2018年6月のビットコインチャートは再び下落傾向へと推移し、仮想通貨投資家の中にはビットコインに対して下落基調が続くのではと予想している方達もいます。しかし、一方で様々な企業が仮想通貨を活用した新たなプロジェクトを立ち上げたり、リップルを使った国際送金サービスを発表したりとポジティブ材料になるニュースもでている状況です。従って、2018年の仮想通貨市場は様々な課題を残しつつも、一歩ずつ前に進んでいる印象を受けます。

そして、そんな仮想通貨市場を見て興味関心を持った初心者の方もいるでしょう。ただ、仮想通貨に興味関心を持っても、仮想通貨取引ができるわけではありませんので、その為に取引所に口座開設を行いウォレットの準備をして入金作業をする必要があります。しかし、仮想通貨未経験者からすると、国内のいくつかの仮想通貨取引所でさえ、複雑なイメージを持ってしまう事もあり、なかなか仮想通貨デビューをためらってしまうこともあります。

そこで今回は、そうした仮想通貨に興味があるけれど、取引を始めるまで不安な方に向けて国内で有名な仮想通貨取引所の、DMMBitcoinの概要や特徴、使い方について説明していきますよ。あなたも、この機会にDMMBitcoinで仮想通貨を始めてみてはいかがでしょうか。

DMMBitcoinとは

DMMBitcoinとは、元々株式会社東京ビットコイン取引所が名称変更と新サービス導入を行った取引所のことで、旧サービスを含めると2017年以前から運営していました。親会社は、サービス名にもあります株式会社DMM.comで、現行のサービスが始まったのは2018年1月11日になります。

取り扱っている仮想通貨は、7種類でどれもメジャー仮想通貨と呼ばれる通貨で、ビットコイン・イーサリアム・ネム・リップル・ライトコイン・イーサクラシック・ビットコインキャッシュとなっています。ちなみに、メジャーな仮想通貨というのは、時価総額10位以内であったり国内の大手仮想通貨取引所で取り扱っていたりといったように、仮想通貨市場で普及している通貨のことを指します。特にビットコインは仮想通貨の基軸通貨と呼ばれる通貨で、主なアルトコインはビットコインの価格に連動したチャートを形成しています。

続いて通貨ペアですが、2018年6月時点で14種類のペアが提供されています。仮想通貨初心者の方のか中には、通貨ペアの意味が分からない方もいるので簡単に説明しますが通貨ペアというのは、為替取引をする際に売買を行う通貨の組み合わせのことです。

たとえば、日本円/ビットコインという場合は、チャートが日本円とビットコインの価格差で表されます。もっと身近な例では、ドル円がイメージしやすいのではないでしょうか。テレビのニュースなどでも、本日のドル円相場は1ドル○○円のように、通貨同士の価格を説明していることがありますよね。これと同じように、仮想通貨にも通貨の組み合わせがあり、ビットコイン・イーサリアム・ネム・リップル・ライトコイン・イーサクラシック・ビットコインキャッシュに対してそれぞれ日本円がペアとなっているパターンがあります。

また他にも、ネム・リップル・ライトコイン・イーサクラシック・ビットコインキャッシュに対してビットコインがペアになっているものと、ビットコインとイーサリアム、イーサリアムとイーサクラシックの通貨ペアがあります。

ですから、国内の仮想通貨取引所の中でも比較的通貨ペアのバリエーションが多いといえますし、初心者の方でも様々な通貨ペアに触れながらビットコインやメジャーなアルトコインについて知ることができる取引所です。

DMMBitcoinの取引方法

DMMBitcoinを知る上で欠かすことのできない要素が、取引方法についてなのですが仮想通貨投資家にとってどのような取引方法が提供されているのかは、収益にも影響があります。DMMBitcoinの取引方法は2つあり、1つは現物取引・1つはレバレッジ取引が提供されていて、主要な仮想通貨取引所同様のサービスといえます。

仮想通貨投資初心者は、この取引方法について悩むと思いますが最初は現物取引から始めるのが一般的です。なぜなら、レバレッジ取引と比較して仕組みが分かりやすいことと、性質上レバレッジ取引よりかはリスクを抑える事も可能な点にあります。また、DMMBitcoinの現物・レバレッジ取引どちらも通常の取引方法と同じなので、身構える必要はありません。

現物取引の特徴は、注文は買いからのみで購入した仮想通貨は他の取引所で売買することや、決済や送金手段として用いる事が可能です。対してレバレッジ取引の特徴は、注文が買いと売りどちらかでも可能な点と、購入した仮想通貨は他の取引所で売買することなどはできません。また、先物取引のように入金額の何倍もの取引ができます。

DMMBitcoinのメリット

DMMBitcoinのメリットから説明します。1つ目は、取り扱い通貨と通貨ペアの組み合わせが豊富という点です。海外の仮想通貨取引所は100種類以上取り扱っているので、そこと比較してしまうと少なく感じてしまいますが、メジャーな仮想通貨のみを取り扱っている点で信頼性や安全性を重視しているといえます。

また、国内の仮想通貨取引所では7種類もの仮想通貨を取り扱っているのは珍しく、これだけでもDMMBitcoinで口座開設する大きなメリットといえます。理由は、仮想通貨投資家にとって取り扱い仮想通貨が多いと様々な取引戦略を考える事ができるからです。

たとえば、ビットコインのみしか取り扱っていない取引所で取引しているとします。2017年のようにビットコインが上昇相場であれば、収益も増えますし、他の仮想通貨に手を出さなくてもある程度継続な利益は見込めます。

しかし、2018年のような上下に大きく変動するような相場でビットコインのみで取引していると、損失がダイレクトに資金繰りに影響します。また、ビットコインのみしか取り扱っていない仮想通貨取引所にとっても痛手で、下落相場時には投資家も資金回収して取引量が減りますので、結果的に取引所の利益も減ってしまいます。このように、取り扱い通貨の数が投資家・取引所双方にとって重要なポイントになっていることが理解できたでしょう。

DMMBitcoinの手数料

手数料が無料のDMMBitcoinで取引する事でコストを抑えた取引が可能さらに、手数料コストのほとんどが無料という点です。仮想通貨投資家にとって手数料コストは、抑えたいポイントではないでしょうか。1回の手数料が少額でも取引回数が多ければ、その金額も積もり積もって大きなコストになります。

したがって手数料が無料のDMMBitcoinで取引するという事は、コストを抑えた取引が可能という事です。特に注目すべき点は、取引手数料に関しては現物・レバレッジ共に無料ですので、取引回数や金額を気にせず取引ができるということです。

DMMBitcoinのデメリットと将来性

続いてデメリットについてですが、こちらは仮想通貨投資家によっても意見が分かれる部分ですがスプレッドの厚さについてです。2018年1月に現行のサービスが始まったので、仮想通貨のスプレッドの厚さについて他の仮想通貨取引所よりも厚い時もあるでしょう。

しかし、スプレッドというのは取引所の設定もありますが、それ以上に仮想通貨市場全体の状況によっても調整が入ったり、スプレッドが小さくなったりと時と場合によって変更が加えられることがあります。ですから、スプレッドのみに固執せず、今後のDMMBitcoin全体について冷静に注視するのが中立的な見方といえます。

これから仮想通貨取引を始めたい、もしくは様々なアルトコインでも取引してみたい方はDMMBitcoinを1度チェックしてみて、自分に合いそうかどうか調べてみるのもいいでしょう。