仮想通貨モネロとは?
日本国内では「コインチェック」で取引できる仮想通貨モネロ(通貨名:XMR)は、プライバシーを強化する匿名性の機能を持った仮想通貨です。モネロは2016年から1年間で約20倍もの価格上昇をしております。2017年8月には韓国の取引所「bithumb」で取引されるという報道で大きく価格上昇をしております。モネロはビットコインのソースコードを元にしてはいませんが「Proof Of Work」を採用しております。つまりビットコインの基盤とは違うものの、マイニングはビットコインと同じです。ですので「資産が偏りやすい」というデメリットがあげられます。
「Proof Of Work」は「仕事量の証明」ということでより多い容量のソースコードを生成すればするだけコインを得やすいという仕組みになっております。マイニングに必要なのはまず膨大な容量があるスーパーコンピューターと膨大な容量を捌けるだけの電気代のみです。なのでモネロのマイニングはやはり資産家に偏ってしまうことが多いようです。ではなぜ現在仮想通貨の時価総額ランキングで10位以内にモネロが入っているのか。今回はそれを説明していきます。
モネロの魅力とは?
まず上記ではモネロのデメリットを上げました。「資産が偏りやすい」というデメリットですがこれはマイナーにとってのデメリットです。では一般の投資家にとってモネロはどのような魅力があるのでしょうか?まずモネロの一番の魅力とはなんといっても「匿名性が強い」というのがあげられます。この匿名性が強いことで一般の投資家にはどのような魅力があるかと言いますと、まず大きいところは「ハッキングがされにくい、むしろ不可能」といった点でしょう。ビットコインでは匿名性があまり強くないため本当に稀ですがハッキングをされることがあります。コンピューターないでの取引なのでハッキングをされるリスクは無きにしも非ずです。しかしこのメリットだけでモネロは仮想通貨の時価総額ランキングで10位以内に入れるのでしょうか?
モネロの匿名性はどのくらいすごいのか?
匿名性が優れているだけで時価総額ランキング9位に君臨する理由がイマイチわからない人が多いと思いますのでここでモネロの「匿名性」がどのような仕組みなのかを解剖していきます。
モネロの匿名性はどのくらいすごいのか?まずこの匿名性が凄い点はハッキングが不可能ということを上げました。つまりハッキングが不可能ということは「誰がコインを持っているか不明確」ということになってきます。モネロのアドレスは2種類に分かれており「閲覧用」と「送金用」の2種類のアドレスから成り立っております。2つに鍵から生成されており、非常に長いアドレスです。アドレスはマスターキーみたいな役割を果たしており、送金を行うたびにマスターキーがランダムなワンタイムアドレスを生成します。送金のときにはワンタイムアドレスにコインが送られるため第三者がマスターキーとなるアドレスを見ても取引履歴を見る事はできません。「閲覧用」のキーを公開することで取引履歴のみをみることができます。
このようにモネロの取引履歴は「閲覧用」のキーを持つ者のみが閲覧可能になります。しかし閲覧用のキーを持っていたとしても送金履歴は非常に長いワンタイムアドレスが次々に生成されるため見る事は不可能になります。実際にハッキングをするときに必要とされるのか「送金履歴、取引履歴」の二点です。一般の仮想通貨は送金履歴、取引履歴のアドレスがセットになっていますがモネロでは送金履歴のアドレスと取引履歴のアドレスが全く別物なので仮にAさんとBさんの取引履歴のアドレスが分かったとしても送金履歴はわからないのでハッキングは不可能です。逆もしかりです。送金履歴が見れたとしても取引履歴が見れないのでハッキングは不可能になります。簡単に言うのであればあなたがコンビニの店長だとします。商品の在庫を見るために2つのバーコードが必要ですが商品にはバーコードが1つのバーコードしか存在しません。もう一つのバーコードは世界中のなにかしらの商品についています。こうなったらあなたはきっとコンビニの店長を辞めたいと思います。もう一つのバーコードは日本に存在するとは限りませんから。むしろこんな在庫を見るために手間がかかるのなら仕事にもなりませんよね?
これがモネロの仕組みです。ハッカーたちは仮に閲覧キーだけを手に入れたとしても送金キーを見つけるために膨大な時間をかけなくてはいけないのです。なのでハッカーたちは時間の無駄だと分かっているのでハッキングはしません。よってモネロは世界で一番情報漏洩がない仮想通貨と言われております。
長くなってしまいましたがモネロの匿名性のすごさはこういった内容になります。でもハッキングはされないとしても、まだまだリスクがあるのではないか?と思う人も多いでしょう。リスクと言えば「暴落をしないか」とか「市場操作」されないかという不安がこみあげてくると思います。なので次にモネロの不安点を解消していきます。
モネロは暴落しないのか?
実際のところ金融商品なので暴落しないことはありえません。どの通貨も暴落する可能性を秘めています。それはイーサリアムやビットコインも同じことが言えます。しかし今のところは暴落する可能性は低いと言えるでしょう。その理由は需要にあります。他の仮想通貨ではここまで匿名性に特化した通貨はありません。つまり匿名性があるということは「通貨を用いる用途を知られないで取引できる」ということです。
実際に現在、現金での取引は色々な問題を抱えております。例えば日本では定期預金を下すときに理由を細かく聞かれたり預金で買うものの明細などを持ってきたりしなくては、自分のお金を引き出す事すらままならないといった状況です。自分のお金なのに自由に使うことができないのは問題ですよね?これは大きい力によって支配されているからです。現物通貨ではそういった問題が起きています。しかし仮想通貨では支配するものがないのでみんなが平等に取引できるのです。その中でも優れた匿名性を持ったモネロではさらに自由に取引ができます。この「自由な取引」がモネロの利用者から絶大な支持を受けております。そして意外な層に支持を受けている通貨なのです。その層とは「闇取引をする層」です。闇取引と聞いて一気にモネロを買う気が失せた人もいるでしょうがこれにはしっかり目を向けて欲しいです。
アメリカや日本、中国などの先進国では闇取引のマネーが国を支えていることもあります。そのくらい大きなお金が動くのです。お金は流れないと意味がありませんよね?しかし現在の金融はお金を何に使うかまで管理しているのです。100万円以上の買い物をするときに何を買うのか?というのは普通に聞かれるものです。この管理によって闇取引の業者は取引がしづらい時代になったのです。このままでは業者自体がつぶれてしまい国にも影響がおよぶということで目を付けたのがモネロなのです。モネロの匿名性は非常に優れているため誰がどのくらいの資産を保有しているのかは全くわかりません。なので闇取引業者は現金をモネロに変えて業者間の共通の通貨としてモネロを利用しているのです。この層がモネロから撤退しない限り、モネロは暴落しません。そしてここ数カ月で韓国の参入によりモネロが暴騰しました。これも韓国の投資家や闇取引業者が参入したものと考えていいでしょう。
これからも需要が増えると予想されるモネロ
いかがでしょうか?モネロは様々な用途で用いられている通貨です。闇取引業者が通貨を支えているのは事実ですがこの層以外にもお金を持っているけど信用情報が無い人や色々訳アリの層がつかっているのです。しかしこれは金融業界の新しい革命だと思っています。従来の金融は信用情報や定職についてないと取引できなかったことが多かったです。しかしその基準のおかげで市場参入者の量が減り金融危機を迎えようとしていた最中、匿名性の強いモネロの誕生によってさまざまな層が金融市場の参入を実現させました。これは革命です。これからも市場参入者が増える予定のモネロ。皆さんも市場に参入してみてはいかがでしょうか?
<【最強のセキュリティ機能を持つ仮想通貨モネロ】匿名性の強いモネロの誕生によってさまざまな層が金融市場へ参入>まとめ
1.仮想通貨モネロを理解する
2.仮想通貨モネロのメリットとデメリットを理解する
3.仮想通貨モネロの「匿名性」がどのような仕組みであるかを理解する
4.仮想通貨モネロが暴落する可能性は限りなく低い
5.匿名性の強いモネロの誕生によってさまざまな層が金融市場へ参入
仮想通貨はモネロのセキュリティの強さで、これまでとは違う層が市場に参入してきました。今後も仮想通貨市場全体が拡大して行く中で、このモネロの果たす役割も大きくなり、それがさらに需要を増やしていくと予想されます。モネロへの参入チャンスは今がベストと言えるでしょう。