められています。このようにビットフライヤー仮想通貨を取り巻くあらゆる方面に影響を及ぼし続けているのです。

ビットフライヤーのおすすめポイント

仮想通貨取引所で取引するまでの流れとおすすめ取引所・大手企業が株主で資金豊富
三井住友フィナンシャルグループやみずほフィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャルグループをはじめリクルートや第一生命など日本を代表する企業が株主となっています。資本金41億円を背景に、安定した経営と堅実な運営によって、ユーザーからの安心感も群を抜いている取引所です。

・セキュリティ対策が万全
次世代暗号システムをはじめネットワーク上のセキュリティ対策に力を入れています。ログインにあたっては2段階認証や自動タイムアウト、アカウントロック機能など、万一不正ログインされてもダメージを最小限に抑えるハードルを何重にも設定しています。ユーザーアカウントの登録にあたっっては本人確認や携帯電話番号認証、本人確認書類の確認といった個人情報チェックによって不正登録の防止に努めています。

・補償制度あり
不正ログインによって出金された場合、日本円のみですが最大500万円まで補償制度が設けられています。仮想通貨取引所を巡る不正流出事件が増加傾向にある現在、万一の事態にも補償が受けられるのは画期的なサービスといえるでしょう。

おすすめの海外取引所「Binance(バイナンス)」

海外取引所ならではの豊富な取り扱いコインが魅力。なんと80種類以上もの仮想通貨を取引できます。バイナンスでは取引手数料を安くするコツがあります。それがバイナンスコイン(BNB)の活用です。バイナンスが独自に発行しているアルトコインで手数料決済を行うと、通常手数料0.1%がなんと50%引きの0.05%になります。100万円の取引なら500円、1,000万円なら5,000円の手数料で済むのは、海外取引所のなかでも得メリットの高いポイントです。

また、海外取引所のなかでは珍しく、バイナンスは日本語サイトも用意されています。国内取引所のサイトと同じレベルのものとはいえませんが、基本的な取引なら問題なく利用できるはずです。なお、バイナンスでは海外に拠点を置く取引所なので、日本円での入出金には対応していません。一度、外貨や仮想通貨に換金してから取引する必要があるため、売り買いのタイミングでタイムラグが生じたり、手数料でネックとなる場合があるのは注意しておきましょう。

ここでは、一般的な取引所の登録方法と、国内と海外の取引所のおすすめを2箇所ご紹介しました。登録するだけならコストも掛からないので、まずはこの二つから口座を開設してみてください。