オントロジー(Ontology)は、仮想通貨ネオ(NEO)から生まれた仮想通貨です。2018年3月に無料配布されたので、比較的新しいアルトコインの一つとなります。アルトコインの種類は月日が経つと共にどんどん増え続けていますが、それぞれ特徴や将来性に違いがあるので、購入前にしっかり頭へ情報を入れておくのが購入に失敗しないコツです。
今回は仮想通貨オントロジーの概要や価格推移、将来性などについて説明をしますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
仮想通貨オントロジー(Ontology)はネオをベースとしたアルトコイン
仮想通貨オントロジーは仮想通貨ネオをベースにして作られたアルトコインで、2017年11月に公開、2018年3月にネオを持っている人に無料で配布されました。通貨単位はONTとなっています。仮想通貨ネオは中国の企業が開発した仮想通貨で、スマートコントラクト技術が備わっており、それをベースにしたオントロジーにも同様の技術が受け継がれているのです。
アルトコインには発行枚数が決まっているものもありますが、オントロジーは最大発行枚数が10億ONTと決められています。仮想通貨は基本的に発行枚数が少ないほど、1枚の価値が高くなるものです。ちなみに有名なビットコインの発行枚数は2,100万枚とされており、それに比べるとオントロジーは発行枚数が多いと言えます。
しかしリップルは1,000億枚ですから、それと比較するとそこまで多い枚数ではありません。さらに仮想通貨の特徴によっても変わるので、発行枚数が少ないビットコインよりオントロジーの価値が低いとも言い切れないのです。
その他、オントロジーは高い処理能力を持っているという特徴があります。オントロジーのベースであるネオは、1秒あたり1,000件以上の処理が可能なのですが、その技術はもちろんオントロジーにも継承されているのです。処理速度が遅いと送金の際に時間がかかってしまうのですが、オントロジーは処理能力が高いので、そのような問題に直面するのを防げます。
上場当初から注目されている仮想通貨オントロジー(Ontology)
次にオントロジーの価格推移について説明します。オントロジーは配布されたとほぼ同時に上場しているのですが、上場した当初から価格はぐんぐん伸びています。オントロジーは上場したばかりの頃は日本円で200円ほどの価格でしたが、6月には1,000円ほどにまで価格が上昇しています。約4〜5倍の価格ですから、これをきっかけにしてオントロジーに注目し始めた人がたくさんいるのです。
2018年7月5日現在の1ONTの価格は564.44円となっています。4月に比べると半分の価格になってはいますが、ランキングでは23位となっているので、今後も価格が上昇する可能性は十分にあるでしょう。
日本円での時価総額も2018年7月現在で約850億ぐらいなので、だいたい1億5千枚ほど発行されているということになります。上限までかなりの枚数があるので、今も価格の推移に注目する価値がありそうです。
仮想通貨オントロジー(Ontology)はバイナンスで購入可能
ビットコインやイーサリアムなどは国内の取引所で購入ができますが、オントロジーは現段階では日本円で購入することができません。したがって、「国内の取引所に口座を開設→ビットコインを購入して海外の取引所へ送金→オントロジーを購入」という手順となります。
国内の取引所はビットコインを扱っているところならどこでも構いませんが、おすすめは「GMOコイン」です。GMOコインはGMOインターネットのグループ企業で、金融のノウハウが活用されています。近ごろは金融庁の登録がまだ済んでいない「みなし業者」が話題になっていますが、GMOコインは金融庁の登録が済んでいるのでその点は安心です。
さらに東証一部上場グループで信頼度も高く、様々な手数料が無料なので使い勝手も良いと言えます。すでにビットコインが購入できる口座を開設済みの人はそちらで構いませんが、これからオントロジーの購入のために新しく開設する人は、ぜひGMOコインを利用してみてください。
ビットコインの購入が終わったら、それを送金するために海外の取引所に登録をしなければなりません。日本ではまだ海外の取引所に対してあまりなじみがありませんが、「バイナンス(Binance)」は比較的多くの日本人ユーザーがいるのでおすすめです。
バイナンスは2017年に中国で誕生した取引所なのですが、現在は日本語にも対応しているので、英語が苦手な人でも安心して利用できます。ただし本人確認するのにはパスポートが必要です。本人確認をしないと1日2BTCしか出金できないので、まとめてたくさん出金したい人はパスポートを準備しておきましょう。
国内の取引所でビットコインを購入し、バイナンスへ送金したら、あとはバイナンスでオントロジーを購入するだけでOKです。少し手間に感じるかもしれませんが、これまでのオントロジーの価格推移を考えると、何枚か購入しておいても損はないと言えます。
「アリババ」と連携済みの仮想通貨オントロジー(Ontology)の将来性
一度は価格が4倍以上に膨れ上がったオントロジーですが、将来性がなければたくさん購入するのは不安のはずです。海外の取引所に口座を開設する手間もありますから、それなりに未来が明るい仮想通貨を買う方が損をしなくて済みます。
オントロジーの将来性がどうなのかと言いますと、様々視点から見て、期待できると考えられる仮想通貨です。オントロジーの開発者であるオンチェーン社(onchain)は将来的に政府と連携することを目標としています。政府と連携するのは簡単ではありませんから、現在のスマートコントラクト技術や処理能力だけにとどまらず、さらなる技術の向上を目指していくはずです。そうなれば自然とオントロジーの価値自体も上がるはずですから、将来性に期待ができると言えます。
また、オントロジーは中国で有名なEC「アリババ」とも連携しています。アリババは日本でいうAmazonなので、Amazonとオントロジーが連携したと考えればイメージしやすいでしょう。その他、先ほどご紹介した「バイナンス」は取引高が世界で1位と言われている大手取引所です。多くの人が利用する取引所に上場しているということは、様々な国で使用される可能性があるということになります。
どんなものでも購入しやすいことは、知名度や人気度が上がるのに必須の条件です。日本は現段階ではビットコインをバイナンスに送金する必要がありますが、世界的に有名な取引所に上場されているということは、今後は日本でも直接購入できる可能性もあります。そうなれば日本での知名度もより高くなるはずですから、ビットコインやイーサリアムなどと並ぶ有名コインになるかもしれません。
ビットコインの価格高騰をきっかけにして、数々のアルトコインに興味を持ち始める人は増えています。その中でどれが次にブレイクする仮想通貨なのかは、誰も確実に「これだ」とは言えません。しかし将来性がある仮想通貨を早めに購入しておき、チャートを確認しておくことで投資に利用することも可能です。その点から考えて、オントロジーは今から購入しておいても損はない仮想通貨だと言えるので、これを機会に購入を検討してみても良いのではないでしょうか。