仮想通貨もチャート分析が可能です

ビットコインの相場と価格が変動する理由、ビットコインの取引画面の見方とチャートについて、確認してみましょう。

ビットコインの相場の変化

ビットコインの相場は、2009年から2012年は無価値の状態が続きました。2013年になって突如として価格が上昇しましたが、中国での需要が高まった影響といわれています。その後、乱高下を繰り返し、2015年末くらいから再び価格が上昇していきます。2017年には60万円を超える水準まで急騰します。2014年の価格が15万円前後なので、その価格は約4倍になったといえます。

2017年の直近では、ビットコインの相場は乱高下を繰り返しています。2017年9月初めに50万円台の価格を記録しましたが、同じ月で、価格は30万円台まで急落しました。たった2週間で20万円の下落し、再び価格が上昇に転じて60万円台となりました。ビットコインの相場は長期でも短期でも価格変動が激しい特徴があるといえます。

ビットコインの価格変動の理由

ビットコインの相場はなぜ変動するのか、その理由について、確認してみましょう。

1.市場参加者の事情
ビットコインの評価が現在では、定まっていないものです。ビットコインは、利用価値は高が、実態が不明であるが、上手く取引すれば、儲かるらしい新しい決済手段であるというのが世間のイメージです。よって、値上がりを期待して購入しても、情報に敏感になっているのが現在の実情です。現在の市場参加者は、価格が上がるという情報と下がるという情報の極端な情報に影響されています。

また、市場参加者が少なかったり、取引量が少なかったりすると、価格が乱高下する原因になります。取引量が少ないところに、ビットコインが必要になった人が比較的大きな買い注文を出すと、買いに見合うだけの売り注文がないと、価格が急上昇します。その逆でも同じ状況となります。ビットコインは市場参加者が少ない状態なので、市場参加者が増えて取引高が増えれば、価格が安定してくる可能性もあるでしょう。

2.プロの参加者がいない
ビットコインの参加者は現在では、まだ少なく、相場のプロが参加していないのが実情です。よって、現状でのビットコインの参加者は素人が中心であるため、情報に敏感であり、取引に不慣れな人が多く、価格が乱高下しやすい原因となっているといえます。

3.国家等による規制と中央管理者
ビットコインは国境をまたいで取引が行われますが、各国での法規制は整っていません。よって、ビットコインに関する規制が行われると価格が乱高下する可能性があります。中国では、一時、ビットコインの取引が過熱して、国の介入が実行された時もありました。

各国での法規制が整うと、安全な取引が可能になり、長期的には価格が上昇する可能性もあるでしょう。また、ビットコインは、円などの通貨と異なり、中央管理者がいない状態です。よって、ビットコインは取引をしている全員で決めることになります。その影響で価格に対する意見が対立して、乱高下する要因となります。

4.ストップ高やストップ安がない
株式市場の場合は、行き過ぎた価格変動を防ぐために、ストップ高・ストップ安があります。この仕組みは変動しても良い範囲をあらかじめ決めておき、株価がその上限まで変動したら、それよりも価格を大きく変動させないという仕組みになっています。しかし、ビットコインにはこの仕組みがないため、価格はどこまでも変動し、乱高下する要因となります。

ビットコインで稼ぐ方法

ビットコインで稼ぐ方法ビットコインは価格変動が激しく、乱高下しやすい特徴があります。この価格変動を「怖い」と考えるか、「チャンスが大きい」と考えるかで、ビットコインの取引で稼げるかどうかが決まるといってもいいでしょう。

ビットコインは、急に価格が変わる相場なので、怖さはあります。しかし、一瞬で大きな成功を得られる可能性があります。価格が上昇するときも価格が下落するときにも取引可能なのが、ビットコインの取引です。

ビットコインで稼ぐ方法としては、価格上昇時に、取引所でビットコインを買う方法と、レバレッジを利かせて、ビットコインを大きく買う方法があります。また、価格が下落時に、ビットコインを手元に持っていなくても、売りから取引を開始できます。売りから始めて、価格が下落したところで買い戻す方法があります。

ビットコインを扱っているすべての取引所で、これらの取引が可能です。おすすめしたいのが、日本で最も有名な取引所の一つで、極めて流動性が高いビットフライヤー(bitFlyer)です。ビットフライヤーでは、複数の仮想通貨の取り扱いがあり、顧客数も多いです。すなわち、ユーザーが多いので、、「買いたいときに適切な価格で買う」「売りたいときに適切な価格で売る」ことができます。

ビットコインの取引画面の見方

ビットコインの取引を行うにあたっては、取引画面の見方を覚えておく必要があります。
取引画面は5つのエリアに分かれます。

1.チャートエリア
チャートエリアでは、ビットコイン/日本円の取引チャートが表示されます。

2.取引履歴エリア
取引履歴エリアでは、直近の取引で、いくらでどれだけの数量のビットコイン取引が
成立しているかを確認できます。

3.板情報エリア
板情報エリアでは、現在、どのBTC価格にどれくらいの数量の注文を出しているかと
いう「板情報」が表示されます。

4.注文履歴エリア
注文履歴エリアでは、「注文と履歴」と「チャット」のタブが設定されています。「注文と履歴」タブの「アクティブな注文」には、現在、取引している注文数量、価格、リミットが表示されます。また、「取引履歴」には、直近の取引の数量、価格、日時が表示されます。「チャット」のタブでは、ログインを行っている別のユーザーとチャット形式でやりとりをすることができます。

ビットコインのチャート

ビットコインでは、FXや株と同様に、レートの値動きが存在します。この値動きを表したものを「チャート」といいます。チャートは、時間を横軸、価格を縦軸にして、過去から現在までのビットコインの価格相場が分かる様になっています。チャートはリアルタイムのビットコインの価値を表し、過去から現在までの相場を見ることができます。

ただし、チャートは将来のビットコインの価値を表すものではないです。しかし、チャートの見方が分かればレートを読み解くことができ、直近のビットコインの値上がりや値下がりを予測することができます。逆にチャートを読み解けないと、将来の予測を立てることも出来ません。なぜなら、ビットコインには値動きがあり、需要と供給の関係で価値が決定するからです。

ビットコインのトレードで稼ぐ上で、チャートを見る時のポイントは、ビットコインを売買するタイミングを間違えないことです。具体的には、チャートが右肩上がりの傾向の時は、ビットコインの買い時であり、チャートが右肩下がりの傾向の時は、ビットコインの売り時になります。チャートが右肩下がりなると損をしてしまうのではないかと考える人がいます。さらに値下がりするのではないかという不安はよぎるのでしょう。チャートの癖とビットコインの売買のタイミングがわかれば。大幅な損失を被ることはないでしょう。

ビットコインの市場は未成熟な状態であり、価格変動も激しい特徴があります。しかし、株やFXと同じように、チャートがあるので、価格を予測することはできます。まだ、参加者が少ない状況ですが、今後、参加者が増えることで、価格が上昇する可能性はあるといえます。